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mouthbirdさんの日記

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2009年
09月02日
14:46 mouthbirdさん

関係詞とカン・その1(解答編)

こんにちは。旧チャンネルブログの文法問題の流れを汲む日記の水曜日がやってきました。
今週は解答編です。




たくさんの皆様のコメントいただき、嬉しく思います。投稿してくださった皆様ありがとうございました。




今回は、こうした問題を解く場合の皆様の「カン」の要素もお伺いしました。「カン」という言葉に戸惑った方もいらっしゃるようでした。(こういうふうに考えるのもカンなの?)といった感触をお持ちの方がいらっいました。確かに「カン」という言葉だけでは曖昧だった部分があると思いました。申し訳ありません。




いただいたコメントの中に
「声に出して読んでみたらしっくりこない」から、別の選択肢を選んだ、という例
「違和感を感じない選択肢を選んだという例

がありました。これに注目したいと思いました。
 今回の問題を解くにあたり、(コメントを書いて下さった方のみならず、単に解いただけの方を含めて)




・選択肢を「声に出して読んでみたらしっくりくる」ものを正解として選んだ方
・選択肢を「違和感を感じない」ものを正解として選んだ方
こういう方はいらっしゃいませんか? たぶん「大勢いる」と思うのです。
これについて考えたく思います。

例えば!
私はこれから解答と解説を書きますが、
もし私が↓このように書いたら、あなたは↓をどう思うでしょうか?
―――
(4)誤っているものを1つ選びなさい。
 A. I never forget the day which I met you.
 B. I never forget the day that I met you.
 C. I never forget the day when I met you.
 D. I never forget the day on which I met you.
解答:A
解説:声に出して読んで見れば分かる。Aはしっくり来ない。よって正解はA。




(5)正しいものを1つ選びなさい。
 A. That’s the book, I wanted you to read.
 B. That’s the book that I wanted you to read it.
 C. That’s the book I wanted you to read it.
 D. That’s the book I wanted you to read.
解答:D
解説:Dは違和感を感じない。よって正解はD。
―――




 ↑この説明で「納得する」方がいらっしゃるでしょうか?




大体、この手の問題が載っている問題集などの解説に「声に出して読んでAがしっくりくるから正解はA。」とか「Dは違和感を感じない。よって正解はD」などと書いてある参考書があるでしょうか? いっそその全部問題の解説に「声に出してしっくりくるから」と書いてあったりしてw もしそんな問題集があったら、その問題集の意味はあるのでしょうか? あなたはその本を買いたくなるのでしょうか?




にもかかわらず、解く方は「声に出して読んでしっくりくるから」とか「違和感を感じないから」いう理由で選択肢を選ぶ方がいると思います。「大勢いるのでは」と私は思っています。あなたもその1人でありませんか?




しかし「声に出して読んでしっくりくるから」「違和感を感じないから」という理由で選んで「全問正解」であるならばどうでしょうか? 文法が嫌いな方ほど「声に出して読んでしっくりくるから」「違和感を感じないから」という理由で選んで「全部当たる」のならば「それでいいじゃないか」と思うと思います。




ここで問題編の私の文章を再掲載します。




「初歩的な関係詞」の問題は、英語が得意な人は面白いように「カン」でスラスラ解けてしまいます。
しかし英語が苦手な人は同じように「カン」で解くと面白いようにほとんど間違ってしまうのです。




つまり
「声に出して読んでしっくりくる・違和感を感じない」という理由で選んで→全問「当たる」
という人もいれば
「声に出して読んでしっくりくる・違和感を感じない」という理由で選んで→全問「外れる」
という人もいるわけです。




関係詞はこの傾向が最もはっきり出る単元だ、と私は考えています。
なぜなら、仮に私が関係詞のこの問題を「カン」で解く場合(例えば「声に出して読んでしっくりくる・違和感を感じない」という理由で選んだ場合)→全問「外れる」からです。

そして(問題編の説明の別の部分を再掲載します)
・「カンで当たる人」が⇒得意になる。
・「カンで外れる人」が⇒苦手になる。
と私は考えているのです。




大体の皆さんは、この「中間だ」と私は思うわけです。つまり
「声に出して読んでしっくりくる・違和感を感じない」という理由で選んで→何問かは当たり、何問かは外れる。
といった具合です。




関係詞は「何問かは当たり、何問かは外れる」という状態では絶対にマズイ! パーフェクトでなければならない!…と私は思います。なぜなら、英語は「関係詞が頻繁に使われる言語」であり、「関係詞を使うことで文章が長くなる言語」だからです。毎回、関係詞の正確な理解しないと「誤訳」が生ずる事態が往々にしてあるわけです。
 ちょうど今、関係代名詞の不正確な使い方のために「誤訳」が生じ、国際問題になっています。

http://q-eng.com/diary/2126

我々は、「英語学習者」です。だから「間違う」のは仕方がありません。ただ間違った場合、「直す」必要があります。そのときどう直すかを考えてください。
 例えば、ある問題を「声に出して読んでしっくりくるから」という理由でAを選んだとします。
しかし、正解はBだったとします。で、その解説には「声に出して読んでしっくりくるBが正解」と書かれていたらどうでしょうか? あなたはその自分の間違いを直せますか?




 「間違い」を直すためには、文法の知識が必要だと思います。もし間違った問題がある場合、下の解説を読んで間違いを「正しく」直せればと思います。




では解答と解説。




おっとっと。その前に、一端この「関係詞の基本」を読んで置くと良いと思います。
(下から読んでください:全15回)
http://juken.alc.co.jp/mouthbird/archives/cat1562/




――――――――――――
(出典:大学入試英語 上級者のための正誤問題の解法 加東憲吉著 文芸社)




(1)正しいものを2つ選びなさい
 A. This is the house which he was born.
 B. This is the house in which he was born.
 C. This is the house which place he was born.
 D. This is the house where he was born.
 E. This is the house in where he was born.
 F. This is the house where he was born in.
                   (日本福祉)




正解:BとD (これは私が生まれた家だ)
解説:関係代名詞と関係副詞の正確な理解を必要とする「基本問題」。
・関係代名詞を使う場合、「関係代名詞の後ろに何かしらの要素(主に主語か目的語)が絶対に欠ける」。
・関係副詞を使う場合、「関係副詞の後ろに何かしらの要素(主に主語か目的語)が絶対に欠けない」。




例題
・which(関係代名詞)か、where(関係副詞)のどちらかを入れなさい。
Tokyo is the city (   )I live in.




●解き方:(   )の後ろを見て、「何か必要なものが欠けていないか」を探す。
今回の(   )の後ろは、I live in 。
 ⇒in の後ろが欠けている! (I live in +「どこそこ」)という感じで「どこそこ」がないと変! 今回のように in という「前置詞」の後ろの「名詞」が欠けている場合、「前置詞in の『目的語』が欠けている」と表現します。
↓参照
http://juken.alc.co.jp/mouthbird/archives/2008/08/post_508.html
 『目的語』が欠けている分けですから、⇒関係代名詞の which が入ります。したがって正解は
Tokyo is the city (which)I live in.
となります。
ここで大事な補足!
この例のように、「前置詞の目的語が欠けている場合」、前置詞は関係代名詞の 手前に移動することが可能です。
つまり
 Tokyo is the city which I live in.
=Tokyo is the city in which I live.
となります。
このように「in which」というようなつながりを「前置詞+関係代名詞」と呼びます。覚えて置いてください。




ここまではよろしいでしょうか?




では↓この場合の答えはどうなるでしょうか?
・which(関係代名詞)か、where(関係副詞)のどちらかを入れなさい。
Tokyo is the city (   )I live.




今度は最後に in がありません。つまり「欠けていません」。この場合、関係副詞を入れます。場所的な意味ですから、where という関係副詞を入れます。正解は
 Tokyo is the city (where)I live.
となります。




この3つをまとめます。




 Tokyo is the city which I live in.
=Tokyo is the city in which I live.
=Tokyo is the city where I live.
(東京は私が住んでいる都市だ)
となります。ここまでよろしいですか?




前置きが長くなりました。やっと、本問の解説に移ります。




 A. This is the house which he was born.
・「関係代名詞 which」の後ろは「he was born」。 関係代名詞ならば、後ろに何かが欠けていなければならない。しかし何も欠けていない。⇒よって「正しくない」




 B. This is the house in which he was born.
・「前置詞+関係代名詞」なので、in の位置を戻す。すると
  This is the house which he was born in.
 となる。「関係代名詞 which」の後ろは「he was born in」。 関係代名詞ならば、後ろに何かが欠けていなければならない。⇒「前置詞in の目的語が欠けている」⇒よって「正しい」




 C. This is the house which place he was born.
・「関係代名詞 which」の後ろは「place he was born」。関係代名詞ならば、後ろに何かが欠けていなければならない。place もおかしいし、欠けている要素もない。⇒よって「正しくない」




 D. This is the house where he was born.
・「関係副詞 where」の後ろは「he was born」。 関係副詞ならば、後ろに何かが欠けていてはいけない。⇒何も欠けていない。⇒よって「正しい」




 E. This is the house in where he was born.
・そもそも「前置詞+関係代名詞」はあっても、「前置詞+関係副詞」はない。⇒よって「正しくない」




 F. This is the house where he was born in.
・「関係副詞 where」の後ろは「he was born in」。 関係副詞ならば、後ろに何かが欠けていてはいけない。「前置詞in の目的語が欠けている」⇒よって「正しくない」




(ちなみに、私がカンで解くとDとFになる。「house だ! 場所だ! だったら where !」としか思わないからである。見事に不正解である)




―――




(2)(    )に入れるのに適切なものを1つ選べ
We visited Heian park, (     ).
 A. where is noted for its cherry blossoms
 B. whose park is noted for its cherry blossoms
 C. in which the place cherry blossoms are widely known
 D. which is noted for its cherry blossoms




正解:D (我々は平安公園を訪れたそこは桜の花で有名だ)
解説:
 A. where is noted for its cherry blossoms
・「関係副詞 where」の後ろは「is noted for its cherry blossoms」。 関係副詞ならば、後ろに何かが欠けていてはいけない。⇒ is の主語がない! 欠けている!。⇒よって「正しくない」




 B. whose park is noted for its cherry blossoms
・whose の先行詞は Heian park になる。だったら、whose park の意味は「Heian park's park(平安公園の公園)」になってしまう。これはおかしい。⇒よって「正しくない」




 C. in which the place cherry blossoms are widely known
・「その公園の桜が広く知られている」としたいなら、「and the cherry blossoms are widely known」となる。これはおかしい。⇒よって「正しくない」




 D. which is noted for its cherry blossoms
・「関係代名詞 which」の後ろは「is noted for its cherry blossoms」。 関係代名詞ならば、後ろに何かが欠けていなければならない。⇒is の主語がない! 欠けている!。⇒よって「正しい」




(ちなみに、私がカンで解くとAになる。「Heian park だ! 場所だ! だったら where !」としか思わないからである。見事に不正解である)




この問題は、得意な人でも結構間違える。ここを(A)と間違えた人は「関係代名詞と関係副詞の違いが分かっていない人」である! ここは「超基本」! どう違うかきちっと理解されたし! 
↓「関係詞の基本」(下から読んでください:全15回)
http://juken.alc.co.jp/mouthbird/archives/cat1562/


なお、この問題は、関係代名詞の手前に「カンマ(,)」がついている。これがあると「非制限用法」という文法が絡む。他の説明も付いているが↓を参照されたし!

http://q-eng.com/diary/2126




―――




(3)正しいものを1つ選びなさい。
 A. We first went to the U.S.A in the year that Kennedy was assassinated.
 B. We first went to the U.S.A in the year which Kennedy was assassinated.
 C. We first went to the U.S.A in the year of which Kennedy was assassinated.
 D. We first went to the U.S.A in which year Kennedy was assassinated.




正解:A(私たちは、ケネディが暗殺された年にアメリカに最初に行った)
解説:
 A. We first went to the U.S.A in the year that Kennedy was assassinated.
・that には「関係副詞の用法」がある(以前のここにもこの解説は載せていない。あまり見かけない使い方である。しかしあるにはある)。
that は「関係副詞 when, where, why, how」の代用で使える。↓参照。
http://www.h2.dion.ne.jp/~e-kirai/sample_r/kanpuku_that.html




つまり
 We first went to the U.S.A in the year that Kennedy was assassinated.
=We first went to the U.S.A in the year when Kennedy was assassinated.
となる。when はもちろん関係副詞である。
「関係副詞 when」の後ろは「Kennedy was assassinated」。 関係副詞ならば、後ろに何かが欠けていてはいけない。⇒何も欠けていない。⇒よって「正しい」




 B. We first went to the U.S.A in the year which Kennedy was assassinated.
・「関係代名詞 which」の後ろは「Kennedy was assassinated」。 関係代名詞ならば、後ろに何かが欠けていなければならない。しかし何も欠けていない。⇒よって「正しくない」




 C. We first went to the U.S.A in the year of which Kennedy was assassinated.
・of which は「所有格の関係代名詞」である。もしこれが正しい場合、which の先行詞はなんだろう? U.S.A になってしまう。すると、the year of which の意味は「アメリカの年」になってしまう。「アメリカの年」とは何だろう? 意味がおかしい。⇒よって「正しくない」




 D. We first went to the U.S.A in which year Kennedy was assassinated.
・in which year が正しければ、実は正確には「関係形容詞」という特殊なものになってしまう。(説明が長く困難になってしまうので、ここでは簡略化して説明する)
in which year は「which な年では」という意味になる。もしこれが正しい場合、which の先行詞はなんだろう? U.S.A になってしまう。すると、in which year の意味は「アメリカな年では」になってしまう。「アメリカな年」とは何だろう? 意味がおかしい。⇒よって「正しくない」




(ちなみに、私がカンで解くとCになる。手前が year だから、年だ! じゃあwhen だ! あれ? whenがないよ。しょうがない「声に出してしっくりするもの」を選ぼう。 俺にはCがしっくり来るぞ! だからCだ! と答える)




―――




(4)誤っているものを1つ選びなさい。
 A. I never forget the day which I met you.
 B. I never forget the day that I met you.
 C. I never forget the day when I met you.
 D. I never forget the day on which I met you.




正解:A(私はあなたと会った日をけっして忘れない)
解説:
 A. I never forget the day which I met you.
・「関係代名詞 which」の後ろは「I met you」。 関係代名詞ならば、後ろに何かが欠けていなければならない。しかし何も欠けていない。⇒よって「正しくない」 ⇒だから誤っている。




 B. I never forget the day that I met you.
・(3)のAでやったとおり、that には関係副詞の用法がある。
 I never forget the day that I met you.
=I never forget the day when I met you.
「関係副詞 when」の後ろは「I met you」。 関係副詞ならば、後ろに何かが欠けていてはいけない。⇒何も欠けていない。⇒よって「正しい」⇒だから誤っていない。




 C. I never forget the day when I met you.
・「関係副詞 when」の後ろは「I met you」。 関係副詞ならば、後ろに何かが欠けていてはいけない。⇒何も欠けていない。⇒よって「正しい」⇒だから誤っていない。




 D. I never forget the day on which I met you.
・「前置詞+関係代名詞」なので、on の位置を戻す。すると
  I never forget the day which I met you on.
 となる。「関係代名詞 which」の後ろは「I met you on」。 関係代名詞ならば、後ろに何かが欠けていなければならない。⇒「前置詞on の目的語が欠けている」⇒よって「正しい」⇒だから誤っていない。




(ちなみに、私がカンで解くとDになる。よくわからんが、on which なんて 「on の後にwhich がくる形」が、俺的には最もしっくり来ない! とても珍しく、変だ! と思っていまう。だからDだ! と答える)




―――




(5)正しいものを1つ選びなさい。
 A. That's the book, I wanted you to read.
 B. That's the book that I wanted you to read it.
 C. That's the book I wanted you to read it.
 D. That's the book I wanted you to read.




正解:D (これが私が君に読んで欲しい本だ)
解説:
今回は下から説明する。




 D. That's the book I wanted you to read.
実は、book と I の間に「関係代名詞の目的格の which」の省略がある。
つまり
 That's the book I wanted you to read.
=That's the book which I wanted you to read.
・「関係代名詞 which」の後ろは「I wanted you to read」。 関係代名詞ならば、後ろに何かが欠けていなければならない。「他動詞 read の目的語が欠けている」。⇒よって「正しい」




なお、英語が苦手な人は、本当に「関係代名詞の目的格の which」の省略が苦手中の苦手である。
↓の中ほどからの説明を読んでもらいたい。
http://juken.alc.co.jp/mouthbird/archives/2008/09/post_513.html




 C. That's the book I wanted you to read it.
book と I の間に「関係代名詞の目的格の which」の省略があると仮定する。
つまり
 That's the book I wanted you to read it.
=That's the book which I wanted you to read it.
・「関係代名詞 which」の後ろは「I wanted you to read it」。 関係代名詞ならば、後ろに何かが欠けていなければならない。今度は「他動詞 read の目的語は it」とちゃんと存在している! よって「欠けていない」⇒よって「正しくない」




 B. That's the book that I wanted you to read it.
関係代名詞の「主格」と「目的格」は that と交換可能。
(主格や目的格についてはこちらを参照)
したがって
 That's the book that I wanted you to read it.
=That's the book which I wanted you to read it.
・「関係代名詞 which」の後ろは「I wanted you to read it」。 関係代名詞ならば、後ろに何かが欠けていなければならない。「他動詞 read の目的語は it」とちゃんと存在している! よって「欠けていない」⇒よって「正しくない」




 A. That's the book, I wanted you to read.
さて、↑はDと「カンマ(,)」の違いしかない。Dにはカンマがなく、Aにはカンマがある。
実は
 カンマがないものを「制限用法」
 カンマがあるものを「非制限用法」
といって区別する。




カンマがある「非制限用法」は、たとえ「目的格の関係代名詞であっても、関係代名詞を省略できない」!
つまり
 That's the book, I wanted you to read. …ではなく
 That's the book, which I wanted you to read. …であったら正解にはなれたのである。
しかし、今回は which がない。したがって⇒正しくない。




(制限用法と非制限用法の違いについては↓こちらの説明をご覧ください)

http://q-eng.com/diary/2126




(ちなみに、私がカンで解くとBになる。that でも、何でも良いから「接着剤的なものがないと、私は違和感を感じるから」 である。↓ここの下のほう参照)
http://juken.alc.co.jp/mouthbird/archives/2008/09/post_513.html




―――――――――




以上でした。




今回皆様にどうしても知って欲しいことが1つあります。
それは




英語が苦手な人は(5)の問題が1番苦戦する

ということです。
正しい英語は
 That's the book I wanted you to read.
なのですが、これに一番違和感を感じるのです。
英語が苦手な人にとって、「声に出して読んでみたらしっくりこない」英文
 That's the book I wanted you to read.
なのです。




ところが、
英語が得意な人にとって、「声に出して読んでみたらしっくりくる」英文
 That's the book I wanted you to read.
なのです。




まさに「この差」!
まさに「この差」のために、英語が苦手な人は苦しみ続けています。

英語が得意な人は「カン」で正解になり、
英語が苦手な人は「カン」で不正解になるからです。




どうかここを皆さんに知って欲しいと思います。




なお、私が今回の問題を解く場合は全ての問題で「カンの要素0%」で解きます。1%でも混じったら全問不正解になる自信が、私の場合にはあるのです。




今週もありがとうございました。ではまた来週~(来週も関係詞の問題を予定しています)
m(_ _)m



問題編
http://q-eng.com/diary/2128
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コメント

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2009年
09月03日
09:55
earth-riseさん

とても詳しい解説ありがとうございました。

>that には「関係副詞の用法」がある

そうだったんですか。なんとなく、thatはなんでもokと覚えていたのですが、これだったのですね。これが分かっていれば、あんなに悩まなかったのに。

関係詞って、前置詞や冠詞ほど悩まないで使っていたので、そんなに重要だと思っていませんでした。もっと勉強しないと駄目ですね。

次も楽しみにしています。よろしくお願いします。

2009年
09月04日
01:28
さん

2:

bqwrock06442 のコメント:
>(3)正しいものを1つ選びなさい。

 A. We first went to the U.S.A in the year that Kennedy was assassinated.



この that の用法を覚えることが大切なのでしょうか。通常は、when ですね。こういう例外に近いこと、穴をほじくるような勉強をするから、日本の教育はだめだと言われると思います。



ジーニアスには、

((略式))では省略するのが普通》 That was the day that she left (on).それは彼女が出発した日だった《◆on があれば that は純粋の関係代名詞であるが, 省略するのが普通. on がなければ when または on which に相当》

/I didn't like the way that he spoke to us.私たちに対する彼の口のきき方は気に入らなかった《◆in which に相当》 /The reason that Miami has so many amusement places is obvious.マイアミに娯楽場がそんなにたくさんある理由は明白である《◆この that は同格とも考えられる》

/We see her everywhere that we go.私たちの行く先ざきで彼女に会う《◆場所用法の先行詞は通例 -where の語および place;ただし, 現在では that を用いないのが普通》

/The first time that I saw him, he was a college student.初めて会ったとき彼は大学生だった.



のように、that を関係副詞として、取り扱っています。



間違いとは言いませんが、大学受験に必要なことは、A の例文に、when を使うことであって、when を使わない例外的な that を持ってきてこれが正解 では、受験生が可哀想です。



in the year that Kennedy was assassinated.

Kennedy was assassinated in the year (その年に暗殺された)

この in the year が前の文章に移行して、went を副詞として修飾している。この in the year を that 以下が修飾している。本来ならば、that で結ぶのであれば assassinated in だが、この in が前に出てしまったため、assassinated in とはしにくい。だから、in を省略した。that は、もともと関係代名詞だが、in を省略すると、原則、間違いになるために、便宜的に、that は関係副詞である、という理屈を、文法家がこしらえたものでしょう。

こういう、問題のありそうなことを、受験で取り扱うのでしょうか。

単純に、先行詞(先行句)は in the year です、[(そして in the year その年に) that 以下という説明で、]こういう場合、in the year の代わりに、when を使って後の文章とつなぐ。when という関係副詞は、 in the year の代わりを務めることができる。



We first went to the U.S.A in the year when Kennedy was assassinated.

が正しい という説明になりませんか。



この質問の答えは、We first went to the U.S.A in the year that Kennedy was assassinated. で仕方がないにしても、ごく普通に使われている使用法を、受験生には覚えさせるべきだと思います。



2009年
09月04日
01:52
さん

3:

StPaul のコメント:
アメリカ人が日本の大学の英語の入試問題に手こずると、数十年前に何かで読んだ事がるが、問題を作る側の英語力が問われると思う。

恐らくは語学関係の勉強だけされ、

英語を使って仕事をした経験の乏しい人たちが作成していると思う。



St. Paul

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