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たっつんさんの日記

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2014年
11月30日
04:13 たっつんさん

英文センス

 センスというからには、感覚的で主観的なもので、正誤はないという前提で話をしてみます。ただ、私の英文に対しての反論はアリです。

 いつも、日本企業などの英文を見ると、和文直訳とまではいかなくても、忠実に英文にしようと思うあまり、何か改まりすぎな、というか、高校英語全開な英文のように感じてしまう英文が目につく気がするのです。

例えばクレディセゾン。信販会社最大手の一角です。
http://corporate.saisoncard.co.jp


「変化に対応できるノンバンクへ」
 この和文への英訳が

We can always respond to change as a nonbank


間違いはないのだけど、
 「『う〜ん…』な、英文なんじゃないか」と、これに限らず感じることがあるのです。as a nonbankってどうなのw 「改まって言うことなの?」って思いませんか。たしかに和文ではノンバンクっていう単語が出てきているけど。

 「nativeだったら、こう書くかな?」
と思うわけです。



 私だったらどう書くか。

We are the nonbank, always responsible to change

 このほうがよりnativeっぽい広告英語なんじゃないか、と感じています。個人的な感覚の範疇ですが…。

 もっと言うと、原文のrespondとか、responsibleっていうのが、クレディセゾンの意図しているだろう「金融事情の変化」、つまりどちらかというとピンチとか、金融的な救済という意味での、悪い方面での変化等への「対応」という意味合いなのか、っていうのもあり、正しい単語選択なのか、っていうのもあります。

 それを考えると、
We are the nonbank(,) always dealing with change

We are the nonbank, always deal/cope with change

We are the nonbank dealing with any change, anytime

とかのほうが英文としてはキマっているような気がします。繰り返しますが、個人的な感覚で。

変化に対応する、という和文に対しては他、flexible in change, adaptable to change という英文でもいいのかな、と思います。

 また「私たちこそ」という他社との差別化の意思を示す意図として、we are 'the' nonbank としてみます。

 we are a nonbank だと、他にも変化に対応できるノンバンク企業がある、似た企業がある、というニュアンスになってしまいます。メッセージとして弱くなるので、そこは顧客に選んでもらうためのアピールとしての 'the' です。

 カンマを入れることで、that (is), やwho (is) という関係詞とbe動詞を意識させながら省略します。現在分詞も本来はそういう省略だったような気がしますが。

 みなさんは、どう思いますか?
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コメント

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2014年
11月30日
14:03
mouthbirdさん

私がぱっと思いついたものはcan も respond も取っ払ってしまいましたw
代わりに be ready for を使って
 We are the nonbank ready for change.
です。
本来は
 We are the nonbank being ready for change.
とでもしないといけないのですが、おそらく通常は being を省略するはずです。
どうですかね?

2014年
12月01日
20:38
たっつんさん

>>1 mouthbirdさん

さすがです。be ready for は語呂もいい感じですね。スッキリしてます。

We are the nonbank ready for change

これなら、あっちのTVCMの最後のワンフレーズにも使用できそうな感じですね。

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