The Fairy-Tale Detectives (Sisters Grimm #1): The Fairy Tale Detectives (The Sisters Grimm)
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その②はこちら↓
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その③はこちら↓
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その④はこちら↓
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その⑤はこちら↓
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Chapter11です。最終章でした。
Jackは、巨人を殺すことで英雄になろうと思ったのに、Sabrinaが成り行きで巨人を殺してしまったので、今度はGrimm Familyを殺してEverafterたちを解放することで英雄になろうとします。
Sabrinaに襲いかかるJack。
Jackに押し倒され、Sabrinaは危険な剣Excaliburを取り落としてしまいます。
Jackがそれを拾い上げてSabrinaを殺そうとしたとき、死んだ巨人のポケットから、車に乗った祖母Relda GrimmとMr. Canisが、爆音とともに走り出してきます。
Mr. Canisは巨大なオオカミの姿になり
(やっぱり只者じゃなかった。Everafterだったんだ)、Jackと戦います。
死闘の末、JackはExcaliburを突きつけて、ついにMr. Canisもお終いかと思われたとき、今度はPuckがPixiesを連れて現れ、PixiesはJackにまとわりついて刺しまくり、JackはExcaliburを落とします。
(Grimmの家でJackとPuckが喧嘩して、Jackの方を信じたSabrinaに腹を立ててPuckは出て行ってしまったのでしたね)
Jackが鏡の部屋から奪ってきた魔法の豆の瓶をPixiesが奪い返そうとして揉めた拍子に瓶が割れ、豆が散らばります。
豆からあっという間に巨大な豆の木が伸び、それを伝って巨人たちが降りてきます。
巨人たちは仇のJackの匂いを認識し、Jackを捕らえ、死んだ兄弟の遺体も担いで、また豆の木を登って去ります。
Jackは、巨人に捕まえられて命乞いをするとき、Sabrinaたちの両親について意味深なことを言いますが・・・。
その後、3びきのこぶたの保安官たちが魔女のGlindaとともに現れ、Jackに言われてやってきていたテレビレポーターのビデオテープを奪って破壊し、Glindaは彼らの記憶を消します。
それから、みんなで家に帰って、Puckも一緒に住むことになったりして、いろいろめでたしめでたし。って感じなんですが。。。
私はExcaliburのことが気になって仕方ありません。ちょっとかすっただけで誰をも殺してしまう危険な剣を回収してこなかったのでしょうか?
モヤモヤする~
To be continued なので、後からなにか起こるのかな?心配です。
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さて、この章では特に気になった単語や熟語はなかったので、全体的な感想を書きたいと思います。
とにかく、読みやすくて、おもしろかったので、止まらずに読み進められました。
西洋の昔話でおなじみの人物や妖精や動物たちが、次々登場するので、発見するたびに嬉しかったのですが、途中から「ちょっとやりすぎじゃない?」って思ってしまいました。どうでもいい登場人物にまで「あの話のあれ」みたいな意味付けをして、むりやり詰め込んでいる感じ。
それと、ストーリー的に納得できない突っ込みどころが多いです。
特に、「魔法の鏡」には、もっとしっかりしてもらいたかったです。最初に姉妹が鏡の部屋に入ったときは火で囲んだりして恐ろしく脅したので強いのかと思ったら、あとの方では悪ガキのJackにやられっぱなし。
そもそも、SabrinaたちにJackを連れてこさせるのが間違いだったでしょ?鏡の責任ですよね?
また、最後の戦いの場面でも、追い詰められると都合よく応援が来たりして(それが何度も)、ちょっと興ざめ。
EverafterたちとGrimm Family の関係も、はっきりしません。舞踏会での様子では、Everafterたちは皆自由になりたくてGrimm Familyの死を願っているようでしたが、Mr. CanisやPuckは強力な味方なんですよね?
市長のCharmingは、油断ならない立場。
Sabrinaたちの両親の謎が解けなかった(2巻以降に持ち越し?)のも不満です。
・・・と文句を並べましたが、おもしろかったです。
ツッコミを入れたくなるほどおもしろかったってことです。
でも、続編に進むかと言われたら・・・やめときます。