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たっつんさんの日記

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2012年
04月21日
00:07 たっつんさん

世界のダメダメ英語

  • 英語の話題
 ダメダメな英語を使っているのは、日本だけじゃない。

 ''think global, act local'' というスローガンがあるが、この英語のどこがダメだかわかるだろうか?

 ダメなポイントがいっぱいある。
 これだけで、どこから説明していいいかわからないくらい、「あぁ英語わかんないんだな」ってのがわかる。

 ある建築家がブログタイトルのサブタイトルとして、なんのためらいもなくこのスローガンを使用していたのには、呆れたことがある。彼は某旧七帝大、大学院卒の建築家だ。

 旧七帝大の大学院卒がこのレベルってことは、いわゆる日本の知識層っていわれるレベルから、英語が理解できていないっていうのを証明しているようなもの。

 これ、はじめはJapanese Englishだと思った。こんなダメダメな英語を、ためらいもなく使えるのは日本人だけだろ、って思ったからwwwwww

 でも、調べてみてびっくり。なんと英語のルーツ(からの通過点)でもあるノルウェーが、ある電気自動車の会社名に使ってたっていう事態が判明した。
http://webdealhosting.com/shared-hosting/ez-publish-webho...

 尤もこのサイトと企業名は、Th!nk Global Companyといったそうだが、今は存在していない。そりゃそうだ。国際的なエコブームに乗っかろうとして、国際的な英文法のド基礎を間違えているんだから、とりあえず撤退だw

 イギリスのお隣と行ってもいいくらいの距離にいるノルウェー人も英語できないと思うと、何か安心するwwww
 ま、僕らも韓国語、中国語、ロシア語できないしね。

 そのくらい英語がわかってないってのが、わかっちゃうのがこのthink globalっていうフレーズ。

 何が違うって、全部違うの。算数でいうと、2-5=3ってくらい違うの。
 教える際につい、「え〜…っとねぇ…」と言いたくなってしまう感じ。

 日本語だと形容詞の英語を使って「globalに考える」っていう和製英語日本語ができあがっちゃうのが、こういう間違った英語の温床になっている。
 歴史上の観点から観ると中国語をアレンジして、現代では英語も組み込みこんできたsuper hybrid languageの日本語の功罪がここにある。

 でね、この英語の正しい言い方は、think は他動詞、自動詞があって、自動詞の場合は常に第1文型。つまり、後に形容詞は続かない!

 グローバルに考える、という日本語の意図するところを英語でいうなら、think を修飾する副詞、globally が必要。よって、think globally, act locally. というのが正しい言い方になる。
 もっというと、「グローバルに物事を考え、地域的観点で活動する」ということなら、think it globally, act locally だと思う。

 動詞が何によって修飾されるのかが、叙述形容詞がどういう文法で使われるのか、全く理解されていないのがわかるのが、この think global, act local、というスローガン。
正直、中学高校初級レベルの内容。
 この間違いに気づかずに大学院卒が使うってのは、いかに日本の英語教育が失敗しているか、暗記科目になっているかがわかる。

 専門性があれば英語なんかできなくても大学院卒でいいけど、ブログのサブタイトルに英語を使うなら調べてから使おうよ! なんなら、みんながわからないアラビア語とかにするとかさw  英語=カッコイイじゃないよ。
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コメント

1番~6番を表示

2012年
04月22日
07:09
さん

1:

私の考え

標語のような言葉に文法を考える必要があるのでしょうか。

おっしゃっていることは正しい。
が、標語は「分かり易く、簡潔に」だろうと思います。
文章に使っているのであれば、みっともない話でしょうけど、文法にかなう単語の並べ方をが迫力に欠けていることは否めません。

標語は、人がわかればいい というのが私の考えです。

2012年
04月22日
19:59
たっつんさん

「標語はわかればいい」と言いますが、これはわかる範囲を超えています。

主語を仮に I とした場合、 I think global. I act local. なんて意味不明です。訳せません。

2012年
04月22日
20:57
さん

4:

>>3 たっつんさん

日本語で、「火の用心」と言ったら、文法的にどう解釈しますか。
これを普通の日本語に書くとすれば、「火にご用心ください」でしょうね。
「火の用心」は、非文法的な句ですが、意味は通じるでしょう。

あなたの英文は、「考えることはグローバルに、行動することはローカルに」と考えればどうでしょうか。

あるいは、「大局的に考え、細心の注意を払って行動を」でも。

もちろん、正しい英語ではないから、私の訳文は誤訳ですが、言おうとしていることはそんなもんでしょうね。


文章や、会話では、文法的に正しい英語を、 ということには賛成です。

2012年
05月05日
15:48
たっつんさん

追伸

意味は通じるそうです。しかもそのほうがスローガンとしてシンプルだ、とのことです。副詞を使うのは、まどろっこしいそうです。

2012年
05月28日
16:34
ノロイさん

標語ではないですがAppleのキャッチコピーの"Think Different"を思い出しました。
cf.) http://jp.wsj.com/japanrealtime/blog/archives/8051/

日本語のコピーの「おいしいを食べる」とか「かわいいを着る」。こんなの見たら日本語を学習している外国の人たちはきっと混乱すると思います。でも私たちは平気で受け入れますよね。
こういった破格を楽しめるのはネイティブならでは、ではないかと思います。

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