第7回から
・
耳タイプ
・
意味タイプ
の説明をしています。
前回
・PPAPが足し算に感じない人の例を挙げました。
そしてこの方は
・「三菱電機ビルテクノサービス」や「代打逆転サヨナラ満塁優勝決定ホームラン」などの言葉は「他人にしゃべってもらって聞いて意味を把握する」という人であることが分かりました。
この続きです。
(1)音のつながり
「
他人にしゃべってもらって聞いて意味を把握する」という感覚が私にはよくわからなかったので、その辺をしつこく聞いてみました。するとこのような返事をいただきました。
例えば
「ビルテクノ」のつながりなのか「テクノサービス」という
つながりなのかを、(「ビル」や「テクノ」と言ったそれぞれの意味ではなく
【音】で判断する。【聞き覚え】で判断する。
とおっしゃるのです。「ビルテクノサービス」を、誰かに発音してもらい、それ聞くことによって意味を判断している。「ビルテクノ」というつながりはないな。「テクノサービス」なら"響きが良いから"このつながりの言葉だろう。。。みたいな感じらしいのです。
これを聞いて少しこの方の感覚が分かりました。例えば「逆転満塁ホームラン」とは言うけれども「満塁逆転ホームラン」とは言わないのです。これはまさに「聞き覚え」で私は判断しています。
(2)音のつながりで1語になってしまう
そして更にこの方に伺うと
> 音を聞くことによって「単語と単語【つながり】を意識する」。というか
つながって【1語】になる
例えば「テクノ」+「サービス」ではなく、「
テクノサービス」という
【1語】で認識している
ということが分かりました。
※この(2)については後で考察します。実は↑この発想から「【ある文法事項が苦手な人】がなぜ苦手なのか」が解明できたっぽいのです。これについては2、3回先で話します。
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(3)音しか聞かない!? 意味を考えない!?
そして更にこの方に「リスニング」について伺いました。するとあることが分かりました。
このようなお言葉をいただきました。
>例えばこのリンクの複旋律聴音の聞き取りの時の感覚は、英文の聞き取りの時とほぼ同じ感覚。
https://www.senzoku-online.jp/DICT/
↑ここを見てもらえば分かるのですが、音の音階を聞き取る練習です。
これを体験してみて私は、↓こう思ったのです。
・
これとリスニングが同じだって? 音の音階を聞き取るだけの作業だよなあー(あーむずかしい)
・うん? 音階を聞き取るだけだよね? 音階には意味が無いよねー。でも
英単語には意味があるよね。意味はどうしてるんだろう?
・うん…? まてよ…… …
……
…
…… あああ!!!! そうか!!! 分かった!
●この感覚と英語のリスニングが同じということは↓
英語でも音だけ聞き取って「意味を最初から気にしていない」のではないか!?
↑
という発想にたどり着きました。
この仮説によって「ある出来事の謎(複数)」が全てきれいに解明できたのです。それらは「私が長年苦しんできた出来事」です。それについては次回で説明します。
金曜日は【ニコニコ生放送】による文法講義放送です。この続きは来週の
月曜日です。
(↓目次はこちら)
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