http://meigen-ijin.com/thomasedison/2/
トーマス・エジソンの名言から文法。
I owe my
success to the fact that I never had a clock in my workroom.
「私が成功することができたのは、仕事場に時計がなかったおかげである。」
to の感覚が日本語訳や日本語的な思考で考えると、違和感を感じる人もいるかと思います。なので取り上げてみました。
I own my success が文の骨子で、「私は私の成功を所有している」、つまり「成功した(している。)」ということになります。to the fact that SV... はワンセットで副詞句(形容詞句かな? 日本語的には形容詞句っぽいが)。the fact that SV... . は名詞節。
*訂正
I owe my success to the fact that SV ... ,
owe A to B で〘A〈事・物〉についてはB〈人・物〉のおかげである (Aはa lot, muchなどの量を表す表現やlife, successなどの名詞)〙。
the fact that を見たら、定型句的なものだと思ったほうがいいかもしれません。that以下の内容を強調したい時などに使われるようです。
確かにこの文は、
I owe my success because I never had a clock in my workroom.
でもいい?と思うのです。なんか他の言い方があってもいいと思います。少し回りくどい言い方をするということは、それだけ強調したい、主張したいメッセージだということがわかります。
(〇〇 to) the fact that ... については日本のテキストだったか、どこかでは「堅い言い方だ」と聞いたのですが、ペンシルバニア大学の地質工学科?では、「口語だ」とあります。
http://bit.ly/1frJCC3
ともかく、前に名詞を置いて、名詞について説明をする内容が続くようです。他に、知られたものとしては
due to the fact that SV. (=the reason is because ...) があります。
〇〇 to the fact that SV ...
で、「
〇〇は、that以下の事実内容に対するもの、対応するもの(=結果)である。」
ここらへんの to の感覚が、日本語と感覚が違うと思うのですが、
"「時計を仕事部屋に置かなかった」という事実'' に対する成果、というような意図になるのではないでしょうか。
なので、この格言は、
「
私が成功できたのは、時計を仕事部屋に置かなかったから。(=時間を気にせずに没頭したから。=とにかく時間を費やしてきたら=そのくらい集中してきたし、努力してきたから。)」となるのだと思います。
エジソンは発明家として知られていますが、ビジネスセンスも長けていて、実業家としてのほうが大人の間では納得できるではないでしょうか? そして何を隠そう、ゼネラル・エレクトリック (GE) の創業者です。
「なぜ?」を執拗に繰り返したと言われる幼少期は、アインシュタインと似ています。確かに二人は似ているかもしれません。後の功績の偉大さも似ていますね。
とてもエネルギーにあふれた人で、非尋常的なエネルギーです。一般的には気違いと称されるレベルでしょう。彼が残した言葉の数々からは、その非凡なエネルギーが感じられます。
電気を生み出した彼そのものがエネルギーの塊だった、ということでしょうか。
*文法知識については100%の保証はしないので、最終的な確認はご自身でしてくださいね。
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