日本語の「れる」「られる」は受身を表す用法以外にも、可能、自発、尊敬の意味を表すことがあります。
私は彼の質問に答えられなかった。(可能)
× I was not answered his question.
○ I couldn't answer his question.
春の気配が感じられる。(自発)
× I am felt the signs of spring.
○ I can feel the signs of spring.
○ The signs of spring are in the air.
その先生は3月で辞められた。(尊敬)
× The teacher was retired in March.
○ The teacher retired in March.
また日本語では「妻に出て行かれた」のように「行く」という自動詞を受身の形にすることがありますが英語で受身の形にできるのは他動詞だけです。
「妻に出て行かれた」は
×I was gone out by my wife.ではなく
○My wife walked out.とするか、日本文にある被害の意味を込めるためにon meを加えて
○My wife walked out on me.とします。
さらに、受身の文の主語の立て方にも注意が必要です。
例えば「私は自転車を盗まれた」と言いたいとき
×I was stolen my bike.と表現したくなりますが「盗まれる」のは「私」ではなく「私の自転車」なのだから
○My bike was stolen.とするか、被害の意味を強めて
○I had my bike stolen.とする。
受身の場合その主語は他動詞の意味上の目的語です!
日本語の「れる」「られる」は英訳するときに受身で考えやすいですが主語がその動詞の意味上の目的語になるかを考えると受身に出来るか出来ないかの判断にするのに役にたつのではないかと思います!
ホントはそんなこと考えずにさらっと文が浮かぶのが一番いいんですけどね(^^ゞ
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