2010年6月13日の試験から、辞書にある通りの典型的な論理展開をしている問題だったので。
短文穴埋めから[ちなみに、問の空欄は admittedly の部分。]
A: How's your new job, Lala?
B: Pretty good. Admittedly, the salary isn't great, but the work is really rewarding.
(あぁ〜、建築設計業の人間がいいそうな内容だぁ。。orz 僕なら、この後に「ってなるか!」って続けますね。英語でノリツッコミは、シットコム、フレンズ風にやればいいのかな?)
辞書の解説(一部、改)
読解のポイント強調の表現
「a.譲歩⇒逆接 but ⇒b.筆者の主張」の展開で, 「確かに」「当然」「実際に」といった筆者の価値判断を示す表現が、
(a)譲歩 Admittedly
(b)筆者の主張 really
の目印となることがある。
(a)の場合には、「自分の主張と対立するが、それが事実であることは認める」という意味合いで用いられる。用いられる表現としては、certainly, indeed, of course, surely, true, it is true that …などがある。(上の例文では、Admittedly)
(b)の場合には、筆者の主張を強調するのに用いられる。用いられる表現としては、actually, certainly, in fact, indeed, in reality, undoubtedly, must, should, it seems clear that …などがある。
(a)と(b)の両方で使われる表現もあるが、前後にある逆接の表現、推量の表現、伝聞や一般化の表現(some people say that …, generally, usuallyなど)を手がかりに区別できる
「論理展開」というと難しく聞こえてしまうかもしれませんが、基本はそんなに小難しいことではないですね。でも、こういうケアができている人は意外と多くない。(論理展開がこれだけというわけではありませんが。)
この訓練は、日本語でもできますね。常に人に話をする時、気をつけているかいないか、の問題です。
少し気を配ってみませんか。誰かと意見が異なった時、「確かに現状としては、〇〇ではあると思う。だけど、△△することで実際に□□することができると考える。」という感じに、自分の主張を論理的に展開してみることは意識することで可能だと思います。
譲歩、というのは、いわゆる相手の気持を推し量る、日本的な「枕詞」とは意味が違う点が注意、かな。あくまで論理展開としての譲歩、である点に注意。
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