第7回から
・
耳タイプ
・
意味タイプ
の説明をしています。
今回は
耳タイプの方の英語の捉え方を考察していきます。私は耳タイプではないので、正直感覚がわからないのです。そこで
耳タイプのTさんにご協力をいただきました。ありがとうございます。
耳タイプのTさん「意味」の捉え方が違う ようなのです。今からその説明を致します。
例えば
pen
という音が聞こえた場合、以下のようなパートのように分けられて、それらの
「総合体」が「penの意味」と捉えている。
オーケストラの楽譜(五線紙)のようなイメージ。
「曲」が同じでも
・バイオリンパート
・チェロパート
・クラリネットパート
・トランペットパート
・トロンボンパート
・チンバルパート
といった
楽器ごとに楽譜が異なる。でも「曲」は同じ。
この「
曲」に当たるのが「
意味」と感じる。
で、
Tさんが考える「意味」とは…
Pen
・音パート →(どのような音なのか)
・文字パート →英語なら pen 日本語なら ペン
・画像パート
↓こういう画像
・定義パート →辞書の意味→硬筆筆記具のうち、インクによって書くものの総称
これらを
「全部ひっくるめたもの」…これを「意味」と考える。
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Tさんの場合、「意味」とは↑こうなのだそうです。
さら↓このような説明をして下さいました。
「
だけど、音のパートがあればとりあえずは十分な感じ」
ここで私は疑問に思いました。
「
だったら 意味≒音 という感じではないか?」
とTさんに聞いてみました。
するとお返事は
「言われてみれば確かにそう。意味のほうがおおきな丸でその中に音がすっぽり全部入ってるみたいな」
「読んでいるときは、音のパートをすっ飛ばしてそのまま概念を掴むことはできる。ただし、しちめんどくさい文章になると、音の段が必要になる」
というものでした。
Tさんにとって「音」は如何に大事なウェイトを占めているのか…これがよく分かる話でした。
ここまでで一段落。
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続き
この話の続きです。もちろん
私はTさんのようには全く感じないわけです。特に「音パート」に対して極めて意識が少ない。代わりに意識が高いのが「
画像パート」です。
特に pen-pineple-apple-pen のように得体の知れないものを考える場合、また、それぞれ「pen・pineapple・apple」が容易に「画像可できる」場合、→【
即座に画像を思い浮かべます】 そして、私の場合、それが「そういう物体(ペンとパイナップルとアップルとペンが繋がった物体)である」と
断定します。
これに対してTさんから、このようなお返事をいただきました。
何を言っているかわかりそうでいてわからないことに対して、気になり方が違うんですね。ここが一番の違いなのかも! とすれば、先生がおっしゃる「意味なんか気にしていない」はその通りですね。正確に言えば「何を言っているか即座に判断できなくても気にしない」かしら?
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ここで「
耳タイプ」と「
意味タイプ」の決定的な違いの1つが明らかになったと思いました。
Tさん(耳タイプ)は
「先生がおっしゃる「
意味なんか気にしていない」はその通りですね」
正確に言えば「
何を言っているか即座に判断できなくても気にしない」かしら?
と仰ってくれました。
一方
私(意味タイプ)は
意味が気になって気になって仕方がない。
正確に言えば「
何を言っているか即座に判断できなければ気持ちが悪い」
という違いがあると思うのです。
まずはここまでの感想をいただけると嬉しく思います。
次回は、英語の音声に対する「私の反応」についての話の予定です。(短い予定です)
金曜日は【ニコニコ生放送】による文法講義放送です。この続きは来週の
月曜日です。
(↓目次はこちら)
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