2回分の練習で約3,000円は少し高い。解説も正直ありきたり。そこらへんのテキストと同じ解説、同じストラテジー。
このamazonの中古も若干安いけど、結局送料とか考えたら、買いに行くのとそんなに変わらなかったからサラのを購入。
ただ、公式問題集の一番のメリットはやっぱり実際の形式に近いもので、実際に解いてみたものを振り返る事ができるっていう点だと素直に思った。
どういうところができていて、どういうところができてないのか、はっきりする。
リスニングは、part 1でやっぱり1問落としていて、part2で3問、part3で5問、part4で7問落としている。
part3、4はともかくpart 2は時々集中力が切れている瞬間があって、そこが点数を落としているポイントになっている。これは痛い。あと、なんていう質問だったかもけっこう忘れる=質問内容がリピートできない。=短期記憶がまだ弱いんだろうな。メモリの容量が少ないんだ。part1, 2の失点はイタい。できればここは落としたくない。でも、諦めるっていうスキルも大事なんだなぁ。
TOEICの試験中って集中しているというか、「無心」の状況だから、ふとした時に意識が飛んで、違う事がつい頭をよぎる事がある。「あ、今全然違う事考えてた…。」っていう瞬間が。リーディングは静かだから、余計にそういう魔がさしやすい。これは高得点取得者でもけっこうあるらしい。
part3、4は早川さんの言う、ストーリースキルっていうのがやっぱり大事だと思った。解けているのか不安な問題が少なからずあったけど、ストーリースキルで解けているような気がする。
リーディングは回答数77問どまり。時間を意識したけど、やっぱり時間オーバー。
part5が27分で32/40の正解率。2度読みを何回かしてしまった。10問ごとのスピードも徐々に落ちていた。集中力が落ちてきている=英文読解持久力が足りない。
part6はpart5が終わって安心したのか16分もかけてた。正解率も9/12とよくない。
時間をかければ正解率が上がるかっていうと、必ずしもそうではない。わからない問題は結局、時間をかけたところで正解率はそんなに上がらない。さらに、そういうときは集中力も落ちている。
さっさと手をひくことが大事。株式投資でいうところのロスカットだ。損失を最小限に限定するっていう考え。
TOEICでは、「問題の回答を考え込んでしまう」というのは一番やってはいけないことで、そのためにpart 7で解けるはずの問題を解く機会を失ってしまう。そういう2次的損失を防ぐためには、「part5, 6の問題をすぐ解けるのか否か」の判断力が必要。
わかる・わからないというか、自分はこの問題をすぐに解けるのか、解けないのかっていうより客観的視点の判断。
そういう経験則による判断力を身につけるというのも公式問題集の目的のように思う。「失点ありきで、失点を計画的に限定する」っていうストラテジー。
part7は、残り36分っていう時間で25問を解いている。正解率は100%。ここでも1問/1分の原則を守れていない。
だからリーディング全体に渡って時間が守れていない、慎重に読みすぎているってのがわかる。確認をするまでもなく、これが正解だと思えるくらいの即決即断で選択肢を選べるくらいじゃないとダメなんだな。
だから、part5をあと7分、part6をあと10分短縮して、part7を1問/1分のスピードで解けるようにすると終わるっていう計算になる。
あとはリーディングっていう長距離レースをいいペースで走りきるための英文読解持久力。これに尽きる。part5, 6は問題を追うごとにスピード、正解率が落ちているのがわかった。
リーディングは75分。リスニングを入れるとテストが終わる時には2時間を経過している。マラソンのトップランナーなら、ゴールの3、4km手前あたりにいる時間帯だ。
こうやって考えるとTOEICは短距離走じゃないと思う。
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