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たっつんさんの日記

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2011年
04月09日
11:47 たっつんさん

間違え問題集4




今日は、TOEIC対策問題集から。

とりあえず、一問2、30秒以内っていう緊張感の中でこれが一発で解ければ、TOEIC800〜は取れると思う。

これは僕が時間を置いてトライして、3回以上間違えた問題。


ミシュラン、あるいはマチャーキーの「チューボーですよ!」的な言い方をすれば「☆3つ!」


ま、とにかく前置きはこれくらいにして…

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★


Thomas Filtration Corp. is experimenting with the application ______ new technologies to water purification.

A) to B)for C)in D) of

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★


さぁ、どれでしょう!


これは、勘で解いている受験者と本当に英語を理解している受験者の線引きをする問題だと思う。空欄の前後にもTOEICらしい語彙が並んでいる。


 experimentが動詞として使われていたり、purificationっていう中堅クラスの英語学習者にも、聞き慣れない単語があったりする。
 こういう単語で、英語により慣れている受験者と慣れていない受験者をclass分けするのがTOEIC。


 ただ、「Thomas 〜 with までは読まなくても、理解できなくても解ける、むしろ読むべきではない」とこの書籍の著者、小石裕子 氏は解説する。


 比較的英語に慣れていない受験者は、ここでもう2、30秒は使ってると思う。さらに空欄部分を考えると、40秒は経過しているだろう。そうなると、800点以上を取るのは厳しい。


 空欄部分の前後についても、applicationだの、technologyだのっていう名詞が並ぶと、理解があいまいな感じになってきて、中堅クラスの英語学習者には、文意が把握しにくくなる。


 で、applicationを頼りに、applyの名詞形だから application forかapplication toのどっちかでしょ?


 って、思ったそこのアナタ!



 アウト〜〜〜〜!


 ざんねーーーーん! 



 正解は D の '' of ''なんですねー。


 これは、apply for ...とか apply to ... っていうなじみのある公式的な言い方ではなく、語彙や文意全体を理解して正しい前置詞を選べるか、っていうTOEIC800点以上の問題だと理解できる。それ以下のスコア取得者が間違いやすい問題。


  訳は、「トーマス・フィルトレーション社は、新しい技術を水質浄化に応用する実験を行っている。」となる。

 日本語的な語順で言うと、to water purification(水質浄化に対する)application of the new technologies(新技術の応用)をbe experimenting with ...(試みている)ってことだね。

 water purificationは「水質浄化」だった。pureっていう単語なら日本人にもなじみがある。浄化だから purify で、それの名詞形だから purification。


 application は、TOEICだと「応募」っていう意味が、比較的多く使用されるかと思うけど、ここでは「応用」という意味になっている。


*******************************************************************
 で、この問題の核である application について調べてみた。apply はそんなに多様な意味合いを持ってはいないと思うけど、日本語にすると少し幅のある言葉だ。


 ap- は接頭辞で、「〜へ」という方向性を表し、plyは「折る」というくらいの語義。
 だからapplyで、日本語だと「折り返す」っていうイメージで、何かに「応じる」っていうくらいの原義になる。

 applied mathmatics で「応用数学」という意味になる。基礎数学をより「実践的に」「使用する」っていう感覚なんだと思う。
 Operation System と言われる Windows や apple の基本ソフト上で、稼働する、実際に「使用する」ソフトはapplication softだ。

 apply to ... は、何か物事が「該当する」とか、「適合する」っていう意味で、apply for ... は「〜に申し込む」っていう意味だから、そもそもこの問題文の中では、文意が成立しないってことがわかる。
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 experiment も動詞として使われている点が、少しレアな使用感がある。「-ment だから名詞」だと思い込んでいると実は動詞だったっていうことも多く、英語学習者を戸惑わせる。


 こういう理屈を説明されれば、
 「簡単じゃん。」
 って思うかも知れないけど、これを1問あたり〜30秒以内、できれば20秒以内に収めたいっていうプレッシャーの中で、初物としてこの問題に出会ってサラッと解くってのが、TOEIC score 860、900overの壁。


 以上、間違え問題集4でした。
 読んでくれてありがとうございます!
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コメント

1番~7番を表示

2011年
04月17日
01:08
さん

1:

application of A to B

application of A + application to B の形と考えるとよいのでは?

2011年
04月17日
01:16
さん

2:

apply は多義語です。

>apply はそんなに多様な意味合いを持ってはいないと思うけど、

この認識は甘いと思いますよ。「多様な意味合いを持って」います。「名詞」は技術報告書のタイトルとして頻出用語。

2011年
04月17日
01:23
さん

3:

Scientists are now experimenting with how to modify clothing in order to incorporate the system into it.
科学者たちは現在、衣類を改良し、システムを衣類に組み込む方法を実験中です。

2011年
04月17日
06:45
たっつんさん

コメントありがとうございます。

application of A to B でもいいかもしれませんね。「新しい技術の水質浄化への適合」とも考えてもスムーズです。ここが何かの(人を意味上の主語とした)申し込みであるなら、forになるのだと思いますし。

 前置詞を動詞と共に「これは熟語だから一緒に覚える」っていう意見があります。個人的に賛成です。合理的ですし、nativeもそういう感覚だと思います。句動詞に至っては、そこにハッキリした意味を与えています。

 ただ多くの場合、前置詞のもともとの意味を考えれば、別に覚えなくてもどれが的確かはわかるのも少なくない、とも思います。(よく間違えますが。)

 これに共感する方は多いと思います。
 この apply の場合は、apply for ... と apply to ... は意味が違うし主語もモノとヒトで違うので、それぞれの語用法を理解しておく必要がありますが、この問題で名詞化されたapplication は、前置詞 of と to によって「何についての何に対する応用なのか」ということが説明されています

 ゆえに、この例文においては熟語として理解するよりも、of と to の前置詞によって導かれたそれぞれの修飾句、という風に私は捉えています。

 たしかに、ここの to が for ではないのは、apply to ... という理解が根本にあると思うので、application of A to B なのでしょうし、その理解は受け入れることが十分に可能です。
 また、部分的な前置詞句の主従関係を考えれば、new technology applies to water purification. という関係が浮かぶので、ここが to である理由が私も解説でき、そして理解できます。

 また、apply が日本語の上で多義語である事は理解しています。
 ただ英語を母国語として使う彼らには、ここで示したように、「折り返す」くらいの空間的イメージの原義で、英語の意味合いはそんなに多くないと思うのです。私が伝えたいのはここです。

 日本語に訳すといろいろな意味合いが出てきますが、英語を英語で理解している彼らには、元となる原義はひとつ、ないし、いくつかなんだと思うのです。
 「応用する」「使用する」「対応する」「申し込む」…という意味の広がりは、あくまで日本語としてであって(もちろん、英英でも細かく解説されていますが)、英語の原義としては多くない。そう思うのです。

 「使用する事」は「応用する事」であり、「申し込む事」は「対応する事」でもありますよね。そういう意味の広がりは日本語としてであって、英語の上では apply は apply です。

 日本語から英語や他言語に訳した時も、おそらく同じだと思います。原義や訳の対象となる言語を、言葉の広がりを加えて説明するといろんな言葉で解説できる。ただ、元になっている核のイメージは限定されている、と思うのです。


>Scientists are now experimenting with how to modify clothing in order to incorporate the system into it.

 他、例文を用意して頂いてありがとうございます。
 私の取り上げた例文もそうですが、現在進行形になっているので、わりとexperiment が動詞である事は理解しやすいのですが、こういう -ment が現在形として長い文の中に入っていて、他の単語が自分の知らない堅い単語で固められていると、理解できないときがあります。
 何回か読み返すと、-mentが「あ、これ動詞なんだ。」っていうことが何回かありました。こういう気づきを紹介してみました。

 ' application 'が技術報告書等のタイトルとして頻出であるからこそ、TOEICでも出題されるのでしょうね。ということは、TOEICの word research は的確だということですね。

読んで頂いて、ありがとうございます。

2011年
04月17日
11:51
さん

5:

>>4 tattsun999さん
>「新しい技術の水質浄化への適合」 

「適合」という日本語は、この場合違うと思います。新し技術が水質浄化に使えるかどうかを言っているようですが、

It is now a popular belief at that company that divorce is caused by incompatible blood types of the spouses.
離婚は相手との血液型不適合によるという説が会社ではやっている。

エネルギー適合
energetic adaptation

application は
《名詞》(1)適用,応用;利用,利用法 (2)【コンピュータ】アプリケーション (3)申込,申込書;出願 (4)塗布 (5)専念;不屈の努力

application of eye pad
[アイパッドの適用]

application of gene engineering
[遺伝子工学の応用]

application of the drug
[薬の貼布]

multi-purpose application of nuclear energy
[原子力多目的利用]

2011年
04月17日
12:02
さん

6:

申し訳ないですけど。

application
n
1 [C;U (for, to)] (the act of making) a request, esp. officially and in writing
I wrote five applications for jobs but didn't get a single reply.
Have you filled in the application form for a new passport?
His lawyer made an application for bail.
a membership application
2 [U (of, to)] the act of putting something to use
The application of new scientific discoveries to industrial processes usually makes jobs easier to do.
3 [C] a particular practical use
a new discovery that had a number of industrial applications
application software
4 [C;U (to)] the putting of one thing onto another, e.g. of medicine onto the skin or paint onto a surface
Your foot will feel better after the application of this ointment.
The door may need another application of paint.
5 [U] careful and continuous attention or effort; DILIGENCE
: She worked with great application.
6 [U (to)] the quality of being related or applicable
That rule has no application to this particular case.

Longman Interactive American Dictionary から

2011年
04月17日
20:37
たっつんさん

 早速のコメントありがとうございます。
 日本語が間違っていました。適合と適用は、確かに意味が違うのかもしれません。同じような意味合いと認識していました。「適合」は言い換えれば「合致」ですからね。
 就きましては「適合」という日本語ではなく、「適合性試験」や「適応」、「該当」、「あてはまる」、その他、お持ちの和英辞書が伝える、よりふさわしい和訳等の言葉を対応して頂ければよろしいかと存じます。

 「日本語が違うな」と思えば、「適合性」なり、なんなり他の言葉で臨機応変に適宜、状況を推察し、鑑みた上で対応して頂けると幸いです。細かいところまで微細なフォローアップとご指摘をして頂いて、何とお礼を申し上げてよいのやら、まったく言葉がみつかりません。本当にありがとうございます。多大なるご尽力を心より感謝申し上げます。誠にありがとうござます。


 また拙い日本語を、心よりお詫び申し上げます。誠に申し分けございませんでした。


 また、わざわざ英英を引用して頂いて、感謝致しております。
 英英に多種、意味合いが解説されている事は、私も一言添えさせて頂いておりまして、前述した通りです。お時間がございましたら、もう一度確認して頂ければ幸いです。

 全然、申し訳なくないですよー。ありがとうございます。

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