hearは音や話し声が「(自然に耳に届いて)聞こえる」「耳に入る」
listenは「(聞こうとし集中して)(対象に)耳を傾ける」の意。
それで対象に「届く」を表すtoがついてlisten toの形になる。
listenは傾聴はするが内容をしっかりとらえてるとは限らない。
hearはあとに直に対象(目的語)がくることからわかるように、対象を耳でとらえる、つまり「聞いて(その内容・伝えようとすることを)理解する、聞いて感じ取るという意味になる。
My son always listen to me, but he doesn't always hear me.
息子はいつも私の言うことを注意して聞くが、必ずしもわかってはいない。
↑これを私が和文から英訳しようとしたならばhearをunderstandにしてしまうと思う。この例文はlistenとhearの違いがよくわかるものだと思う。
「話を聞かされた」を英訳するとき日本語をそのまま直訳すると受動態なので例えば「彼女の話を2時間聞かされた」を英訳しようとするとき
×I was heard her story for two hours. としたくなるがこういう言い方はしない
○I had to listen to her (talk) for two hours. (彼女の話を2時間聞かなければならなかった)のように言う必要がある。省略可能のtalkは「おしゃべりする」という動詞である。
確かに人のおしゃべりを真剣には聞いていないし、ましてや「聞かされた」ということはうんざり感一杯で適当に相槌打ってる感かもしだしてるしhearじゃなくて絶対listenなんだろうな・・・これがhearとlistenのネイティブ感なんでしょうね!
ちょっと勘違いしてしまいそうな言葉として
hearing test 聴力検査
listening test 聞き取りテスト
↑のhearingは「聴力」という意味ですが「聴聞会、公聴会」という意味もあってこの場合のヒアリングは日本語の意味と同じです♪
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