またまた、びっくりするようなニュースが、、、。
中学高校の英語の授業を全部英語で、にも驚いたけど、こっちにも驚きました。英語の授業を全部英語でやるには、現場の教師の英語力が足りない、とは思いますが、英語圏の大学院レベルの英語力って必要なんでしょうか? また、英語力と教える力は同じではない、とも思います。ネイティブに近ければ近いほど、なぜ英語が話せないかが理解できないからです。
それに、大学で一生懸命勉強して、採用試験合格して教師をやってる人は、なんなんだ~、と思わないのでしょうか。いずれにしても、今の日本の英語教育を変革するには、これぐらい思い切った方法も必要なのかもしませんが、ちょっと先走りすぎてませんか?
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大阪府教育委員会は、Super English Teacher(SET)を活用したTOEFLiBT英語教育を推進します。
http://www.pref.osaka.jp/kyoshokuin/set/index.html
高校教諭免許なくても3年間年収740万円、任期終了後も高校英語教諭として採用可能
以下 詳細
(1)SETを活用したTOEFLiBT教育とは
目 標
・英語学習のレベルを英語圏の大学への進学に匹敵するレベルに据え、海外でのアカデミックな環境下で成功できるレベルに英語4技能を高校3年間で引き上げる。
教育内容・指導方法
・高度な英語4技能の養成に向け、TOEFLiBTの出題方式に対応した指導を実施。(TOEFLiBTは、英語を母国語としない者の実践的な英語活用能力を測定するテストであり、各国の生徒、学生が広く利用。)
・既存のTOEFLiBT授業用教科書による指導を基本に、各校で教育課程を研究し指導方法・教材を開発。(府教委がモデルプラン作成)
実施校・実施形態
・GLHS(グローバルリーダーズハイスクール)10校と国際関係学科設置校5校等を対象に実施。当初は6校から8校程度。
・各校にTOEFLiBT教育を行うコース(1学級から2学級)を設定し、教育課程内で6単位(3年間)の科目として実施。
(2)TOEFLiBT英語教育導入スケジュール
平成26年度
・TOEFLiBT学習カリキュラムモデルの策定
平成27年度
・TOEFLiBT教育実施校6校から8校程度にSETを配置(2校兼務予定)
平成28年度
・TOEFLiBT教育実施校を15校程度に拡大(人材確保の状況に応じて)
(3)SETの役割
TOEFLiBT教育の指導方法・教材の開発
・スピーキングの特別授業、語彙力増強の特別指導の実施
・生徒にTOEFLiBTを受験させ、特に鍛錬の必要な技能の重点的なトレーニング
TOEFLiBT教育の実践を踏まえた、各校のカリキュラム開発・改訂の検討
・TOEFLiBT学習カリキュラムモデルを各校の実情に応じて改訂
既存の英語教諭の能力を高めTOEFLiBT教育を担う人材に育成
・既存の英語教諭と、TT方式で授業を担当し、ノウハウ共有
・カリキュラム開発・改訂、教材開発についても協働
・授業公開やTOEFLiBT教授法の研修会の開催
(4)SETの任用方法
公募選考
選考方法:書類審査(資格・経験等)、模擬授業、個人面接
応募資格:TOEFLiBTスコア100点以上またはIELTSスコア7.5点以上(英語圏の難関大学院レベル)
教員免許非保有者も可(特別免許授与を前提)
日本国籍、大学以上卒業
大阪府公立学校教員も受験可
特定任期付職員として採用
任期:原則3年(5年まで延長する場合もある)
給与:特定任期付職員給料表3号級に格付け(予定)
年収約740万円(28歳新採年収 約440万円)
任期終了後:教員採用テスト(特別選考)に合格すれば一般の英語教諭として採用可
(5)SET活用による新英語教育の達成目標―SET配置3(から5)年後
・各校2学級生徒80人中 TOEFLiBT 80点以上5~14人 60点以上42人以上
・各校の英語教諭の内 TOEFLiBT 90点以上2名または100点以上1名
(6)SET任期満了後の対応
・原則、SETが育成しSET相当の能力を有する英語教諭が、TOEFLiBT英語教育を担う
今後、これに類するテストが普及した場合、その活用を妨げるものではない。
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