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mouthbirdさんの日記

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2008年
10月22日
09:35 mouthbirdさん

未来を表す時制(その3)(解答編)

今週は、先週(問題編)解答編です。
実は先週の問題編の最後にいただいたコメントを見てびっくりしております。
「tdmintonさん」と書かれているではないですか! Σ( ̄□ ̄)!
この問題は、参考出典元を「ここがおかしい 日本人の英文法 T.D.ミントン著 安武内ひろし訳 研究社」とさせていただいています。
いただいたコメントの内容を見ると、ご本人さまではないかと考えられます。Σ( ̄□ ̄)!
このコメントを踏まえ、<(※あくまで ミントンさんの意見)>などの表記は消させていただきました。




いただいたコメントを踏まえつつ、解答編をお送りいたします。




――――――――――――――――――――――――
問題1
次の空欄に、最もふさわしくないのはA~Cのうちどれか?




Ken: Shall we ask Tom to come along with us tonight?
Joe: No. (                     )
 
 A:He’ll go to bed early tonight.
 B:He’s going to bed early tonight.
 C:He’s going to go to bed early tonight.




正解:A




前々回で出てきた will の使い方は「その瞬間にやろうと思いついたこと」ですね。
今回は
Ken は「トムが今晩いっしょに行くか誘ってみようか」と聞いた返事です。
このとき
「その瞬間にやろうと思いついたこと」…という意味で
  He’ll go to bed early tonight.
と使ったとすれば、「どうして、彼が今瞬間に思いついたことがわかるの?」といった具合になると思います。
  こうした場合、will には別の役割があります。
 単純な「予測のwill」(~だろう)…という意味です。
ただし、この will には「予測が外れる可能性を認めない」という意味があります。 もちろん、外れる可能性はありますが、「will と言った本人」は「外れません」というつもりで言っています。
だから、この用法は人を慰めるときによく使われるとミントンさんはおっしゃっています。
 例
 Don’t worry: he'll get better soon.
 (大丈夫だよ、きっとすぐ良くなるよ)
  ↑
  このときの 予測の will は実にふさわしいと言えると思います。
 この 予測の willには「予測が外れる可能性を認めない」わけだから
  「必ず良くなるよ!」…という意味になるわけです。

では今回の場合はどうか?
「トムが今晩いっしょに行くか誘ってみようか」と聞いた返事で、
 「今晩必ず早く寝るだろうよ」とここまでの確信を持って言うのは、この状況では難しいという具合です。
もし、何らかの事情でトムが今晩早く眠るつもりがあることを知っていれば、返事は




 B:No. He’s going to bed early tonight.
 C:No. He’s going to go to bed early tonight.




となるはずです。もし、どうしても will を使いたいなら、probably などの修飾語つけて断定の意味を和らげるほうが安全とミントンさんはおっしゃっています。
そして、例えば
 No. He'll probably go to bed early tonight: he usually does on Sundays.(いいや、たぶん彼は今晩早く寝るよ。だって、日曜日はたいていそうしているから)
といった修飾が後ろに付くはずだそうです。




――――――――――――――――――――――――
問題2 
次の英文の訳例として、よりふさわしいほうはA・Bのどちらか?
・Students will wear uniforms at all times.




 A:生徒は常に、制服の着用をお願いいたします。(へりくだった丁寧な言い方)
 B:生徒は常時、制服を着用のこと。(ぶっきらぼうで命令的)




正解:B
「命令を下す文に will+原形動詞」が使えるようです。これは上の問題1でやった「予測の will」の延長ラインにあるもののようです。つまり「他人の行動に断定的な予測をしている」という形なのです。つまり他人に権威的に「予測を実現するように強制」している感じなのです。
ミントンさんは「きわめて形式ばった命令口調であって、くだけた会話には不適切である」とおっしゃっています。




※この問題ですが、tdmintonさんから「意見ではなく、一般に周知されている使い方です」とコメントいただきました。




――――――――――――――――――――――――
問題3
AチームとBチームがサッカーの試合をしています。Aチームが3対0で勝っているとします。
そして、あと1分で試合終了という状況です。このとき、
 「Aチームの勝ちだな」
と言う場合、適切なのは、次のどちらでしょう?




 A: Team A will win.
 B: Team A is going to win.




正解:B




これはその2(解答編)問題3でやりました。
「現在の状況から考えて未来に起こることがほぼはっきりわかっているとき…は be going to」なのです
【そうなる決定的な要素がある場合】は、「外れる可能性をみとめない will 」よりも「be going to」になります。
今回はどうしたって、あと1分じゃ、Aチームが勝つでしょう。したがって、be going to になります。
ただもし will を使えば「勝たない可能性があるよ」という意図を示すようです。
今回は、普通に考えて、Aチームが勝つでしょうから、正解はBとさせていただきます。




――――――――――――――――――――――――
問題4
次の英文の意味を汲み取った文として、ふさわしい日本語はどちらでしょう?
・Will you be quiet?




 A:恐れ入ります、少々静かにしていただけますか?
 B:うるせーぞ! てめえ! 静かにしやがれ!




正解はB。
この問題ですが、まずお断りをさせてください。m(_ _)m
tdmintonさんから↓コメントをこのようにいただきました
「私が書いたものをひどく大げさにしたものです。この英語訳例は、私の意見ではありません」
とコメントいただきました。
実際この(訳例B)は私が作った意味を汲み取った文です。その意味で大変失礼致しました、申し訳ありませんでした。




原文は以下のとおりです↓
>先生が Will you be quiet? (静かにしてくれるか?)と言ったときには、実際には、Shut up you little ×××! (うるさいぞ、この悪がき)の意味であることを、英国の小中学生はみんな知っています。




この説明文の手前には、「人にものを頼む場合の Will you ~? についての説明」が↓こうあります。
>このかたちは、みなさんがおそらく思っているよりもはるかにぞんざいな言い方です。




したがって、 「will は人にものを頼むときに使えるが、ぞんざいな言い方である」と言えると思います。




※ただ、私はかつて、あるアメリカ人に「Will you ~? 」がぞんざいかどうか聞いたことがあるのです。そのときの彼の意見は「No.(ぞんざいではない)」というものでした。イギリス英語とアメリカ英語の違いでしょうか? ど、どうなんだろう? 疑問に思っています。




――――――――――――――――――――――――
問題5
次の空欄に、ふさわしいのはA・Bのうちどちらか?




Ken: Would you send me a postcard from London?
Joe: (                     )
 
 A:Yes, I will. I’ll send you one as soon as I get there.
 B:Yes, I would. I would send you one as soon as I get there.




正解:A
Would you ~ ? 「~してくれませんか?」と頼まれた返事としては、I would は使えません。
肯定の返事は will ~、否定の返事は won’t ~ を使います。




――――――――――――――――――――――――
問題6
次の空欄に、最もふさわしいのはA~Cのうちどれか?




Ken: Let’s go out for dinner.(         )
Joe: Really? Thank you.




 A:I’ll treat you.
 B:I’m treating you.
 C:I’m going to treat you.




正解:A
Ken は「ディナーを食べに行きましょう。私がおごりますよ」と言いたいわけです。
頼まれるより先に、進んで何かをしてあげるようなとき、つまり申し出の時に will が使われるのです。
伝統的な日本の英文法ならこれは「意志の will」と言っている用法の1つだと思います。
Bであったら、現在おごっている真っ最中になってしまい、未来の予定は表しません。続きに未来を表す修飾語句がないからです。
Cは「おごる予定である」とすでに予定にしている表現で、これはおかしいと思うのです。自分の「予定」を相手に伝えるのではなく、自分の「申し出の意志」を相手に伝える必要があるように思います。、、、しかし、richeさんから[ニュアンスは異なりますが、C も可のように思います]とのコメントいただきました。私には分からないので、ご意見をいただければと思います。
m(_ _)m




――――――――――――――――――――――――
問題7
次の日本文の英訳例として、最もふさわしいのはA~Cのどれか?
 
「ごめんなさい。今後はもう少し慎重にやります」




 A: Sorry. I’ll be more careful next time.
 B: Sorry. I’m being more careful next time.
 C: Sorry. I’m going to be more careful next time.




正解:A
約束をするときにも will は使われます。
B はあきらかに違います。ここの問題2でやったように、未来の予定で be 動詞の進行形は使えないのです。
C は、今後はもう少し慎重にやる予定ですとなります。これは少し変だと思います。
ここでは、慎重にやるという「約束」をしないとおかしくないでしょうか?
この will は伝統的な日本の英文法なら「意志の will」と言っている用法の1つで「そうする」という意志を示すシーンだと思います。




――――――――――――――――――――――――
問題8
次の日本文の英訳例として、最もふさわしいのはA~Cのどれか?




 「財布をよこせ。さもないと殺すぞ」




 A: Give me your wallet or I’ll kill you.
 B: Give me your wallet or I’m killing you.
 C: Give me your wallet or I’m going to kill you.




正解:A
実はすぐ上の問題7と似ています。問題7は約束でしたね。これもそれに近くないですか?
「さもなければ殺す!」という「約束」ですw (約束というよりは脅しですが)
こんな場面で、悪党が「殺すぞ!」と約束?を示さなかったらおかしいですよね。
つまり、脅すときは will を使うわけです。
ミントンさんは「この場合で、be going to や 進行形は使わないと断言してもいい」とおっしゃっていました。




――――――――――――――――――――――――




実はミントンさんのこの本では、もう1つ紹介しています。
それは挑戦の will という使い方です。
 <例>
 I'll raise you $100.
 (さらに100ドル賭けます(ポーカーのとき)




これは、問題6の「申し出」、問題7の「約束」、に近い感じがしないでしょうか?






ここでwill の役割をまとめます


・その場の決心
(外れる可能性を認めないつもりの)予測(ただしそうなるという決定的な要素はない)
・お願い(ただしぞんざいな言い方)
・お願いの応答(たとえ would で頼まれても、返事は will)
・申し出
・挑戦
・約束
・脅し


などの場合、will が使われるという具合のようです。




以上、3回にわたって未来のことについての表現を紹介してきました。いかがだったでしょうか?
今回の原書「ここがおかしい 日本人の英文法 T.D.ミントン著 安武内ひろし訳 研究社」には、これ以上の情報が満載です。
今回は未来のことに関する説明でしたが、完了形についても詳しく書かれています。以前のコメントにもありましたが、完了形を苦手にしている英語学習者は非常に多いと思います。
現在形についても詳しいです。個人的には現在形が1番難しいと思っていますが、この本で怖くなくなりました。
もちろん時制だけではなく、いろいろな文法事項に触れています。気になったかたはぜひご購入の上、お手元に置かれてはいかがでしょうか? きっと役に立つと思います。
リンク:その1解答編 その2解答編 その3問題編




次回ももちろん、水曜日の更新です。
次回は「問題編」ではなく、(とある)問題集? を皆様に解いていただく予定です。(意味が分からないと思いますが、申し訳ありませんが我慢してください。来週分かります)。
きっと来週は面白いはずです。
ぜひ皆様のご意見をいただきたいのです。
どうぞよろしくお願いいたします。m(_ _)m

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コメント

1番~18番を表示

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2008年
10月22日
10:39
さん

1:

yokokun のコメント:
先生 ありがとうございます。

TDミントンさんのコメント ビックリですね。

それだけ mouthbird先生のブログが有名になったってことでしょうか。

ご本人様からなんて、あせったでしょうけど、うれしいですね。

全問正解 「やった~!」(ヒーロー、ましおかさん風に)

mouthbird先生のおかげです。 ありがとうございます。

これからも よろしくお願いします。

(^-^)/


2008年
10月22日
16:32
さん

2:

緑のランプが点いていますので、ご作業中のようですね。お疲れ様です。



う~ん、実は*問題1*が一番悩みました。なので、アタマから「むずかしそ~ですね」と書いたのですが…確かに、あぁいう状況での probablly と言ったクッション的なコトバ、使いますね~ん~悔しい~~~!ケレド、非常にすっきりした説明ですね。コレが気になって、解答を待っておりました。



自分の回答の最後に will の強さを肯定しながら、ココで躓くとは…トホホです。



コノ機会に、翻訳モノを読むのは抵抗がありますけれど、文法書を読んでみたくなりました。散歩コースの市立大学の図書館で原書探してみようかな?



ありがとうございました。

2008年
10月22日
17:57
hiromidukiさん

全問正解ならず・・・(泣)。

でも、そうして間違えながら覚えればいいんですよね。

willの使い方、勉強になりました。またよろしくお願いします。

2008年
10月22日
23:48
さん

4:

chinguruma のコメント:
私にでも、すっきりとわかる説明をして下さり、有り難うございます。
私は、他人にお願いする時は、いつも
Could you.....?
Would you mind.....?
を使っていますが、以前やはり、「丁寧過ぎる、Will you please....?でいいんだよ。」と、言われた事があります。でも、それは誤りなんですね。

問題1が難しかったです。単純未来の推量のwillは、『予測が外れる可能性を認めない、つもり」という認識はなかったです。

勉強になりました。来週が待ち遠しいです!

2008年
10月23日
04:36
さん

5:

hada のコメント:
残念、最後の 2 問、間違えちゃいました。 くやし~!



be は進行形になりにくいというのは理解していたのですが、今回は「する・なる」ということに行為感を持ったので、being かな?なんて思ってしまいました。



>未来の予定で be 動詞の進行形は使えない

受験の範囲で考えると必要ではないかもしれませんが、これには例外はないのでしょうか?



@chinguruma さん

間違っているかもしれませんが、友達なら will you や can you でいいのかも?



次週、楽しみにしています!

2008年
10月23日
05:01
さん

6:

HARUTI のコメント:
先生こんにちは。丁寧な解説痛み入ります。



さて、Would you ~?の答えに



I will というのはこういう流れではないでしょうか?



相手は、自分に敬意を払って、



Would you ~?(~してくれたらうれしいんだけれど)



とたずねて、自分は、決意を表明して、



I will ~.(絶対、そうするね!)



と答えている。



I would (したいものだね)



だと、控えめさが、逆に優柔不断な印象を与えかねないので、却って失礼になる。



くらいの理解でよろしいでしょうか?



PS



今回のミントン先生のコメントは、すばらしかったです。

先生の人柄が良くわかったようなものでした。



誠実で、明確なコメントに、胸が打たれたようでした。

2008年
10月23日
07:07
さん

7:

jas333 のコメント:
こんにちは!

いつも丁寧な解説ありがとうございます。



きゃーっ、1問ミスった~~

またまた全問正解ならず・・(泣

最後の問題で迷ったあげく、間違いの方を選んでしまいました。



でも、たとえ全問不正解になろうとも、とても勉強になるので、これからも参加させていただきたく思う所存であります。



次回はどんな問題なんでしょう??

楽しみだニャ~♪(=^・^=)

2008年
10月23日
08:08
さん

8:

Ast のコメント:
未来時制シリーズお疲れ様でした。



今回もよくわかりました。

でも使い分けるのが難しそう。



今回の問題の出典元であるミントンさんの本も興味が湧いてきました。

役に立つことが書いてありそうなので、今度内探して読んでみたいと思います。



今回もどうもありがとうございました。

2008年
10月23日
14:27
さん

9:

riche のコメント:
勘と反応で答えたのですが、全部合っていてうれしいです。

>【問題6】... しかし、richeさんから[ニュアンスは異なりますが、C のように思います]とのコメントいただきました。
- 普通は A: I'll treat you. で、C: I'm going to treat you. も可というように答えていたように思います。

これも勘と反応で答えたので、答え: A ... にちょっとコメントを添えてみただけなのでした。
説明を求められるとは思っていなかったので、今考えをまとめ中です。

こんなに will のことについて深く考えたのは今回がはじめてなのですが、文法について考えるとても良い機会になりました。

2008年
10月23日
16:00
GoodGriefさん

ふえ~、全問正解どころかコテンコテン...(T_T)



Mouthbird先生、お忙しい中どうもありがとうございます。

実は大量にお尋ねしたいことがあるのですが、

今回は問題1に絞らせていただきます。

「実は問題1が一番難しいのではと個人的には思っていました」とおっしゃってるのはさすがです。見抜かれてます。(^_^;)



◎問題1について

①選択肢Aのwillがダメな理由の確認


「断定的な予測」のwillを使っているのに、本問においては断定の根拠がまったく示されていないからバツ...という理解の仕方でよろしいでしょうか?

(richeさんが「文脈上不適当」とおっしゃっていた理由もこれですか?)



②選択肢B He's going to bed early tonight.について

選択肢のBは第2回でご教授いただいた「個人のスケジュール」の使い方に当たると思います。

そうであるならば、Bの言い方をするときには、「Heは準備万端(ベッドメイキングも終わって、アラームもセットしてetc)の状態」のはずですが、KenとJoeが発言時にそこまで熟知しているのは不自然な気がしますがいかがでいしょうか?

(Astさんも同じ理由を挙げていらっしゃったと思います。「準備万端」の定義がMouthbird先生と私たちとでは違うのかな...?)

それとも

選択肢Bは、選択肢Cをただ単にgo toが重なるのを避けた実質be going toの意味?



長々とすみません。

今日はこれくらいで。(^-^)



あ、そうそう。

Astさんを見習って私もMouthbird先生を援護射撃。

(^-^)



I'll definitely buy those 3 great books by Prof. Minton!

2008年
10月24日
17:39
mouthbirdさん

皆様、コメントありがとうございます。

m(_ _)m



>richeさん

該当の部分すみませんでした。すぐに直しました。m(_ _)m

お時間がありましたら、ご説明いただければ幸いです。



>GoodGriefさん

>①選択肢Aのwillがダメな理由の確認

「断定的な予測」のwillを使っているのに、本問においては断定の根拠がまったく示されていないからバツ…という理解の仕方でよろしいでしょうか?



ある程度の確度の高い根拠ある場合、will を使うには probably をつけないと不自然なようです。

確実にそうであることが知っていれば、

「彼は~するつもりだ」の

B:No. He’s going to bed early tonight.

C:No. He’s going to go to bed early tonight.

になる、という具合です。これは「予測」ではありません。そうである「事実」を伝えている表現です。



>②選択肢B He’s going to bed early tonight.について

>選択肢のBは第2回でご教授いただいた「個人のスケジュール」の使い方に当たると思います。

おっしゃるとおりです。

>そうであるならば、Bの言い方をするときには、「Heは準備万端(ベッドメイキングも終わって、アラームもセットしてetc)の状態」のはずですが、KenとJoeが発言時にそこまで熟知しているのは不自然な気がしますがいかがでいしょうか?



た、確かにそうですねえ(汗;

ただ、何らかの事情でそれを知っていると考えるのだと思います。さっきまでトムの部屋にいたとかw

2008年
10月25日
16:09
GoodGriefさん

Mouthbird先生、ご回答ありがとうございます。(^-^)



>ある程度の確度の高い根拠ある場合、will を使うには probably をつけないと不自然なようです。



や、やはり、そうですか...

できればそうでないことを願っていたんですが...orz



すると、中学生のときから何回も使ってきた

It will rain tomorrow.

He will come to the party.

のような英文は不自然だということになりますか?



また、

probablyの代わりに、I thinkをつければ不自然さはなくなるでしょうか?

2008年
10月25日
17:30
mouthbirdさん

>GoodGriefさん



まず、

>probablyの代わりに、I thinkをつければ不自然さはなくなるでしょうか?

はい。問題ありません。原書(「ここがおかしい 日本人の英文法」)にも同様の記述があります。I expect なども使うようです。



もう1つのほうですが、う~ん、

(裏が取れないていないので確証がないですが)

客観的に見て「自然な成り行きでそうなるだろう」と言える場合は、will 単独でも問題がない、と思います。



>It will rain tomorrow.

普通に空などを見て、あるいは天気予報を聞いて「客観的に自然な成り行き」で明日雨が降りそうならこう言えるのではないかと思います。



>He will come to the party.

・彼がそのパーティに行きたがっていることを(仲間の)誰もが知っている場合、「客観的に自然な成り行き」で、彼はパーティに来ると予測できます。

こういう場合は使えるのではないかと思います。



※私が「客観的に自然な成り行き」と考えたのは、ロイヤル英文法などの will の例文を見ると

 I will be sixteen next birthday.

など、どう考えても「客観的に自然な成り行き」でそうなる場合の例文が圧倒的であったからです。

2008年
10月25日
18:38
GoodGriefさん

>>He will come to the party.

・彼がそのパーティに行きたがっていることを(仲間の)誰もが知っている場合、「客観的に自然な成り行き」で、彼はパーティに来ると予測できます。

こういう場合は使えるのではないかと思います。



なるほど。

「あのお祭り大好き野郎が来ないわけがない。前回も39度の熱があるのに来たし。」

みたいに極度の断定ができるような場合にはprobablyがなくてもよいだろうということですね。(^-^)



あと、問題2と問題4について質問(というよりは確認)したい事項があるのですが...(^_^;)



◎問題4のwillは、問題2のwillと同様に「他人の行動に断定的な予測をしている」ものではないか?



ということなのですが、今夜はもう遅いので後日もう少し詳しく伺いたいと思います。



とりあえず、どうもありがとうございました。(^-^)

2008年
10月26日
02:11
mouthbirdさん

>GoodGriefさん
問題4のwill は「予測」ではなく、「お願い」です。その意味では別個のものだと思います。
でも、もしかしたら、断定的な予測を(勝手に)している will を使うから、"Will you ~ ?”はぞんざいな言い方なのかもしれないと今思いました。

2008年
10月26日
09:45
GoodGriefさん

Longman Dictionary of Contemporary Englishには、

●Will you be quiet!(?ではありません)

という例文が載っていました。



MACMILLANには

USED IN POLITE REQUESTSとして、

●Will you please listen to what I'm saying!(?ではありません...残念ながら)

●Will someone kindly tell me what is going on around here?

という例文がありました。



丁寧な言い方かどうかは、「要求内容」「相手との人間関係」にもよると思いますが、「頼むときの口調」も大きなウェイトを占めるので、次のように考えるに至りました。

Will you be quiet?(↑)なら、「相手の意志の確認」で(いくらか)丁寧な申し出(a littleとかpleaseとか付けといた方が無難かも...)。

Will you be quiet!(↓)なら、「他者の行為に対する断定」で命令口調。



ミントン先生の本は持っていませんが、Mouthbird先生の記された原文引用を見ると、

●Will you ~?は(いくらか丁寧な頼み方ではあるが)日本語の「~してくれますか?もらえますか?」ほど、丁寧ではない。

と解釈できる余地があり、

●shut upと同意のWill you be quiet?は実はビックリマークの方

と考えれば辻褄が合うような気がするのですが、いかがでしょうか?



問題

教師がうるさい生徒を静かにさせるのに、よりふさわしい言葉はどちらか?

A Will you be quiet!

B Shut up!


例え意味するところは同じでも、Aの方が教師にはふさわしい気がします。「教師にふさわしい」ということは、より「丁寧な」ものの言い方だからではないでしょうか?



ふ~、長かった...(>_<)

どうもすみません。

2008年
10月26日
17:48
mouthbirdさん

>GoodGriefさん
ソースを忘れましたが、will は歴史的には最初「丁寧」であったようです。(以下うろ覚えで書きますが)軍隊や法廷だったか、役所だったかでは、依頼で will を使うのは「丁寧」と考えて問題ない、と何かで読みました。
この意味でまさに「相手との人間関係によって決まる」と言えると思います。(だから、例えば軍隊で上官に物を頼む場合は、will が正式な言い方で丁寧になる、といった具合です)。

また正式?には丁寧ですが、逆に丁寧すぎて「いやみ」になってしまった結果、今では通常の会話ではぞんざいなニュアンスに変わってしまったような気がします。
だから、please や kindly をつけると「正式な言い方であり、いやみではないんだ」というニュアンスが出るような気がしました。

したがって、
>―――――――――――――――
●Will you ~?は(いくらか丁寧な頼み方ではあるが)日本語の「~してくれますか?もらえますか?」ほど、丁寧ではない。
と解釈できる余地があり、
●shut upと同意のWill you be quiet?は実はビックリマークの方
と考えれば辻褄が合うような気がするのですが、いかがでしょうか?

問題
教師がうるさい生徒を静かにさせるのに、よりふさわしい言葉はどちらか?
A Will you be quiet!
B Shut up!
例え意味するところは同じでも、Aの方が教師にはふさわしい気がします。「教師にふさわしい」ということは、より「丁寧な」ものの言い方だからではないでしょうか?
>―――――――――――――――
おっしゃるとおりと思いました。^^

2008年
10月27日
02:07
GoodGriefさん

なるほど、丁寧すぎて「いやみ」ってありそうですね。



時制シリーズ全3回は勉強になりました。



ありがとうございました。(^-^)

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