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mouthbirdさんの日記

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2009年
09月02日
14:46 mouthbirdさん

関係詞とカン・その1(解答編)

こんにちは。旧チャンネルブログの文法問題の流れを汲む日記の水曜日がやってきました。
今週は解答編です。




たくさんの皆様のコメントいただき、嬉しく思います。投稿してくださった皆様ありがとうございました。




今回は、こうした問題を解く場合の皆様の「カン」の要素もお伺いしました。「カン」という言葉に戸惑った方もいらっしゃるようでした。(こういうふうに考えるのもカンなの?)といった感触をお持ちの方がいらっいました。確かに「カン」という言葉だけでは曖昧だった部分があると思いました。申し訳ありません。




いただいたコメントの中に
「声に出して読んでみたらしっくりこない」から、別の選択肢を選んだ、という例
「違和感を感じない選択肢を選んだという例

がありました。これに注目したいと思いました。
 今回の問題を解くにあたり、(コメントを書いて下さった方のみならず、単に解いただけの方を含めて)




・選択肢を「声に出して読んでみたらしっくりくる」ものを正解として選んだ方
・選択肢を「違和感を感じない」ものを正解として選んだ方
こういう方はいらっしゃいませんか? たぶん「大勢いる」と思うのです。
これについて考えたく思います。

例えば!
私はこれから解答と解説を書きますが、
もし私が↓このように書いたら、あなたは↓をどう思うでしょうか?
―――
(4)誤っているものを1つ選びなさい。
 A. I never forget the day which I met you.
 B. I never forget the day that I met you.
 C. I never forget the day when I met you.
 D. I never forget the day on which I met you.
解答:A
解説:声に出して読んで見れば分かる。Aはしっくり来ない。よって正解はA。




(5)正しいものを1つ選びなさい。
 A. That’s the book, I wanted you to read.
 B. That’s the book that I wanted you to read it.
 C. That’s the book I wanted you to read it.
 D. That’s the book I wanted you to read.
解答:D
解説:Dは違和感を感じない。よって正解はD。
―――




 ↑この説明で「納得する」方がいらっしゃるでしょうか?




大体、この手の問題が載っている問題集などの解説に「声に出して読んでAがしっくりくるから正解はA。」とか「Dは違和感を感じない。よって正解はD」などと書いてある参考書があるでしょうか? いっそその全部問題の解説に「声に出してしっくりくるから」と書いてあったりしてw もしそんな問題集があったら、その問題集の意味はあるのでしょうか? あなたはその本を買いたくなるのでしょうか?




にもかかわらず、解く方は「声に出して読んでしっくりくるから」とか「違和感を感じないから」いう理由で選択肢を選ぶ方がいると思います。「大勢いるのでは」と私は思っています。あなたもその1人でありませんか?




しかし「声に出して読んでしっくりくるから」「違和感を感じないから」という理由で選んで「全問正解」であるならばどうでしょうか? 文法が嫌いな方ほど「声に出して読んでしっくりくるから」「違和感を感じないから」という理由で選んで「全部当たる」のならば「それでいいじゃないか」と思うと思います。




ここで問題編の私の文章を再掲載します。




「初歩的な関係詞」の問題は、英語が得意な人は面白いように「カン」でスラスラ解けてしまいます。
しかし英語が苦手な人は同じように「カン」で解くと面白いようにほとんど間違ってしまうのです。




つまり
「声に出して読んでしっくりくる・違和感を感じない」という理由で選んで→全問「当たる」
という人もいれば
「声に出して読んでしっくりくる・違和感を感じない」という理由で選んで→全問「外れる」
という人もいるわけです。




関係詞はこの傾向が最もはっきり出る単元だ、と私は考えています。
なぜなら、仮に私が関係詞のこの問題を「カン」で解く場合(例えば「声に出して読んでしっくりくる・違和感を感じない」という理由で選んだ場合)→全問「外れる」からです。

そして(問題編の説明の別の部分を再掲載します)
・「カンで当たる人」が⇒得意になる。
・「カンで外れる人」が⇒苦手になる。
と私は考えているのです。




大体の皆さんは、この「中間だ」と私は思うわけです。つまり
「声に出して読んでしっくりくる・違和感を感じない」という理由で選んで→何問かは当たり、何問かは外れる。
といった具合です。




関係詞は「何問かは当たり、何問かは外れる」という状態では絶対にマズイ! パーフェクトでなければならない!…と私は思います。なぜなら、英語は「関係詞が頻繁に使われる言語」であり、「関係詞を使うことで文章が長くなる言語」だからです。毎回、関係詞の正確な理解しないと「誤訳」が生ずる事態が往々にしてあるわけです。
 ちょうど今、関係代名詞の不正確な使い方のために「誤訳」が生じ、国際問題になっています。

http://q-eng.com/diary/2126

我々は、「英語学習者」です。だから「間違う」のは仕方がありません。ただ間違った場合、「直す」必要があります。そのときどう直すかを考えてください。
 例えば、ある問題を「声に出して読んでしっくりくるから」という理由でAを選んだとします。
しかし、正解はBだったとします。で、その解説には「声に出して読んでしっくりくるBが正解」と書かれていたらどうでしょうか? あなたはその自分の間違いを直せますか?




 「間違い」を直すためには、文法の知識が必要だと思います。もし間違った問題がある場合、下の解説を読んで間違いを「正しく」直せればと思います。




では解答と解説。




おっとっと。その前に、一端この「関係詞の基本」を読んで置くと良いと思います。
(下から読んでください:全15回)
http://juken.alc.co.jp/mouthbird/archives/cat1562/




――――――――――――
(出典:大学入試英語 上級者のための正誤問題の解法 加東憲吉著 文芸社)




(1)正しいものを2つ選びなさい
 A. This is the house which he was born.
 B. This is the house in which he was born.
 C. This is the house which place he was born.
 D. This is the house where he was born.
 E. This is the house in where he was born.
 F. This is the house where he was born in.
                   (日本福祉)




正解:BとD (これは私が生まれた家だ)
解説:関係代名詞と関係副詞の正確な理解を必要とする「基本問題」。
・関係代名詞を使う場合、「関係代名詞の後ろに何かしらの要素(主に主語か目的語)が絶対に欠ける」。
・関係副詞を使う場合、「関係副詞の後ろに何かしらの要素(主に主語か目的語)が絶対に欠けない」。




例題
・which(関係代名詞)か、where(関係副詞)のどちらかを入れなさい。
Tokyo is the city (   )I live in.




●解き方:(   )の後ろを見て、「何か必要なものが欠けていないか」を探す。
今回の(   )の後ろは、I live in 。
 ⇒in の後ろが欠けている! (I live in +「どこそこ」)という感じで「どこそこ」がないと変! 今回のように in という「前置詞」の後ろの「名詞」が欠けている場合、「前置詞in の『目的語』が欠けている」と表現します。
↓参照
http://juken.alc.co.jp/mouthbird/archives/2008/08/post_508.html
 『目的語』が欠けている分けですから、⇒関係代名詞の which が入ります。したがって正解は
Tokyo is the city (which)I live in.
となります。
ここで大事な補足!
この例のように、「前置詞の目的語が欠けている場合」、前置詞は関係代名詞の 手前に移動することが可能です。
つまり
 Tokyo is the city which I live in.
=Tokyo is the city in which I live.
となります。
このように「in which」というようなつながりを「前置詞+関係代名詞」と呼びます。覚えて置いてください。




ここまではよろしいでしょうか?




では↓この場合の答えはどうなるでしょうか?
・which(関係代名詞)か、where(関係副詞)のどちらかを入れなさい。
Tokyo is the city (   )I live.




今度は最後に in がありません。つまり「欠けていません」。この場合、関係副詞を入れます。場所的な意味ですから、where という関係副詞を入れます。正解は
 Tokyo is the city (where)I live.
となります。




この3つをまとめます。




 Tokyo is the city which I live in.
=Tokyo is the city in which I live.
=Tokyo is the city where I live.
(東京は私が住んでいる都市だ)
となります。ここまでよろしいですか?




前置きが長くなりました。やっと、本問の解説に移ります。




 A. This is the house which he was born.
・「関係代名詞 which」の後ろは「he was born」。 関係代名詞ならば、後ろに何かが欠けていなければならない。しかし何も欠けていない。⇒よって「正しくない」




 B. This is the house in which he was born.
・「前置詞+関係代名詞」なので、in の位置を戻す。すると
  This is the house which he was born in.
 となる。「関係代名詞 which」の後ろは「he was born in」。 関係代名詞ならば、後ろに何かが欠けていなければならない。⇒「前置詞in の目的語が欠けている」⇒よって「正しい」




 C. This is the house which place he was born.
・「関係代名詞 which」の後ろは「place he was born」。関係代名詞ならば、後ろに何かが欠けていなければならない。place もおかしいし、欠けている要素もない。⇒よって「正しくない」




 D. This is the house where he was born.
・「関係副詞 where」の後ろは「he was born」。 関係副詞ならば、後ろに何かが欠けていてはいけない。⇒何も欠けていない。⇒よって「正しい」




 E. This is the house in where he was born.
・そもそも「前置詞+関係代名詞」はあっても、「前置詞+関係副詞」はない。⇒よって「正しくない」




 F. This is the house where he was born in.
・「関係副詞 where」の後ろは「he was born in」。 関係副詞ならば、後ろに何かが欠けていてはいけない。「前置詞in の目的語が欠けている」⇒よって「正しくない」




(ちなみに、私がカンで解くとDとFになる。「house だ! 場所だ! だったら where !」としか思わないからである。見事に不正解である)




―――




(2)(    )に入れるのに適切なものを1つ選べ
We visited Heian park, (     ).
 A. where is noted for its cherry blossoms
 B. whose park is noted for its cherry blossoms
 C. in which the place cherry blossoms are widely known
 D. which is noted for its cherry blossoms




正解:D (我々は平安公園を訪れたそこは桜の花で有名だ)
解説:
 A. where is noted for its cherry blossoms
・「関係副詞 where」の後ろは「is noted for its cherry blossoms」。 関係副詞ならば、後ろに何かが欠けていてはいけない。⇒ is の主語がない! 欠けている!。⇒よって「正しくない」




 B. whose park is noted for its cherry blossoms
・whose の先行詞は Heian park になる。だったら、whose park の意味は「Heian park's park(平安公園の公園)」になってしまう。これはおかしい。⇒よって「正しくない」




 C. in which the place cherry blossoms are widely known
・「その公園の桜が広く知られている」としたいなら、「and the cherry blossoms are widely known」となる。これはおかしい。⇒よって「正しくない」




 D. which is noted for its cherry blossoms
・「関係代名詞 which」の後ろは「is noted for its cherry blossoms」。 関係代名詞ならば、後ろに何かが欠けていなければならない。⇒is の主語がない! 欠けている!。⇒よって「正しい」




(ちなみに、私がカンで解くとAになる。「Heian park だ! 場所だ! だったら where !」としか思わないからである。見事に不正解である)




この問題は、得意な人でも結構間違える。ここを(A)と間違えた人は「関係代名詞と関係副詞の違いが分かっていない人」である! ここは「超基本」! どう違うかきちっと理解されたし! 
↓「関係詞の基本」(下から読んでください:全15回)
http://juken.alc.co.jp/mouthbird/archives/cat1562/


なお、この問題は、関係代名詞の手前に「カンマ(,)」がついている。これがあると「非制限用法」という文法が絡む。他の説明も付いているが↓を参照されたし!

http://q-eng.com/diary/2126




―――




(3)正しいものを1つ選びなさい。
 A. We first went to the U.S.A in the year that Kennedy was assassinated.
 B. We first went to the U.S.A in the year which Kennedy was assassinated.
 C. We first went to the U.S.A in the year of which Kennedy was assassinated.
 D. We first went to the U.S.A in which year Kennedy was assassinated.




正解:A(私たちは、ケネディが暗殺された年にアメリカに最初に行った)
解説:
 A. We first went to the U.S.A in the year that Kennedy was assassinated.
・that には「関係副詞の用法」がある(以前のここにもこの解説は載せていない。あまり見かけない使い方である。しかしあるにはある)。
that は「関係副詞 when, where, why, how」の代用で使える。↓参照。
http://www.h2.dion.ne.jp/~e-kirai/sample_r/kanpuku_that.html




つまり
 We first went to the U.S.A in the year that Kennedy was assassinated.
=We first went to the U.S.A in the year when Kennedy was assassinated.
となる。when はもちろん関係副詞である。
「関係副詞 when」の後ろは「Kennedy was assassinated」。 関係副詞ならば、後ろに何かが欠けていてはいけない。⇒何も欠けていない。⇒よって「正しい」




 B. We first went to the U.S.A in the year which Kennedy was assassinated.
・「関係代名詞 which」の後ろは「Kennedy was assassinated」。 関係代名詞ならば、後ろに何かが欠けていなければならない。しかし何も欠けていない。⇒よって「正しくない」




 C. We first went to the U.S.A in the year of which Kennedy was assassinated.
・of which は「所有格の関係代名詞」である。もしこれが正しい場合、which の先行詞はなんだろう? U.S.A になってしまう。すると、the year of which の意味は「アメリカの年」になってしまう。「アメリカの年」とは何だろう? 意味がおかしい。⇒よって「正しくない」




 D. We first went to the U.S.A in which year Kennedy was assassinated.
・in which year が正しければ、実は正確には「関係形容詞」という特殊なものになってしまう。(説明が長く困難になってしまうので、ここでは簡略化して説明する)
in which year は「which な年では」という意味になる。もしこれが正しい場合、which の先行詞はなんだろう? U.S.A になってしまう。すると、in which year の意味は「アメリカな年では」になってしまう。「アメリカな年」とは何だろう? 意味がおかしい。⇒よって「正しくない」




(ちなみに、私がカンで解くとCになる。手前が year だから、年だ! じゃあwhen だ! あれ? whenがないよ。しょうがない「声に出してしっくりするもの」を選ぼう。 俺にはCがしっくり来るぞ! だからCだ! と答える)




―――




(4)誤っているものを1つ選びなさい。
 A. I never forget the day which I met you.
 B. I never forget the day that I met you.
 C. I never forget the day when I met you.
 D. I never forget the day on which I met you.




正解:A(私はあなたと会った日をけっして忘れない)
解説:
 A. I never forget the day which I met you.
・「関係代名詞 which」の後ろは「I met you」。 関係代名詞ならば、後ろに何かが欠けていなければならない。しかし何も欠けていない。⇒よって「正しくない」 ⇒だから誤っている。




 B. I never forget the day that I met you.
・(3)のAでやったとおり、that には関係副詞の用法がある。
 I never forget the day that I met you.
=I never forget the day when I met you.
「関係副詞 when」の後ろは「I met you」。 関係副詞ならば、後ろに何かが欠けていてはいけない。⇒何も欠けていない。⇒よって「正しい」⇒だから誤っていない。




 C. I never forget the day when I met you.
・「関係副詞 when」の後ろは「I met you」。 関係副詞ならば、後ろに何かが欠けていてはいけない。⇒何も欠けていない。⇒よって「正しい」⇒だから誤っていない。




 D. I never forget the day on which I met you.
・「前置詞+関係代名詞」なので、on の位置を戻す。すると
  I never forget the day which I met you on.
 となる。「関係代名詞 which」の後ろは「I met you on」。 関係代名詞ならば、後ろに何かが欠けていなければならない。⇒「前置詞on の目的語が欠けている」⇒よって「正しい」⇒だから誤っていない。




(ちなみに、私がカンで解くとDになる。よくわからんが、on which なんて 「on の後にwhich がくる形」が、俺的には最もしっくり来ない! とても珍しく、変だ! と思っていまう。だからDだ! と答える)




―――




(5)正しいものを1つ選びなさい。
 A. That's the book, I wanted you to read.
 B. That's the book that I wanted you to read it.
 C. That's the book I wanted you to read it.
 D. That's the book I wanted you to read.




正解:D (これが私が君に読んで欲しい本だ)
解説:
今回は下から説明する。




 D. That's the book I wanted you to read.
実は、book と I の間に「関係代名詞の目的格の which」の省略がある。
つまり
 That's the book I wanted you to read.
=That's the book which I wanted you to read.
・「関係代名詞 which」の後ろは「I wanted you to read」。 関係代名詞ならば、後ろに何かが欠けていなければならない。「他動詞 read の目的語が欠けている」。⇒よって「正しい」




なお、英語が苦手な人は、本当に「関係代名詞の目的格の which」の省略が苦手中の苦手である。
↓の中ほどからの説明を読んでもらいたい。
http://juken.alc.co.jp/mouthbird/archives/2008/09/post_513.html




 C. That's the book I wanted you to read it.
book と I の間に「関係代名詞の目的格の which」の省略があると仮定する。
つまり
 That's the book I wanted you to read it.
=That's the book which I wanted you to read it.
・「関係代名詞 which」の後ろは「I wanted you to read it」。 関係代名詞ならば、後ろに何かが欠けていなければならない。今度は「他動詞 read の目的語は it」とちゃんと存在している! よって「欠けていない」⇒よって「正しくない」




 B. That's the book that I wanted you to read it.
関係代名詞の「主格」と「目的格」は that と交換可能。
(主格や目的格についてはこちらを参照)
したがって
 That's the book that I wanted you to read it.
=That's the book which I wanted you to read it.
・「関係代名詞 which」の後ろは「I wanted you to read it」。 関係代名詞ならば、後ろに何かが欠けていなければならない。「他動詞 read の目的語は it」とちゃんと存在している! よって「欠けていない」⇒よって「正しくない」




 A. That's the book, I wanted you to read.
さて、↑はDと「カンマ(,)」の違いしかない。Dにはカンマがなく、Aにはカンマがある。
実は
 カンマがないものを「制限用法」
 カンマがあるものを「非制限用法」
といって区別する。




カンマがある「非制限用法」は、たとえ「目的格の関係代名詞であっても、関係代名詞を省略できない」!
つまり
 That's the book, I wanted you to read. …ではなく
 That's the book, which I wanted you to read. …であったら正解にはなれたのである。
しかし、今回は which がない。したがって⇒正しくない。




(制限用法と非制限用法の違いについては↓こちらの説明をご覧ください)

http://q-eng.com/diary/2126




(ちなみに、私がカンで解くとBになる。that でも、何でも良いから「接着剤的なものがないと、私は違和感を感じるから」 である。↓ここの下のほう参照)
http://juken.alc.co.jp/mouthbird/archives/2008/09/post_513.html




―――――――――




以上でした。




今回皆様にどうしても知って欲しいことが1つあります。
それは




英語が苦手な人は(5)の問題が1番苦戦する

ということです。
正しい英語は
 That's the book I wanted you to read.
なのですが、これに一番違和感を感じるのです。
英語が苦手な人にとって、「声に出して読んでみたらしっくりこない」英文
 That's the book I wanted you to read.
なのです。




ところが、
英語が得意な人にとって、「声に出して読んでみたらしっくりくる」英文
 That's the book I wanted you to read.
なのです。




まさに「この差」!
まさに「この差」のために、英語が苦手な人は苦しみ続けています。

英語が得意な人は「カン」で正解になり、
英語が苦手な人は「カン」で不正解になるからです。




どうかここを皆さんに知って欲しいと思います。




なお、私が今回の問題を解く場合は全ての問題で「カンの要素0%」で解きます。1%でも混じったら全問不正解になる自信が、私の場合にはあるのです。




今週もありがとうございました。ではまた来週~(来週も関係詞の問題を予定しています)
m(_ _)m



問題編
http://q-eng.com/diary/2128
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コメント

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4番~23番を表示

2009年
09月04日
02:04
さん

4:

bqwrock06442 のコメント:
常識として、that を関係副詞として、説明している参考書、特に受験参考書には、まず見あたらない。アルクの参考書には、記載があります。

知らない先生は、間違いだと思いますよ。



上記例で、 in the day in that ... とはできない。そうかといって、in the day の in を省略することはできない。どうせなら、in which とでもしておきたいところ。

in which = when とでも説明ができるのならいいのですが。

2009年
09月04日
03:18
mouthbirdさん

>earth-riseさん

関係副詞のthatはどんなケースでも交換できるわけではないことにご注意ください。

↓私のマンガにもありますが

http://www.h2.dion.ne.jp/~e-kirai/sample_r/kanpuku_that.html



関係副詞のwhereをthatと交換する場合、先行詞は place でないと交換できません。

ご注意くださいね。



>bqwrock0622さん

>この that の用法を覚えることが大切なのでしょうか。通常は、when ですね。こういう例外に近いこと、穴をほじくるような勉強をするから、日本の教育はだめだと言われると思います。



英語教育にとって大切かどうか私には分かりません。もちろんだめかどうかも私にはわかりません。



>こういう、問題のありそうなことを、受験で取り扱うのでしょうか。。



今回の(3)及び(4)の問題はいずれも「上智短期大学」の過去の入試問題です(問題編には出典を明記してあります)。

※訂正(3)は上智短大、(4)は成蹊大の過去問題でした9日(午前10:11訂正)



>常識として、that を関係副詞として、説明している参考書、特に受験参考書には、まず見あたらない。アルクの参考書には、記載があります。



とりあえず、文法解説書の中では今の受験生に最も売れていそうな本、「総合英語Forest」には記載がありました。ただし、おっしゃるように、この手の文法解説書(文法の基本を説明している本。例外細目についてはあまり触れていない本)や問題集には、関係副詞のthatについては触れていない本の方が多そうとは思います。



>A の例文に、when を使うことであって、when を使わない例外的な that を持ってきてこれが正解 では、受験生が可哀想です。



使用頻度が少ないことも本文中に明記したとおりです。ただ現実には出題されています。

可哀想かですか、、、、確かに可哀想だとは思います。客観的には。

ただ「主観的」にはまったく可哀想には思えないのです。それは私が「英語が大嫌い」な所為です。



「英語好きな受験生が、受験のために、使用頻度の少ない例外的な英文法細目を覚えさせられる」よりも

「英語が大嫌いな受験生が、受験のために、膨大な英語の知識(基本・例外の文法のみならず、単語、熟語、構文…これがどれだけ膨大な量であることか! その全てが見たくもないほど嫌なものなのに!)を無理やり覚えこまされる」ほうが、

「英語嫌いな私」にとっては、はるかによっぽど可哀想に思えるのです。



「あまり見かけない文法を覚えるのが嫌? ふん! 結局はあまり見かけない英単語を覚えさせれらるほうがはるかによっぽど多いではないか! それとどう違うというのだ?」

というのが私の本音なのです。



>StPaulさん

そういえば昔、ディーブ・スペクターが「日本の大学入試問題は難しくて解けない」と言ってました。

入試英語の目的の1つは(もっとも「建前」なのですが)「どんな英語の文献でも正しく読める能力を問う」ことなのです。「英米人と話せることが目的」ではないのです。

 だから、関係副詞のthatについて問われても、文句は言いにくいのです。関係副詞のthatが使われている英文を見たとき、「意味が分からない」では困る、という具合なのです。

2009年
09月04日
03:34
earth-riseさん

私のコメントしたthat について、皆さん、色々教えていただきありがとうございます。
皆さんの立場がそれぞれ違うので、かえって私には勉強になりましたが。


bqwrockさん
Stpaulさん
実際に英語を使っていらっしゃる立場からのご意見、とても参考になりました。ありがとうございます。


mouthbird先生
受験英語を教えていらっしゃる立場からの解説、大変為になりました。ありがとうございます。
これからもどうぞよろしくお願いします。次も楽しみにしています。

2009年
09月04日
04:09
さん

7:

blue_moon_of_kfc のコメント:
mouthbird先生こんにちは

皆さんのコメント読んでいて気になったんですが、

以前、先生がjournalに先行詞にtheがつく場合、関係代名詞はthatの方が良いと書いていたと記憶していますが、これは関係副詞にも当てはまりますか?



We first went to the U.S.A in the year that Kennedy was assassinated.

もし当てはまるなら、この文もwhenよりthatの方が良いですか?

2009年
09月04日
04:19
mouthbirdさん

>blue_moon_of_kfcさん

どうもこんにちは。

以前の記事を覚えてくださってありがとうございます。

残念ながらこれは当てはまらないと思います。

関係副詞のthatは 本文中の説明にもあるように、また上のコメントでの bqwrock0622さんのご意見にもあるように、使用頻度は低いのです。

ここでは「関係副詞の that の使用頻度は低い」とだけ、覚えていただければと思います。

2009年
09月04日
08:33
さん

9:

StPaul のコメント:
高校生、中学生の英語学習の目的は入試英語が出来る事。

大学生、一般人の目的は、英語を読む、英語を書く、英語を聴く、英語で話す全般的な脳力が要求されます。

例外事項を覚えても余り役立つとは思われません。



このやり取りが英語で出来ればもっと面白いと思う。



St. Paul

2009年
09月04日
08:53
さん

10:

108bones のコメント:
口語、文法、芸術などの英語をひとくくりにして、どれが正しいとか、日常ではこういうとかは、ナンセンスじゃないかなって気がします。



St Paul さんの言うとおり、目的によって変わってくるだろうし、方言によっても言い方変わるだろうし、難しいですね。



でも勉強して、色々知っていることは良い事だと思うなぁ。受験生のみなさんは残り半年がんばって!受験生じゃない人は?生涯学習ってことでw

2009年
09月04日
09:11
さん

11:

nekokke のコメント:
こんばんは。コメントをつけて下さりどうもありがとうございます。

しかも全問正解とは我ながらびっくりです!

リーダーの先生の方法は間違いなかったのですね。



しかし、実際の解説を読むとちんぷんかんぷんです。

本来はこういうきちんとした知識のもとに理解すべきものなのですね…。

カン100%がとても恥ずかしく思えます。未だにS+Vなどを全く理解できていません。

だから日本語にうまく訳すことができません。

英語を聞いたり読んだりするときは、文の頭からそのまま飲み込みます。



今回のことで、カン頼みだけではだめだなと実感しました。

どうもありがとうございました。これからもがんばります!

2009年
09月04日
09:17
mouthbirdさん

>StPaulさん
ご意見ありがとうございます。

>例外事項を覚えても余り役立つとは思われません。
これは受験英語以外を指してのことだと思います。

逆に質問があります。

>大学生、一般人の目的は、英語を読む、英語を書く、英語を聴く、英語で話す全般的な脳力が要求されます。

では大学生、一般人にとって、
「ほとんどお目にかからないような『英単語』を覚えること」は、英語学習に役立つと思いますか?

「単語はたとえ頻度が低くても多く覚えれば覚えるほど良い」と叫ばれる方がいらっしゃると思います。その理由は「覚えていれば出くわしたとき困らないから」ではないでしょうか?

しかしその一方で、「文法の例外細目は覚えなくて良い」と叫ばれる方がいらっしゃる。
これは一体なぜなのでしょうか? 「覚えていれば出くわしたとき困らないから」という尺度なら、重要性は同じではないか、と私には思えるのです。

いや、私の意見は正確にはちょっと違いますね。
英語が好きで得意な人にとっては「単語はたとえ頻度が低くても多く覚えれば覚えるほど良い」ほうが重要で、
英語が嫌いで苦手な人にとっては、「文法の例外細目まで覚える」ほうが重要だ
と思うのです。

英語が嫌いで苦手な人が「英語を学ぼうするとき」、英語が嫌いで苦手な人ほど「文法の例外細目が気になる」ためです。 これはどうしても気になってしまうのです。
 男性の場合、近くに美女がいた場合に「彼女を気にするな!」と言われても、気にしないことは無理ですよね^^。 
それと同じように英語が苦手な人が「英語を勉強しよう!」と思い立ったときに、「例外なんて気にするな!」と言われても、気にしないことは無理なのです。「その文法が気になって仕方がなくなる」のです。
 ↓関連「文法の必要性の有無」
http://juken.alc.co.jp/mouthbird/archives/cat1491/

StPaulさんのこのご意見とは別次元になりますが、この「関係副詞のthat」については、別枠で日記を書きたいと思います。英語好きと嫌いではどうも感じ方が全くが逆のようです。
(今日中のUPは無理かな…)

なお、詳細な話ですから英語での討論は、私には無理です。ごめんなさい。m(_ _)m

2009年
09月04日
09:37
mouthbirdさん

>108boneさん

受験英語講師の私としては、関係副詞のthatの情報は生徒を合格に導かせるために教えたい内容の1つではあるのです。受験生でなくても知ってて困ることはないと思います。

コメントありがとうございました。



>nakokkeさん

よく誤解されるのですが、誰にとっても文法は必要だ! と言ったことは私は1度もありません。

苦手な人ほど必要だ! というのが私の主張です。

「文法の必要性の有無」

http://juken.alc.co.jp/mouthbird/archives/cat1491/



日本語の訳出が上手くできなくても、意味がちゃんと分かるのであれば、文法なんか知らなくて良いと思います(翻訳家にでもなるのであれば話は別ですが)。

カンで意味も分かって正解も出せるのであれば、それで良いと思います。



問題は

・「カンではできない人も大勢いる」ということ

と、

・今回の問題はたまたまカンで全問正解だった。別の問題だったら不正解が多かった。

とか

・答えはあっていたけど文意は間違っていた

といった場合です。

その場合は、「カン」ではダメだと思います。あなたの場合「カン」もある程度利用しつつ、様々な文法の基本をしっかり学ばれればと思います。

今このコメントで話題になっている「例外細目」なんて「あなたは」全く覚える必要がない!、と私は思います。もちろん覚えても悪くはないです。知ってて損はないはずです。念のため^^

2009年
09月04日
09:38
earth-riseさん

>それと同じように英語が苦手な人が「英語を勉強しよう!」と思い立ったときに、「例外なんて気にするな!」と言われても、気にしないことは無理なのです。「その文法が気になって仕方がなくなる」のです。


私、そうです。例外が気になって、先に進めないんです。でも、そういうのって結局理解できないので、結局分からないまま飛ばしてしまうことになります。ずっと気になりながら・・・。
しかも、例外ってけっこうあるんですよね。それで、高校の時、英語が結構苦手でした。


>英語が嫌いで苦手な人にとっては、「文法の例外細目まで覚える」ほうが重要だ
確かにそうだなって、今思います。苦手だから、きちんと文法を覚えないと、ますます混乱してしまいます。

2009年
09月04日
12:44
さん

15:

crownayumi のコメント:
皆さん高度な議論を展開していらっしゃいますが、私はまだまだ英語初心者なので、この記事は「うぉー、そうだったのかっ!」という感じでとても参考になりました。

いつも試験英語では、「似たような文章が並んでますが何か?」ってな感じで、後半は疲れきってほとんど勘で解いていたので、目からウロコでした。ありがとうございますっ!

2009年
09月04日
13:21
さん

16:

blue_moon_of_kfc のコメント:
mouthbird先生回答ありがとう御座いました。

先行詞の前にonly,best,最上級などが付く場合、thatの方が良いというのも関係代名詞に限った事なんですね。今まで関係副詞にも当てはまると勘違いしていました。

2009年
09月04日
15:28
さん

17:

bqwrock06442 のコメント:
>今まで関係副詞にも当てはまると勘違いしていました。



the only などは、関係副詞につくことだってありえます。私が例文を作ります。これで判断してください。



ここは私が寝る唯一の部屋だ。

この文章は、「ここは唯一の部屋だ、そこの中で私は寝る。」

This is the only room. in the room I sleep. と分けられる。

この文章を関係副詞で修飾する文章を作ると

This is the only room where I sleep.

where = in the room という関係。in the only room と考えても構いません。

「そこの中で」という内容しか入らない場合なので、関係副詞が使われているのです。



先行詞が場所であっても、関係代名詞 that で修飾することもあります。この例。



京都は私が訪れた最初の場所だ。

これは「京都は最初の場所だ」と「私がその場所を訪れた」の二つの文章から成り立っているものですね。

Kyoto is the first place. the place I visited.

この二つの文章をつなぐ場合、関係代名詞が必要なのです。the place が visited の目的語になっているためです。目的語のなるのは、名詞相当語です。関係代名詞は、名詞相当語です。関係副詞は、副詞相当語です。

Kyoto is the first place that I visited.

that は目的格なので、省略可能。(関係代名詞は、目的格の場合、一般に省略できる。 これが文法、ただし、the first などの形容句がついた場合に省略可能かどうかは、知りません。)

これが、ご存知の the only, the first, all, the best が先行詞を修飾している場合は、that を使う。which は使えない。の正体です。

参考書には、そこまでしか書いてないので、that だけだと勘違いするわけです。

where 以外の関係副詞 how を使う、the best way how...などもあります。

ただし、way how はあまり使われないけれど。(これは way の中に、how の意味が含まれているため、好まれない ことが理由です)



all the reasons why ... も同じこと。



the only, the first, all, the best が先行詞を修飾している場合は、that を使う。と金科玉条に、信じ込まないこと。これを mouthbird 先生は強調されていると思います。



私が先生に、質問したのは、一般的に使われている、when をあまり使われない that で表す方法を、勉強する必要があるのですか、ということです。



上記の where,how,why 等を使う例は、他に使う方法がほとんどなく、これらを使わないと、文章が出来上がらないから、というのが理由です。



以上の説明、私の経験からなので、間違いがあれば訂正してください。



受験生が可哀想。 基礎的なことを学んで、習得している人にとっては朗報です。ですが、たいてい、基礎ができていないのです。そういう人に、例外を覚えさせる これが変だと思うのです。基礎のできていない人にとってはチンプンカンプン。算数で、掛け算を知らない人に、割り算を教えるようなものです。S+V を知らなかった という人は、掛け算を覚えていないようなもの。先生の講座は、恐らく入試目的でしょうから、割り算もできる人が対象のはずですね。

それと、「上智短期大学」の過去の入試問題とおっしゃても、その学校が出題しただけの話。これから先、入試に出るとは限らない。塾の講師にとっては、これから先、どういう傾向の問題が出るのかを予想するのが、最大関心事とはいえ。

先生のように、分かっている人にとっては、面白いでしょうけど。



>口語、文法、芸術などの英語をひとくくりにして、どれが正しいとか、日常ではこういうとかは、ナンセンスじゃないかなって気がします。

まず、口語、文法、芸術など、どういう基準で、おっしゃっているのでしょうか。まったく関係のない言葉を羅列して比較することがナンセンスです。

口語と芸術 何の関係があるのですか。

文法と芸術 何の関係があるのですか。

こういうのを、ひとくくりにして主張しているのではありません。英文法の話をしているだけですよ。

ここの講座は、方言を教えているわけではありません。方言では、文法が変わる、当たり前でしょう。ここの講座は、米国式の英語を学習するんだ、と言っているわけですから、方言を持ち出すのもナンセンス。英国式英語の話なら、分からないでもないけど。



実務に携わる人間としては、難しい単語を覚える必要はまったくありません。そんなのはパソコンのソフトを使えば、瞬間的に、何十冊もの辞書から(単語は)引けます。翻訳をやる人は、例外事項を知ることが大切です。あるいは、例外事項を探す実力がないと、無理ですけど。

2009年
09月04日
18:05
mouthbirdさん

>earth-riseさん

>例外が気になって、先に進めないんです。でも、そういうのって結局理解できないので、結局分からないまま飛ばしてしまうことになります。ずっと気になりながら・・・。

>しかも、例外ってけっこうあるんですよね。それで、高校の時、英語が結構苦手でした



ふむふむ。earth-riseさんの場合、例外がどうしても気になって、例外の所為で困られたのですね。了解いたしました。この辺の感覚が実に興味深いです。私とは感覚が同じ部分と違う部分があるからです。 別枠の新しい日記でこの辺りについても書きたいとお思います。今日中にUPできればと思うのですが、上らなかったら申し訳ありません。



>crownayumiさん

>「うぉー、そうだったのかっ!」

初心者の方にこう思っていただけて、非常に嬉しく思います。文法で分からないことがあったらご連絡くださいね^^



>bqwrock0622さん

>the only, the first, all, the best が先行詞を修飾している場合は、that を使う。と金科玉条に、信じ込まないこと。これを mouthbird 先生は強調されていると思います。



ありがとうございます。実際ここの説明は that のほうが「好まれる」と私は説明しています。『好まれる』だけでして、which でも間違いではありません。 もっとも受験問題だと that にしないと×なんですけどね。



>たいてい、基礎ができていないのに、例外を覚えさせる これが変だと思うのです。掛け算を知らない人に、割り算を教えるようなものです。



おっしゃるとおりだと思います。だから苦手な人も大変です。



>「上智短期大学」の過去の入試問題とおっしゃても、その学校が出題しただけの話。これから先、入試に出るとは限らない。



「関係副詞のthatに関する問題」は、私が知るぎりでは、過去に「センター試験」で出題されたことがあります。その問題は「得意な人に有利で不得意な人に不利」なように作られた問題でした。後ほど、関係副詞のthatについての日記を新たに上げます。そのときにどういう出題であったかをご紹介します。



>先生のように、分かっている人にとっては、面白いでしょうけど。



おそらく、bqwrock0622さんがお考えになっているのは違うベクトルで面白いと思っています。

上智短大のこの問題は、「例外を問う問題だから面白い」とは全く思っていません。

そうではなく、「得意な人に不利で、不得意な人に有利な問題(センターに出題された問題の性質とは逆)」…だから面白いと思っています。詳細はのちほどその新たな日記で説明します。今日中にUPできればと思うのですが、上らなかったら申し訳ありません。



文法の例外細目は、「必要か不必要か」をどこかで線引きをしなければならない、と思います。私の著書「マンガで覚える英文法」には、「私」が基準でそのボーダーを記しています。そして私が『必要だ』と思う知識は載せています。関係副詞のthatは私のボーダーだと必要に感じたので載せています。 逆に「不要だ」と私が感じる文法事項は描かれていません。例えば、関係形容詞は what 以外の説明をしていません。それは、what以外の関係形容詞の知識は例外過ぎるから不要だ! と「私」が思ったからです。 



しかしです。私の本のある読者から「what以外の関係形容詞を教えてください!」というメールをいただいたことがあります。



 この読者は英語が得意な人だと思いますか? 



違います。学校でいつも最下位争いをするような「ずば抜けて英語が不得意な受験生」からのメールでした。

このことからも「英語が苦手な人ほど、細かい文法が気になって仕方がない。気にするな! と言われたってそれは無理」という私の見解をご理解いただければと思います。

m(_ _)m

2009年
09月04日
21:46
さん

19:

StPaul のコメント:
では大学生、一般人にとって、

” 「ほとんどお目にかからないような『英単語』を覚えること」は、英語学習に役立つと思いますか? ”



日本語と同様に語彙は多ければ多いほど良いと思う、

教養は語彙に比例すると思う、

英語も全く同じと考える。

語彙、表現方法は豊かになれば、自分の意見、感情が表わす事が出来る、

日本語と全く同じ。



” 「文法の例外細目は覚えなくて良い」と叫ばれる方がいらっしゃる。 ”

英文法は徹底的にやらないと、書けないし、話せない。

注意しないといけないのは、文法がこうだから、こう書くべきだとの理論。

文法とは言葉の規則を、文法学者が後から研究し見つけて書いたもの、

これで我々は恩恵を受けている。



時々思うのだが、中学、高校、大学の英語の教師は数年の実務をした方がいい。

医者でいえば臨床経験なしで、医学を語る、厚生労働省の技官と同じ気がする。



St. Paul


2009年
09月04日
23:54
さん

20:

hada のコメント:
解説ありがとうございました。 関係詞がわかりにくいと感じる原因を考えてみたところ、関係詞の導く節にある動詞の仲間が自動詞であるか他動詞であるか判断できないため、目的語などが不足しているという感覚がつかめないことにあるのでは?という考えにたどりつきました。 例えば which I wanted you to read で、read の目的語が足りないでしょ?と言われてもピンとこないんです。 こればかりは動詞ひとつずつと仲良くなっていくしかなさそうですね。

2009年
09月05日
08:31
さん

21:

bqwrock06442 のコメント:
>which I wanted you to read で、read の目的語が足りないでしょ?と言われても

which が read の目的語です。うっかりなさったんですね。
以下の文章は、上記引用文で、うっかり、which をつけたのではない という仮定で。

read には、自動詞もあります。「読める」「読書する」という意味で。

I wanted you to read.
だったら、「読書をなさったらと言った。」
こうなったら、あなたの考えだと、関係詞が使えないですね。目的語が足りないでしょうと言われても、目的語は要らないのですから。
これでも関係副詞だったら使えます。

「ここは私があなたに読書を勧めた部屋です。」というような文章。
This is the room where I wanted you to read.
[文章としては、無理(な文章)ですが、文法上は正しいですよ。]
あまりいい文章ではないですね。

関係代名詞の場合は、目的語か主語を探すし、関係副詞の場合は、主として副詞句を探すことになります。上の私の文章で、
I wanted you to read in the room.
となるようだったら、in the room は、副詞句ですから、関係副詞でつなぐ。
ですから後続の文章をよく検討して、何が不足しているのかを考えるべきです。
自動詞、他動詞とだけに限定してはいけない。
不足しているのが、名詞相当語(名詞・代名詞・名詞句 その他)であれば、関係代名詞を考える。不足しているのが、副詞相当語(名詞であって副詞的な用法を持つ名詞・副詞句など、way, reason などがそうです)

分かっていての質問だとは思いますけど。

only, the best, all などが使われる関係代名詞は、that だけではないということは、
mouthbird 先生の指摘どおり。
who, which も使われます。受験英語でない場合は、こちらの方が多いですよ。それが、翻訳の場合は、例外的用法を考えなければならないという私の主張の理由です。 

2009年
09月05日
15:30
GoodGriefさん

MB先生、こんにちは。

しばらく留守にしてまして、問題には参加できませんでした。



問題の(3)(4)に出てくるようなthatをこれまでしばしば見かけていたのですが、inやonが無いのをいつも不思議に思ってました。関係副詞だったんですね。知らなかったぁ。長年の疑問が解けました。ありがとうございます。

2009年
09月09日
06:49
mouthbirdさん

>hadaさん

>例えば which I wanted you to read で、read の目的語が足りないでしょ?と言われてもピンとこないんです。

はい。私もピンときませんw。 でも、「カン」に拠らずに解答を出すにはこれしかないのです。つまり「自動詞・他動詞」に常に気を配るわけです。私は常に気を配っています。そうしないといつでも間違える自信が私にはあります。



>bqwrock0622さん

>>which I wanted you to read で、read の目的語が足りないでしょ?と言われても

>which が read の目的語です。うっかりなさったんですね。



hadaさんは、 〔I wanted you to read〕 の中で、read の目的語がない、とおっしゃられたのだと思います。hadaさんは、おそらくですが、私のアルクのページの説明を踏まえてのコメントだと思います。

http://juken.alc.co.jp/mouthbird/archives/2008/08/post_50...



関係副詞のthatについては、長~~~い説明を作っています。まだ全部終わっていませんが、途中までは↓こちらで説明しています。ご覧ください。

http://q-eng.com/diary/2123



>GoodGriefさん

ご無沙汰です!^^

GoodGriefさんは関係副詞のthatをよくお見かけだったのですね。しかし関係副詞のthatと認識されていなかったのだと思います。これを機会にぜひ覚えていただければと思います。

また問題にもぜひチャレンジください!^^

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