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たっつんさんの日記

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2012年
02月21日
01:04 たっつんさん

mouthbird先生の対論者

  • 英語の話題
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/5752

 1ページだけを読む限り、この人も「もしも、古文大好き文学少年が古文科目の教壇にたったら…」のパターンの人だろう。

 氏曰く、『英語の授業で「英語の勉強」をしちゃってて、内容に興味が行ってない』と。つまり、彼の持論は『内容に興味を持ってもらえれば、英語はできるようになる!』っていう筋なんだろうな。
 この人大丈夫かな。ビジネスコンサルタントの割には、読みが浅くないか? 僕が代わろうか、その高給取りのおいしい仕事。


  外国語を第2言語として学ぶ時には、第1言語の「系」がその理解を邪魔する時がある。特に「系」が異なる言語同士の場合は、それが頻繁に起こる。
 日本語と英語はかなり相性が悪いと思うから、これに当てはまる。

 だから、系=システムの違いの理解を順を追ってしていくのが正統的なプロセスになる。それが文法。
 ただ日本の教育の場合、それが偏りすぎというか、全体的な視野が欠けている、あるいはそういう時間が取れていない、のが現状だと思う。
 文法だけじゃなくて、文法やって聴き取って、音読するっていうくらいの一文に対する時間のかけ方でいいと思う。

 最近特に思うのが単語テスト。これホント意味ない。単語テストなんて、そもそもできないはずなのに。単語なんて、出てくる場面で意味が変わっちゃうから。それを教科書の単元に出てくる意味のままテストしても、中間期末はできても、外部テストでは通用しなくなる。

 単語にはそれぞれ核となるイメージ、コンセプトがあるから、そこを掴まないといけないのに、教科書の内容にたまたま出てきた意味で聞いても意味がない。
 単語で大事なのは、動詞を中心にした文脈の中でのそれぞれの役割と、使われ方や繋がり方。そういう複合的な視点が常に大事で、ひとつひとつの単語で捉えるべきじゃない。「文法→文脈」っていう「線」で捉えるべき。これは英語ができる人とできない人の境界線になっていると思う。

 英語ができない人は、いつまでたっても単語を「単」語として捉えてしまう。その前後の言葉との結びつき方の意識が弱い。
 特に動詞は自・他動詞あるし、自動詞は当然、前置詞との絡みがポイントになってくる。自・他動詞の振る舞いの違いっていうのを感じる事ができると、英語のポイントも見えてくる。
 世間の英語学習指導者が、ここらへんに時間が割けていないのか、あるいは説明ができないのかわからないけど、ここら辺を理解できないままになっちゃうのが一般的なところだと思う。理解するのも難しいから、一回、二回で理解できるとは思えないし。

 日本語学習者も助詞、助動詞、活用形ていう地味なところって勉強するのが苦痛なのか、助詞の使い方等は最後まで課題になっている人が多い。
 日本人は日本語を第1言語として使っているから、特に考えなくてもきちんと使えるけど、それを他言語を第1言語にする人が真似しても、日本語ができるようになるわけじゃない。

 つまり、慣れだけで第2言語はできるようにはならないってこと。慣れっていうのは、文法とかの基礎ができた人が取り組む話。
 ピアノや水泳をできるようにするには、確かにまず初めに弾く人、泳ぐ人のやり方を観たりして、理解するところから入るけど、最終的には自分が練習しないと、弾けたり、泳げるようにはならない。

 これって英語も同じで、初めに理解が必要なんだけど、理解だけでできるようになるかっていうとそうじゃなくて、そこから先は「慣れ=量」が必要なってくる。
 そういうレベルにある人が、「聞いてるだけで英語ができるようになる」事はあると思う。


 こういう全体的な流れだったりストーリー、戦略って教える側も、教わる側も認識をひとつにしておく事って大事だと思うんだけど、こういうコンセプチュアルな話をしてくれる英語の先生ってそういないんじゃないかな?
 全体とひとつひとつのコマ=授業がどういう結びつきにあるのか、位置情報って必要だと思うんだけどな。。。

 全体のコンセプト、アプローチ方法っていうのを伝える事なく、''Hi, my name is Taro. ''とかって音読を始めても
、授業のための授業になってしまっていて意味がない。もっと言うと、テストのための授業でも意味がない。

 アイススケートの金メダリスト、清水選手やサッカーの中田選手は一つ一つの練習に対して、今なんでこの練習をしているのか、いちいちコーチに問いただしていたのは有名な話。彼らは常に練習のコンセプト、目的、意識っていうのを持っていて、試合のどういう場面でどういう力、技術を発揮すればいいのかを意識していた。
 だから彼らは、試合の時は練習を思い出しながらやっていたに違いない。だから常に落ち着いているんだ。

 こういう意識が英語学習にも必要なのに、教える側が「伝える」とか「教える」っていうことを細かく理解していなかったりする。
 ゴールがどこで、今どこにいるのか、これからどういう風に進むのか、を説明していない。

 一言で言ってしまうと「森を観る」っていう感覚がないんだ。こういう視点って日本人が苦手とするところで、アメリカが得意とするところなんだけど、英語を勉強してきたはずの英語の先生も結局身に付いていない。英語は勉強したけど、その英語力を生かして欧米そのものを学んではいなかったっていうパターン。

 この記事のコンサルタントは、木が見えていないのだと思う。彼は東大卒だから、要するにできない人がどうしてできないかが理解できていないんだと思う。「できる」のと「教える」のは違うんだよ。
 見積もりが甘い! 出直し!

 そんなことを、この記事を見て思った。走り書きで書きなぐってしまったから、文脈は良くないと思う。
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コメント

1番~9番を表示

2012年
02月23日
02:18
mouthbirdさん

わざわざ私の名前入りで日記を書いていただきましてありがとうございます。

>彼の持論は『内容に興味を持ってもらえれば、英語はできるようになる!』
そうだとしたら、甚だおかしな話だと思いました。

 私の今の生徒さん(英語苦手)で、生物学好きの生徒さんがいます。3箇月ぐらい前のことです。「類人猿に鏡を見せたら自分と気がつくか?」という課題の英文を読解しました。生徒さんは内容にはかなり食いついてきました。読解が終わったとき「どう?面白かった?」と聞いたら、返事は「話の内容は興味があったけど、英語だから(読解が大変だったから)不快だった」というものでした。

 「英語を嫌う人」が「英語を嫌う」のは「苦手」だからという点に尽きると思います。どんなに自分の興味がある楽しげな内容でも、その英文を「スラスラ読めない」と
 ⇒不快で、ちっとも「【英語】に興味なんかわかない」
となると思います。興味がわかないのだから、率先して英語をやろうとは思わず、結果それでできるようになるわけはないのです。
 【興味とは無関係】に「勉強すりゃ量に比例してできるようになる」と思います。もっとも「学習法は人それぞれにあったものがある」と思います。

2012年
02月24日
01:59
たっつんさん

 そうですね。楽しいのと好きなのは別ですね。点数化されて点数が低くて、バツばかりだと楽しくないのは当然でしょう。

 楽しいのと好きなのは別ですね。あるTOEIC講師も言ってましたけど。
 ストレスを軽減して、最終的に英語をマスターするかしないかは別にして、資格試験のように点数だけを取る事に専念した戦略的な方法を与えてあげるべきですかね。

 もし私が講師なら、その生徒さんには「たしかに苦痛かもしれないけど、この情報がもし日本語化されてなくて、英語のままだったらどうする? 一般的には需要の低い情報で、すぐに訳してくれる人がいない場合、この情報を手に入れられるか、入れられないかは君の英語力次第になってくる。」という問いかけをしますね。

 「世界には翻訳されていない情報もある、というよりされていない情報がほとんど。しかもこういった学術的な情報は、だいたいまず英語で発信される。だから、今は苦痛かもしれないけど、世界の最新の情報を掴む手段は英語になるんだ。」という解説を加えて、講義を終わりにすると思います。

 こういう講義、言い方は、生徒さんのモチベーションを上げられますか?

2012年
02月24日
14:13
mouthbirdさん

> こういう講義、言い方は、生徒さんのモチベーションを上げられますか?

大変申し訳ないですが、かえってモチベーションは下がると思います。

今回は姪の話をさせて下さい。最近私の中2の姪の英語を教えています。姪は英語が大嫌いです。

●まず、アルファベットの認識が不得意

・this を「ザット」と読み、that を「ディス」と読む。
・has を「ヒズ」と読み、with を「ウィッチ」と読む。

「someを書け!」というと、姪はちゃんと教科書を見ながら写して⇒「same」と書く。3回ぐらい見直してようやく自分の間違いに気がつく。
「wantを書け!」というと、姪はちゃんと教科書を見ながら写して⇒「went」と書く。3回ぐらい見直してようやく自分の間違いに気がつく。
「aboutを書け!」というと、姪はちゃんと教科書を見ながら写して⇒「abut」と書く。3回ぐらい見直してようやく自分の間違いに気がつく。
「doを書け!」というと、姪はちゃんと教科書を見ながら写して⇒「bo」と書く。3回ぐらい見直してようやく自分の間違いに気がつく。
「I'dを書け!」というと、姪はちゃんと教科書を見ながら写して⇒「I'b」と書く。3回ぐらい見直してようやく自分の間違いに気がつく。
「manyを書け!」というと、姪はちゃんと教科書を見ながら写して⇒「menr」と書く。3回ぐらい見直してようやく自分の間違いに気がつく。
「bestを書け!」というと、姪はちゃんと教科書を見ながら写して⇒「dest」と書く。3回ぐらい見直してようやく自分の間違いに気がつく。
 ↓極めつけ。
dayを書け!」というと、姪はちゃんと教科書を見ながら写して⇒「boy」と書く。3回ぐらい見直してようやく自分の間違いに気がつく。

study は「スチューデント」と読み、student は「スタディ」と読む。
Japan は「ジャパニーズ」と読む。

 姪は英語が読めない。カタカナ発音でさえできない。仮に正しく読めても「本人にはそれが合っている自信がない」。

私は週に1度教えている。1回につき100words程度の中2の教科書の文である。
・まず英語にカタカナでフリガナをつけさせる。これだけで1時間はかかる。
・次に1つ1つの単語の意味を調べさせたり教えたりする。これだけで1時間かかる。
・最後に英文の意味を考えさせ、訳例をつくらせる。完成までに40分かかり、直すのに20分かかる。
 合計3時間である。これが毎週。私が居なかったら、姪は絶対にこういった英語の勉強をしない。

 昨日はたまたま定期試験の勉強だった。午後8:00~午前1:30まで行なった。私に怒られながら、直されながら、苦しみながらの5時間半連続である。試験範囲の英文の読みと和訳を全部させて、試験に出そうなところも叩き込んだ。

 しかし、おそらくだが、ここまでやっても姪は30点も取れないだろう。すると世間では「勉強していない」と言われるのだ。世間は姪を「褒めず」に「けなす」のだ。苦痛と戦ったのに。

 この姪に

「世界には翻訳されていない情報もある、というよりされていない情報がほとんど。しかもこういった学術的な情報は、だいたいまず英語で発信される。だから、今は苦痛かもしれないけど、世界の最新の情報を掴む手段は英語になるんだ。」

と言って耳に届くと思いますでしょうか?


・簡単に「苦痛」って言うけど、それがどんな苦痛かあなたは分かっているの? やってもやっても間違いまくり、けなされまくり。「なんでできないの? 勉強が足りない」って言われるんだ!
・こんなにとてつもない苦痛の時間を山ほど味わって、世界の最新の情報を掴む必要性なんて私にはない!
・そうまでして最新の情報が「必要」な社会人は今の日本に100人中何人いるの? 10人もいればいいほうではないか?
・100人中90人のほうになる確率がはるかに高いのに、なんで10人になることを前提に話をするのか?(これが本当に) その10人は英語が得意な奴がなればいい。なりたい奴がなればいい。私はなりたくないからならない!
・仮に必要な境遇になった場合、どうしても必要なら「翻訳家」に金を払ってでも頼む!

 と私なら思います。姪ならもっとそう思うと思います。

英語が苦手な人は本当に英語が苦痛なのです。「私が中学高校で一番苦痛だったもの」は【英語】にほかならないのです。
・100人中90人がいらないなら、「こんなとてつもない苦痛なもの」「習得までおそろしく時間かかるもの」「やってもやっても"勉強していない"と言われるもの」はやらないのが普通だと思います。

 英語が苦手な人に英語学習のモチベーションを上げるなら
・「良い点数を取らなきゃいけない試験で、良い点数を取らないといけないから」
で十分だと思います。

2012年
02月24日
22:45
neginohanaさん

>>3 mouthbirdさん

(たっつんさん、割り込みすみません)

そんなに英語が苦痛だったのに、なぜ今それを仕事にしているのですか。
どうやったら、そこまで嫌いなものを人に教えられるくらいのレベルにまで高められたのでしょうか。

その姪御さんは、そこまで頑張って苦痛に耐えて、その成果はあるのでしょうか。
例えば、それをしなかったら0点になってしまいますか?
そうだったとして、0点と20点ではどれほどの差があるでしょう。
それだけの時間を他の教科に使ったほうが、簡単に(合計)30点ぐらいアップしたりしませんか。

普通の小学生でも縄跳びの二重跳びを簡単に何十回も跳びますが、私は生まれてから一度も跳べたことがありません。
多分、毎日何時間も練習したとしても、無理だと思います。
二重跳びが絶対必要な科目でなくてほんとによかった。

2012年
02月25日
00:21
たっつんさん

mouthbird先生

 なるほど。姪っこさんの状況はたしかに厳しいですね…。ほんとに文字通り、「いろは」からっていう状況ですね。音と記号を一致させるプロセスをもっと繰り返す必要がありそうですね。明らかに文字と音が一致していないですね。

 でもこの解決法を根本的なところから出すのは、さらに難しいそうですね。
 本人に考えさせながら、何が問題になっているのかを捉えられるような考える時間があるといいですね。こちらはあくまでサポートという姿勢を保ちつつ、あくまで本人に解決策を考えさせたり、とか…。もうやってるのでしょうけど。。
 英語必須科目制は、以前も述べましたが、見直す事があってもいいと思います。

 でも怒られながらの5時間半だと、おそらく自習はしなくなりますね。もう嫌になってると思うので。かといって誉めるっていうのも、ポイントポイントで抑えながらやる必要があるのでしょうけど…。

2012年
02月25日
03:52
mouthbirdさん

>>4 neginohanaさん

>そんなに英語が苦痛だったのに、なぜ今それを仕事にしているのですか。

まず「苦痛だった(過去形)」ではありません。「苦痛です(現在形)」

仕事になったのは以下の理由。
・まず「得意になった」ので、教えることは可能であった。
・特に「英語が苦手な人」を教えるのは「楽」。自分が過去につまずいた所を教えればいいだけ。
・ただ、普通の英語の先生は「英語が苦手な人がつまずく場所を指摘できないだろうな」とは思う。でも私はそれが分かる。
 参考↓
http://www.ye-study.com/page3-1.htm

・「私みたいなのでも英語が得意になれた」のだから、「苦手から得意になって英語の先生になった人」は大勢いるはずだと考えていた。(ちなみに私が浪人時代に入った(当時の)早稲田予備校にはそういう先生が2人もいらした)
・だから当初は、英語の先生になる気など全くなかった。(6年前まで古本屋の従業員だった)
・ただ、そういう「苦手から得意になった人」は「めちゃくちゃ多くはないだろう」と思い、ネットが流行りだしてた時、webサイト「本気で嫌いな英語を何とかする方法」は作った。
・当時流行った英語の質問掲示板をみたら、私が「楽」に答えられる質問(つまり文法の質問)が山ほどあった。なので答えて来た。
・そこで数年答えていたら⇒「私が思っているほど【苦手から得意になって英語の先生になった人】は多くない。少なくともネットでは私しかいない」ということに気がついた。
・ちょうど古本屋をクビになった。
・次に務めた某社の仕事も辞めた。
このとき

⇒英語の先生をやる以外に道はなさそうだ。英語が嫌いな人にとって私みたいな先生は必要だろうし。

 …と考えたので、現在に至ります。


>どうやったら、そこまで嫌いなものを人に教えられるくらいのレベルにまで高められたのでしょうか。

「勉強したから」以外の答えを知りません。

このへんが参考になるでしょうか?
・インタビュー(全3回・↓これはその第1回)
http://juken.alc.co.jp/mouthbird/archives/2006/06/post_18...
・英語駄目人間のなり方(全15回・↓これはその第1回)
http://juken.alc.co.jp/mouthbird/archives/2006/07/post_20...
・私が英語が得意になった方法(全29回・↓これはその第1回)
http://juken.alc.co.jp/mouthbird/archives/2007/03/post_30...


>その姪御さんは、そこまで頑張って苦痛に耐えて、その成果はあるのでしょうか。
ごくわずかにはあると思います。
>例えば、それをしなかったら0点になってしまいますか?
なっても不思議ないと思います。
私が姪を教え始めたのは半年ぐらい前ですが、私が教える直前のテストの点数は23点だったそうです。教え始めてからの最初のテストの点は28点です。本人は喜んでいました。私が教えなかったら10点台に下がっていたと当人は思っていたからだと思います。
だから、目に見える「成果」はわずかにあると思います。

>そうだったとして、0点と20点ではどれほどの差があるでしょう。
差は20点分だけあるはずです。
ちなみに、中学高校時代の私が獲得した最低点は100点満点で7点です。高1時に2回記録しています。(偶然にも2回とも7点で同じ点数です) このうち1回は学年最低点ということが分かっており、平均点は83点ぐらいでした。

>それだけの時間を他の教科に使ったほうが、簡単に(合計)30点ぐらいアップしたりしませんか。
すると思います。ですが、赤点は辛いのです。
ちなみに…
私は元々理数系科目が得意でした。中1の時点で英語ができませんでした(赤点)。中2のころあまりに英語ができなくて、困っていました。(さらに酷い赤点) このままではまずいので、理数系の得意科目の勉強時間を英語に当てました。
 ⇒結果は
  英語現状維持(赤点) 得意科目の数学も赤点
という事態になりました。(これで如何に私が英語を憎んでいるかわかるのではないでしょうか?)

話を姪に戻します。
 他の科目の点数を上げても、英語の成績がこのままであったら、「高校に受かる」でしょうか? このままならまず普通の高校には入れないと思います。

それになんといっても「中学の英語の授業」です。授業で全く当てられないことはないでしょう。その時「困らないように、当てられても返事ができるように」姪に予習をさせて上げなければなりません。
予習していれば姪は授業で困らないのです。だから姪は私の授業を受けるのです。

また、

・softer を「ソフター」ではなく、(なぜか)「ソフトテニス」と高らかに発音しても恥をかかない授業、
・姪が叫ぶ「英語なんか嫌いだ~~」という声に そうだ! そうだ! と「同調する先生」がいる授業、
・教科書に載っている英語の読み方を(1時間かかるけど)全部教えてくれる授業
 …は私との授業ぐらいなものですから。


こういう「英語に向いていない人」には、「英語は【受けなければならない試験のために】やる」…以外の返事を私は知らないのです。
少なくとも私自身は「受験以外の目的で」で英語はほとんど勉強していません。
私の英語力は「早稲田予備校での2年間の浪人時代の学習事項」で99%以上占められています。

>二重跳びが絶対必要な科目でなくてほんとによかった。

よかったですね。とても羨ましいです。neginohanaさんの「二重跳び」に当たるものが、私にとっては「英語」だったのです。

2012年
02月25日
04:11
mouthbirdさん

>>5 たっつんさん

怒るポイントは必ず発音です。姪は明らかに「文字」を読もうとしていない。
has を毎回 ヒズって発音するんです。with を毎回ウィッチと発音するのです。

褒めるポイントは、「いつも間違える発音を正しく読めた場合」です。昨日は全ての this を ザットと読まずにディスと読めたので褒めました(中2です)。

単語の意味が判ったものをつかって「文の訳例」をつくらせると、最近は80%は合います。問題は残りの20%。これが中々直らない。残り20%なんだから簡単に直りそうに傍目には見えるんです。ところがその20%がまず直らない。

 100words×8回分が今回の試験範囲でした。各文は以前に各3時間かけて1度終わらせました。しかしもう1度訳させるのに4時間かかりました。ですが姪は最後にはちゃんと正しい訳例を導きました。試験場でできていると良いのですが、おそらくできなかったと思います。(そもそも訳だけが出題ではないでしょう)

 苦手なものがそんな簡単に直るのだったら、とっくに直っているのです。

 ちなみに、私が「関係代名詞の目的格の省略がある英文」を間違えずに読めるようになるまで「10箇月から1年」かかりました。 苦手なものはそんな簡単に直らないのです。

2012年
02月27日
22:16
neginohanaさん

>>6 mouthbirdさん

ありがとうございます。
本が一冊書けそうですね。

2012年
02月27日
23:47
たっつんさん

 苦手だと、th も tch も同じに見えてきちゃうんですよね。物理の様々な力学方程式の細かい意味を考えたくなくなるのと同じですね。微分のように細かく分析して、積分のように理解を積み重ねていく必要がありますね。
 だけど最終的には細かく分析したほうが、安定した力になるのだと思います。


 また、引用の問題も興味深かったです。

This is the place (  )she likes.

に当てはまる関係詞の問題は、高校で偏差値的には55〜の問題ではないでしょうか? ここは実際には、けっこう理解しないまま(大学に)合格できちゃう学生も少なくないかと思います。

ここの出題は興味深いです。中学生で習い始めるけど、ここの違いは結局、自他動詞の違い、文型、品詞の機能の違いを理解していないと日本人には正解できないですね。中学生では無理でしょう。

 高校生でもカンで正解できるのが〜60くらいまでの学生かと思います。でも60〜の学生は理屈で解くのだと思います。

 先生は、the place よりも She likes の部分がとても大事だと述べてますが、私も同感です。この動詞が例えば、go だった場合、また状況は変わってきますね。

おそらく、選択肢を何度同じものを選んでも良いし、選ばなくても良いとして、

1. This is the place (  )she likes.
2. This is the place (  )she goes.

a. which b. where

というa, bの選択制の問題の出し方をすれば、偏差値55〜60の学生の両問正解率は良くないと思います。でも、60〜を安定して取れている学生なら両方正解できる。TOEIC的には500〜ないし600〜あたりでしょうか。違和感とかカンじゃ正解できない。2問目を解いたとき、1問目に対する疑問が出てきて迷い始めるのが偏差値60未満の学生だと思います。ムダに時間も取られる。

この2つが正解できるという事は、おそらく自動詞と他動詞の機能の違い、文型の違い、品詞、単語を意識して勉強できているだろう事がわかり、大学入学後も確実に英語の力を伸ばしてくれそうだ、という見込みを持てます。出題者としてはこれだけで、ここまでわかりますね。

 関係詞の理解は最終的には文型や品詞の理解を土台にしていて、長文でも点数が伸びるか伸びないかの分かれ目になるから、出来不出来が別れるのでしょうね。

1番~9番を表示