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snowmaidenさんの日記

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2014年
01月09日
09:15 snowmaidenさん

大阪府 によるTOEFLiBT英語教育の実施、 Super English Teacher(SET)制度の採用

  • 英語の話題
またまた、びっくりするようなニュースが、、、。
中学高校の英語の授業を全部英語で、にも驚いたけど、こっちにも驚きました。英語の授業を全部英語でやるには、現場の教師の英語力が足りない、とは思いますが、英語圏の大学院レベルの英語力って必要なんでしょうか? また、英語力と教える力は同じではない、とも思います。ネイティブに近ければ近いほど、なぜ英語が話せないかが理解できないからです。
 それに、大学で一生懸命勉強して、採用試験合格して教師をやってる人は、なんなんだ~、と思わないのでしょうか。いずれにしても、今の日本の英語教育を変革するには、これぐらい思い切った方法も必要なのかもしませんが、ちょっと先走りすぎてませんか?
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大阪府教育委員会は、Super English Teacher(SET)を活用したTOEFLiBT英語教育を推進します。

http://www.pref.osaka.jp/kyoshokuin/set/index.html

高校教諭免許なくても3年間年収740万円、任期終了後も高校英語教諭として採用可能
以下 詳細
(1)SETを活用したTOEFLiBT教育とは

目 標

・英語学習のレベルを英語圏の大学への進学に匹敵するレベルに据え、海外でのアカデミックな環境下で成功できるレベルに英語4技能を高校3年間で引き上げる。

教育内容・指導方法

・高度な英語4技能の養成に向け、TOEFLiBTの出題方式に対応した指導を実施。(TOEFLiBTは、英語を母国語としない者の実践的な英語活用能力を測定するテストであり、各国の生徒、学生が広く利用。)

・既存のTOEFLiBT授業用教科書による指導を基本に、各校で教育課程を研究し指導方法・教材を開発。(府教委がモデルプラン作成)

実施校・実施形態

・GLHS(グローバルリーダーズハイスクール)10校と国際関係学科設置校5校等を対象に実施。当初は6校から8校程度。

・各校にTOEFLiBT教育を行うコース(1学級から2学級)を設定し、教育課程内で6単位(3年間)の科目として実施。

(2)TOEFLiBT英語教育導入スケジュール

平成26年度

・TOEFLiBT学習カリキュラムモデルの策定

平成27年度

・TOEFLiBT教育実施校6校から8校程度にSETを配置(2校兼務予定)

平成28年度

・TOEFLiBT教育実施校を15校程度に拡大(人材確保の状況に応じて)

(3)SETの役割

TOEFLiBT教育の指導方法・教材の開発

・スピーキングの特別授業、語彙力増強の特別指導の実施

・生徒にTOEFLiBTを受験させ、特に鍛錬の必要な技能の重点的なトレーニング

TOEFLiBT教育の実践を踏まえた、各校のカリキュラム開発・改訂の検討

・TOEFLiBT学習カリキュラムモデルを各校の実情に応じて改訂

既存の英語教諭の能力を高めTOEFLiBT教育を担う人材に育成

・既存の英語教諭と、TT方式で授業を担当し、ノウハウ共有

・カリキュラム開発・改訂、教材開発についても協働

・授業公開やTOEFLiBT教授法の研修会の開催

(4)SETの任用方法

公募選考

 選考方法:書類審査(資格・経験等)、模擬授業、個人面接

 応募資格:TOEFLiBTスコア100点以上またはIELTSスコア7.5点以上(英語圏の難関大学院レベル)

        教員免許非保有者も可(特別免許授与を前提)

        日本国籍、大学以上卒業

        大阪府公立学校教員も受験可

特定任期付職員として採用

 任期:原則3年(5年まで延長する場合もある)

 給与:特定任期付職員給料表3号級に格付け(予定) 

    年収約740万円(28歳新採年収 約440万円)

 任期終了後:教員採用テスト(特別選考)に合格すれば一般の英語教諭として採用可

(5)SET活用による新英語教育の達成目標―SET配置3(から5)年後

・各校2学級生徒80人中  TOEFLiBT 80点以上5~14人  60点以上42人以上

・各校の英語教諭の内   TOEFLiBT 90点以上2名または100点以上1名

(6)SET任期満了後の対応

・原則、SETが育成しSET相当の能力を有する英語教諭が、TOEFLiBT英語教育を担う

 

今後、これに類するテストが普及した場合、その活用を妨げるものではない。
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コメント

1番~7番を表示

2014年
01月10日
02:23
たっつんさん

この手の類いの話は、ここQ-Engで多く取り上げられています。さすがみなさん、情報が早くて濃い。みなさんだからこその、やり方、手法に対する異論は経験を伴うものなので有意義な意見だと思います。

 ただ、世間的に方法論ばかりが過熱気味になっているのもよくないのかな、と思います。
 とにかくやってみる、ってのも答えにたどり着くには大事なプロセスだと思うのです。
いい意味で、日本のしぶとさというか、要領の悪さを生かしてほしいですね。


 大阪は最近、とにかく英語に関してはぶっ飛んだことをやろうとしている気概が見受けられます。それはそれで評価したいです。
 こういう事例があってもいいと思います。比較対象としていい事例になります。
 ぶっ飛んだ事例があるからこそ、バランスのいいところも見えてくると思います。こういうやってみないと分からない未知数の物に対しては、実験的事例として、こういう急進派は大事な存在だと思います。
 それでうまくいかなくても、それはそれで充実した課題点が見つかるのではないでしょうか。彼らの、大阪人ならではの、率直な議論に期待したいと思います。


 ところで、こういうのは安倍さんの「第3の矢」の一部なのではないでしょうか。
 年収740万円は、一般的な収入よりもはるかに上ですね。間違いなく富裕層です。上の下の暮らしができそうですね。
 リスクヘッジとして、こういう職種を頭に入れといてもいいと思います。教師が高収入の職種として選択肢に入ってきそうです。

2014年
01月10日
10:03
snowmaidenさん

>>1 たっつんさん
これ、決める前に、試験的にやってみるとかしたのかなあ~? って疑問に思いました。TOEFLiBT高得点の人の授業がどれだけ効果があるのか。 なんか、英語を勉強したこともない人たちで決めたんじゃないか、という疑いも持ちました。

740万って聞いて、一瞬、へえ!やってみようかという思いも頭をよぎりましたが、私はもう歳だから先がないし、毎日出かけるのは嫌だし、結果を問われるんだろうなあ~、という思いの方が強かったので即やめました。

でも、若い人で、英語教育に情熱を持っている人ならやってみる価値はあると思います。

2014年
01月10日
13:42
luminさん

snowmaidenさん、こんにちは!

子供が通ってました私立は、中1~高3まで、英語の授業は英語だけで行われ、
教科書も英国のもの(当たり前ですが英語だけ)でした。
英和辞典も使わないよう指導されてました。

保護者は、学校とは別にふつうの塾で英語の補習に行かせる派と、
私みたいにほったらかしにしておく派にわかれていたように思います。

我が家はまたすぐ海外転勤で退学したのですが、
いまだに文法が弱く、とくに日本語の文法用語をさっぱり理解してません。
各々のお子さんの出来不出来にもよるのでしょうが、ちょっと後悔しております、
その後、学校は全国テストでは目覚ましい成果を上げたと聞いたのですけれど、、、

日本人の先生が、どのように英語の授業をされるのか興味があって、
授業参観にもまいりました。
CDとかを流している時間がけっこう長く、"Repeat after me."とか、"Good."ですんじゃうんだわ~、などと、、、(笑)
もう10年近くも昔の遠い記憶です。

2014年
01月10日
14:12
mouthbirdさん

これは重要なニュースです。

思うんですけど、「学習するのは高校生」なんですよ。
うちの姪(高1)なんか、dog を bag と読み、book を dook って書くんですよ。私が補修してはあはあぜいぜい言いながらやっと授業について言っているんです。まともにやるとなると、才能がない生徒さんは金がかかってしょうがなくなると思います。そしてその分、生徒さんは遊ぶ時間が減るんです。私は将来の高校生の多くが不憫でなりません。

10年後ぐらいの未来を予測しておきます。
どうせ結果は悪いです。しかしどんなに醜い結果が出ても、彼らは「成功」と言い張ります。(例えばゆとり教育の推進者は「それでもゆとり教育は間違っていない」という本を出したくらいです)
 犠牲になり毎日苦しむのは英語ができない生徒たちです。そしてこんな制度を作った大人は痛くもかゆくもないのです。そして彼らは「成功だった」と言い張ると思います。

大阪、というのも1つのポイントですね。某市長の考えが反映していると思います。彼は、日本人が英語が喋れないのは教育の所為だ。アメリカでは幼稚園児でも英語をしゃべる、と言った人ですから。
橋下市長の該当のツイッター
https://twitter.com/t_ishin/status/276839897669722113

2014年
01月10日
16:25
snowmaidenさん

>>3 luminさん
へえ~、英語の授業を英語だけでやることが実際にできたとしても、問題がないわけではないんですね。
結局、塾で補習をしなければならないんだったら、何のための英語の授業なんだろう。

ここ何年か、英語を再学習してきた中で、自分が学生時代に受けた英語教育に対して思うことがたくさんありました。「あれは何だったんだ!」って。
どうにかならないのかという思いがいっぱいつのってますが、どうしたらいいのかわかりません。

2014年
01月10日
16:41
snowmaidenさん

>>4 mouthbirdさん
この橋本市長のツイッターを読んでみると、この案の出どころはまちがいなくここのようですね。
自分の考えを言うのは自由だけど、ちょっとこの教育のやり方はあまりにも乱暴だと思います。
Mother tongue acquisitionとsecond language acquisitionは、脳の働きから言っても全然違うのに。専門家は誰も何も言わなかったのでしょうか?

私の考えでは、日本人の英語下手は
英語の発音を最初にきっちりと教えていない、
過去に漢文を(読み下し文で)読めた成功体験から一歩も抜け切れていない、
身近に英語能力獲得成功者がいない、
英語を使う環境がない、
のが原因ではないかな、思います。

本当に、犠牲になるのは生徒たちです。同じ大胆な改革をするのなら、もっと真摯に、きちんと考えた上でやってほしいものです。

2014年
01月10日
17:52
mouthbirdさん

>>6 snowmaidenさん

>専門家は誰も何も言わなかったのでしょうか?
言ってます。もっとも相手は大阪府ではないのですが。
http://blogs.yahoo.co.jp/gibson_erich_man/32687617.html

政治家さんが聞く耳を持ってくれないのです。
http://d.hatena.ne.jp/gorotaku/20130404/1365066300

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