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mouthbirdさんの日記

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2017年
01月30日
11:13 mouthbirdさん

新発見!英語の得意・不得意の根本差(9)

第7回から
耳タイプ
意味タイプ
の説明をしています。


今日は PPAPからなぜ「耳タイプ」「意味タイプ」の分類に至ったかの話をします。

にはどうしても「PPAP」が足し算にしか思えなかった のです。
ところが逆に足し算にはどうしても思えない方もいらっしゃいました。

そこで私は
足し算に思えない人」に「どうにか足し算に思ってもらえないだろうか」と考えたのです。

そこで、次のような「日本語」を提示しながら説明を試みたのです。

=================
三菱電機ビルテクノサービス」という会社があるだろう。
これは
 三菱電機ビルテクノサービス
に感じないだろうか?
 それと PenPineappleApplePen」は同じだ。
=================

これなら「足し算に思えない人」も「足し算」と納得するだろうと、私は考えていました。

ところが! そうは行きませんでした。

「足し算に思えない人」から

 「三菱電機ビルテクノサービス」も
 三菱+電機+ビル+テクノ+サービス
 には感じない

というお返事をいただいたのです。これには私はたまげました!
英語のみならず、日本語の段階で、足し算に思っていないとは!!!

そして、その次の段階がもっとたまげました。

足し算に感じない人に、次のように質問しました。

 「三菱電機ビルテクノサービス」が
 三菱+電機+ビル+テクノ+サービス
 に感じないなら、
  …どうやって「三菱電機ビルテクノサービス」の意味を把握してるのでしょうか?

と私は質問したのです。すると、私には想像できなかった返事が返ってきました。


↓↓↓お返事↓↓↓

そばにいる他人に「三菱電機ビルテクノサービス」と発音してもらってどことどこの意味がつながるか考えて全体の意味を考える。


なんだって! なんで他人に発音してもらってそれを聞く必要があるの???!!!

私にとってはかなりの衝撃でした。


そこで別の単語(日本語)を思いつき、それも聞いてみました。

私は
では「代打逆転サヨナラ満塁優勝決定ホームラン」
 …この意味の把握はどのようになさるのですか?
 他人に発音してもらって、意味を把握されるのですか?

と訪ねました。するとお返事は、
 「自分でしゃべってなんとかなるかもしれませんが、他人に発音してもらったほうが確実です」
といった趣旨の内容でした。


 ぶったまげました!!!
この人は「耳で聞いた音声(音)から意味を構築している!
 と私は理解したのです。


一方はそうではない。完璧な足し算。
三菱電機ビルテクノサービス

 三菱+電機+ビル+テクノ+サービス
 (三菱さんが作ってる 電機の会社が関係している ビルに関する テクニカルな サービス業)

代打逆転サヨナラ満塁優勝決定ホームラン

代打+逆転+サヨナラ+満塁+優勝+決定+ホームラン
 (代打による 逆転した サヨナラ(終了)になる 優勝を 決定する ホームラン)

と、このようになる。これはどちらかと言えば【目】で意味を把握している


それに対して、足し算に感じない人は【耳】から意味を把握しようとしているのではないかと思ったのです。


なので当初は「耳タイプ」「目タイプ」と個人的には呼んでいました。
もしかしたら、「意味タイプ」は「目タイプ」と呼んだほうが良いのかもしれません。

というのは、どうやら耳タイプの人は「言葉の意味を画像でイメージしない(しにくい)」ということがわかったからです。



実は、強烈に「どうしてもPPAPが足し算に感じない」という方がいらっしゃいまして、彼を納得させるために「視覚」に頼ったらそれなりに上手くいったのです。


最初は、私は彼に一生懸命に「言葉」で説明しました。しかしどうしても話が噛み合わない。これは
ペンやリンゴの画像が(耳タイプの)彼には映っていない(想像していない)所為なのでは?」
と私は考えたのです。

そこで、私は「PPAPが足し算に見える理由」という動画を作成しました。



これを彼はご覧になって下さいました。そうしたら、ようやく彼は私の「足し算の感覚」を分かってくださったようです。


====================

「言葉(1つの単語)に対する反応は、個々人でこんな「差」があるのか!!!!」と私はぶったまげたのです。皆様はどうお感じになったでしょうか?


金曜日は【ニコニコ生放送】による文法講義放送です。この続きは来週の月曜日です。

(↓目次はこちら)
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コメント

1番~17番を表示

2017年
01月31日
15:05
neginohanaさん

Halloweenの仮装で、ちょうどその動画の合体画像のようなもの(実物のリンゴとパイナップル長いペンで突き刺したもの)を持っているアメリカ人(?)をテレビで見ました。

足し算に思えない人は、ごく少数派では?
というか、足し算じゃないという意味がわからない。

2017年
01月31日
17:44
mouthbirdさん

PPAPは英語圏でそれほどまでに受けているとは!
やっぱ「映像」が見えますよねー

足し算に見える人のほうが多いかどうか…
私も多いような気がしますが、断定はまだしたくない状態です。

わしの調べ
・小学生4人に聞いて3人は足し算に見え、1人は見えないという返事だった
・中学生1人(完全な耳タイプの英語ができる人)は足し算に見えない
・社会人で一緒にコミケに行く人(女性)1人は耳タイプで完全に足し算に見えない(英語は苦手)
・社会人生徒さんのお一人は耳タイプで足し算に見えない(英語得意)
 社会人生徒さんの3人は意味タイプで足し算に見える(英語苦手)

足し算に見えない人は「融合している」ように見えるらしいです。この動画では、せいぜい、最後の「リンゴジュースの入ったペン」みたいな感じらしいです。ただ普通はそうではなく、言葉に意味がないみたいな感じです。
例えば、ある歌には
 しゃかりきコロンブス
なんて歌詞があるのですが、「しゃかりきコロンブス」のイメージつきます? これは基本的には「語呂がいい感じ」の言葉を作っているだけのようです。アップルペンも、これと似たようなものに感じるようです。

niginohanaさんは意味タイプですよね。
 耳タイプの人の多くは足し算に見えないと思っている のです。どうなのでしょうかねー???
完全な耳タイプの chenolove さんのご意見を伺いたいところです。どうなのでしょうか?

2017年
02月01日
11:59
luminさん

>これは基本的には「語呂がいい感じ」の言葉を作っているだけのようです。アップルペンも、これと似たようなものに感じるようです。

自分は、PPAPはまさにそれと同じように感じます~。
penpinappleapplepenは、pの破裂音とつまる音の繰り返しで、
早口言葉のような、単にリズム感があって、
発音したり聞いたりしたときに気持ちいいかんじ?
この長い単語(?)に「意味」はないですから、合体してひとつになったあとには、
ペンやリンゴやパイナップルは浮かんできません~。

これだけですと、耳タイプの特徴なのかもしれませんが、
そもそも意味のない言葉ですから無視しているだけで、
ふだんは、「意味」の方が「音」より大事だと思っておりますし、気になります^^

2017年
02月01日
12:16
mouthbirdさん

>>3 luminさん
>自分は、PPAPはまさにそれと同じように感じます~。
>penpinappleapplepenは、pの破裂音とつまる音の繰り返しで、
>早口言葉のような、単にリズム感があって、
>発音したり聞いたりしたときに気持ちいいかんじ?

コメントありがとうございます。どうやら当たったようです。私は意味タイプなので、この感覚が全くわからないのです。私は音にかなり鈍いらしく、少しも「気持ちいい感じ」ではないのです。

それよりも「アップルペンってどんな物体だ?」という「意味」ばかり気になるのです。「意味が無いはずがない」って思えるので「ペンが突き刺さった林檎」を思い浮かべるのです。(実は「しゃかりきコロンブス」でさえ、私は意味を見出すのです。「アジアを見つけようとしゃかりきになっているコロンブスさん」に見えるのです)

>ふだんは、「意味」の方が「音」より大事だと思っておりますし、
分かりました。
luminさんはどちらかと言えば耳タイプでらっしゃいますが、耳タイプと意味タイプの両方の素地を持っていらっしゃる気がします。(個人の感想です。ホンマのところはわかりません)

質問:足し算に感じますか? 感じない、と理解したのですが…

2017年
02月01日
16:08
luminさん

>>4 mouthbirdさん

>質問:足し算に感じますか? 感じない、と理解したのですが…

えー。
足し算、だと思います、そう感じます。


上手なたとえが思いつかないのですが、
リンゴ+飴=リンゴ飴のような足し算とは違って、
答えのpenpinappleapplepenには意味がない(ここ重要)ですので、
ペンが突き刺さった果物とかは思い浮かばないです。
negiさまがコメントしておられるようなハロウィンの仮装は、
そういう意味のないものを敢えて作っちゃっているところがギャグと言うか面白いとは思いますが、、、

単に響きの楽しい、意味のない音の羅列(ってまた書いちゃいますが笑)になってるだけで、
penpinappleapplepenを分解してみようとか、そういう発想はないです。
(ということは、つまり足し算にはなっていないのでしょうか?)

先生が書いておられる、
「三菱電機ビルテクノサービス」

「代打逆転サヨナラ満塁優勝決定ホームラン」

それぞれ足し算後も意味のある言葉ですから、両方ともカンペキ足し算に感じます!

penpinappleapplepenとは別物に思えるのですが、、、
(やっぱり私は混合タイプでしょうか。)

2017年
02月01日
20:50
mouthbirdさん

>>5 luminさん

詳細なデータをありがとうございます。こういう情報がほしいのです。大変助かります。
>penpinappleapplepenには意味がない(ここ重要)ですので
ありがとうございます。
私にはこれが意味があるように見える(ここ重要)のです。
こういう「違い」があることが、普通大変わかりにくいのです。
「私の感じ方と他人の感じ方は同じはずだ」と思ってしまいがちなのです。

あとは完璧な耳タイプの人からの情報があるとありがたいのですが…
どなたかコメントを…

2017年
02月04日
20:55
chenoloveさん

お呼びがかかったと聞いて遊びに来ました。(ごめんなさい、基本的には週末の元気があるときにしか遊びに来ないです)

感覚的にはあんまりよくわかんなかったんですけど、足し算だということは理解しています。
身振り手振りがあるし、実際の物体を使って他の人が真似した動画も見たことがあったので、PPAPを物としてイメージすることも大体はできます。見るたび歌うたびに毎回イメージしてるわけではないですが。

意味を組み合わせた長い単語を理解するまでは時間がかかることが多いです。
例えば三菱東京UFJ銀行とかw(合併の歴史を知らなかったので)

話は変わりますが、ひとつ前の日記で、文系で数学が苦手とか理系で英語が苦手とかいう話がありましたが、私は理系で数学が苦手です。
正確に言うと、大きい数字や複雑な数式を取り扱うのが苦手です。パッと見で読むことができないから。

2017年
02月04日
21:48
mouthbirdさん

>>7 chenoloveさん
お待ちしてました!!! やったー!!!
足し算と理解されていたのですね。イメージもつくとは!
私には取っては残念だー私の仮説が失われました><
また新たな仮説を生み出せばいいだけなんですけどね…
より正確な情報がほしいので、とても助かります。

>意味を組み合わせた長い単語を理解するまでは時間がかかることが多いです
ありがとうございます。
これについては、いずれまた仮説を発表します。(どうも耳タイプ意味タイプとはあまり関係ないかもしれない、というのが途中経過です)

>私は理系で数学が苦手です

なんとそうでしたか! 私が文系で算数が得意みたいものですかねえ

>正確に言うと、大きい数字や複雑な数式を取り扱うのが苦手です。パッと見で読むことができないから。

!!! これはありがたい情報です! 例えば1,000,638,947 みたいのの把握が苦手なんですよね! これは新たな仮説が生み出せそうです。

ありがとうございました。大変助かりました! またどうかよろしくお願いいたします。

2017年
02月07日
15:06
ke.i.coさん

mouthbird先生、すっかりご無沙汰しています。
興味を引く内容でしたので私も答えさせてください。

PPAPの意味は全く考えません。
足し算の意味がよくわかりません。
Pの破裂音が小気味よくリズムを刻んでいて語呂合わせが単純で覚えやすい。みたいな。

ペン、パイナップル、アップルの単語は知っていますから果物の絵は浮かびますが、その物体に全く疑問を考えませんでした。

次回の日記もチラ見しました。音楽の仕事をしているので耳タイプだと思います。

2017年
02月07日
17:41
mouthbirdさん

>>9 ke.i.coさん
ご無沙汰してます。お元気ですか!?

>PPAPの意味は全く考えません。
>足し算の意味がよくわかりません。
>Pの破裂音が小気味よくリズムを刻んでいて語呂合わせが単純で覚えやすい。みたいな。

耳タイプで足し算の意味が分からない感じですね。了解です。

こちらの調べでは「耳タイプの人は足し算に感じない人が多い」のです。(全員ではない。多いだけ)
もしかしたら。耳タイプでも「算数:数学」的な感覚が多いか少ないかで、「足し算に感じるかどうか」がが変わる気がしてきました。

この研究はまだまだ続きます。また折に触れてコメントいただければと思います。コメントありがとうございました。

2017年
02月10日
16:44
ΨホルホルΨさん

「耳タイプ」云々の話とはちょっとずれるかもしれません。

これは日本語限定の話ですが、同じ本を「自分で読むとなかなか理解できないし根が続かない」が、「他人に音読してもらうとよくわかる」という人を知っています。単に「大量の字を読む」ことに慣れていないせいかな、とは思います。その人は青少年時代に勉強に精出したわけではなく、学歴も高校止まりですから。
字を読むのに苦労する人は「意味を取る」以前に「目の前の字をどう読むか」というところで疲れてしまうのかもしれません。

ただ、今は40を超えていて、読書好きの私が読みかじった知識の話なんかをすると偉く食いついてくれることがあります。印象的なのは、論語の「吾十有五にして学に志す云々」で七十まで続く、例のアレ。それこそ何度も Repeat after me.(me=ΨホルホルΨ)の後、「覚えておきたいから紙に書いてくれ」とまで言われました。

飲食店の店長さんをされているのですが、時を置いて彼の部下からも同じ質問と依頼を受けましたから、その場限りの愛想ではないと思います。

また、徳川家康も学問好きでしたが、自分で読むのではなく、ひとに読ませて聞くという「耳学問」をすることで有名でした。

2017年
02月10日
19:00
mouthbirdさん

>>11 ΨホルホルΨさん

耳から覚えると覚えやすい、という人も多いようですね。
私も英語は参考書だけじゃあダメだったなあ! そういう要素も関係があるかもしれませんね…
コメントありがとうございました。

2017年
02月10日
21:41
neginohanaさん

>>11 ΨホルホルΨさん

はじめまして。

>「自分で読むとなかなか理解できないし根が続かない」が、「他人に音読してもらうとよくわかる」

私は、詩の場合だけはまさにそうです。
自分で読もうとすると数行で飽きてしまい、続きません。
でも朗読を聞くと、やっと良さがわかります。
自分で音読すればいいのかもしれませんが、それも面倒で・・・。

2017年
02月11日
08:46
ΨホルホルΨさん

>>12 mouthbirdさん
確かマウスバードさんは「英語は字を見たくもない、音を聞きたくもない」という人だと承知しています。その上「英語が苦手」まで重なった三重苦の時代に、「字を読むだけではダメで音が必要だった→それに取り組んで少なくとも『得意』にはなった」とは…悪戦苦闘振りは私の想像を絶します(^^;。

結果を出されたことに敬意を表します。

2017年
02月11日
08:51
ΨホルホルΨさん

>>13 neginohanaさん
はじめまして(^^)

「詩」は意味だけではなく、リズムや音にしたときの心地よさも重要な要素です。慣れている人が朗読するのと慣れていない人が苦労しながら読むのとでは同じ作品でも魅力の表現度合いが違うでしょうね。

私の学生時代は、詩であっても意味に注意が言ってしまい、韻律を楽しむという境地に達することはありませんでした。散文の方が意味が取りやすいので、今でも散文のほうが好きです。
短歌・俳句なんかは好きですが、それも有名なものを観賞する、にとどまっています。なかなか、自分で詠むところまでは行きません(^^;。

2017年
02月11日
09:33
mouthbirdさん

>>14 ΨホルホルΨさん
英語の字(アルファベット)はなんとかなったかなーとうレベルです。(今でも嫌ですが)
英語の音は全然だめです。未だに苦しんでます。私はリスニングは全然ダメです。だから「耳タイプ・意味タイプ」に気づいたと言えます。

2017年
02月17日
11:13
neginohanaさん

>>15 ΨホルホルΨさん

耳で聴けば、詩も結構好きです。
(でも、わざわざ自分で音読しようとまでは思いません。)

歌の歌詞は、よほどストーリー性のあるものでない限り、意味は考えていません。
特に洋楽なんて、大好きで何百回も聞いていたものでも、歌詞カードを見て初めてその意味を知り愕然としたりします。

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