ダメダメな英語を使っているのは、日本だけじゃない。
''think global, act local'' というスローガンがあるが、この英語のどこがダメだかわかるだろうか?
ダメなポイントがいっぱいある。
これだけで、どこから説明していいいかわからないくらい、「あぁ英語わかんないんだな」ってのがわかる。
ある建築家がブログタイトルのサブタイトルとして、なんのためらいもなくこのスローガンを使用していたのには、呆れたことがある。彼は某旧七帝大、大学院卒の建築家だ。
旧七帝大の大学院卒がこのレベルってことは、いわゆる日本の知識層っていわれるレベルから、英語が理解できていないっていうのを証明しているようなもの。
これ、はじめはJapanese Englishだと思った。こんなダメダメな英語を、ためらいもなく使えるのは日本人だけだろ、って思ったからwwwwww
でも、調べてみてびっくり。なんと英語のルーツ(からの通過点)でもあるノルウェーが、ある電気自動車の会社名に使ってたっていう事態が判明した。
http://webdealhosting.com/shared-hosting/ez-publish-webho...
尤もこのサイトと企業名は、Th!nk Global Companyといったそうだが、今は存在していない。そりゃそうだ。国際的なエコブームに乗っかろうとして、国際的な英文法のド基礎を間違えているんだから、とりあえず撤退だw
イギリスのお隣と行ってもいいくらいの距離にいるノルウェー人も英語できないと思うと、何か安心するwwww
ま、僕らも韓国語、中国語、ロシア語できないしね。
そのくらい英語がわかってないってのが、わかっちゃうのがこのthink globalっていうフレーズ。
何が違うって、全部違うの。算数でいうと、2-5=3ってくらい違うの。
教える際につい、「え〜…っとねぇ…」と言いたくなってしまう感じ。
日本語だと形容詞の英語を使って「globalに考える」っていう和製英語日本語ができあがっちゃうのが、こういう間違った英語の温床になっている。
歴史上の観点から観ると中国語をアレンジして、現代では英語も組み込みこんできたsuper hybrid languageの日本語の功罪がここにある。
でね、この英語の正しい言い方は、think は他動詞、自動詞があって、自動詞の場合は常に第1文型。つまり、後に形容詞は続かない!
グローバルに考える、という日本語の意図するところを英語でいうなら、think を修飾する副詞、globally が必要。よって、think globally, act locally. というのが正しい言い方になる。
もっというと、「グローバルに物事を考え、地域的観点で活動する」ということなら、think it globally, act locally だと思う。
動詞が何によって修飾されるのかが、叙述形容詞がどういう文法で使われるのか、全く理解されていないのがわかるのが、この think global, act local、というスローガン。
正直、中学高校初級レベルの内容。
この間違いに気づかずに大学院卒が使うってのは、いかに日本の英語教育が失敗しているか、暗記科目になっているかがわかる。
専門性があれば英語なんかできなくても大学院卒でいいけど、ブログのサブタイトルに英語を使うなら調べてから使おうよ! なんなら、みんながわからないアラビア語とかにするとかさw 英語=カッコイイじゃないよ。
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