こういうの、ついていけない事が多いのです。
がしかし、やはり日本にいるとアニメ文化のウェイトは軽くなく、日本のみならずアジアを巻き込む社会化現象までにもなる、一芸術文化的作品が次々生まれています。
そういうのを見ると、少し知っておかないと、と思ったり、なんでそんなに熱くなっているのか、興味がわくところでもあります。
日本のアニメの特徴として、少年ジャンプにあるような、主人公が仲間とともに成長していくとか、連載ものとして、ストーリーが広がりを見せていく所があるようです。
そしてアニメから、様々な金言も生まれてきています。もちろんその中には、作者の人生経験の中で出会ってきた数多くの名作からの、間接的な影響もあるかと思いますが。
進撃の巨人がGyaoでやっていたので、翌日は月曜だというのに、日曜の23時くらいから見始めて見終わったのが、朝の5時…。仕事は9時からwwwwwwwwwwwwwww
今日一日中、すんげーーーーーーーーーーーーー眠かったw!
急いでストーリーだけ理解したかったので、wikipediaをとなりのwindowで出しながら展開を追いました。
作品としては、「ダーク・ファンタジー」と言われる分野で、お先真っ暗な世界観で、巨人に襲われる中、死の恐怖に満ちた絶望的な世界を舞台にしつつ、その中で力強く希望を見出して生きていこうっていう感じ。よくある反撃物でしょうか。ブレイブ・ハートとかの。(非常にザックリな解説だがw!)
なんでも、この前の滝クリのIOCのプレゼンの最後は、この「進撃の巨人」の象徴的な敬礼(に似た)のポーズではないか、という噂もあります。
最近のエヴァンゲリオンとか(?)、いわゆるアキラとかっていう作品から始まるような、未来は明るいっていう根拠のない期待よりも、おそらくは絶望的な暗い将来が待っているだろう、っていう設定、あるいは予想を元に描かれるストーリーは逆説的で人を惹きつけるのか。
とにかく、こういう作品を見ると、作者の意図を読み取りたくなります。作者は社会的な現象から何かを感じていて、それをアニメの幻想的な世界でメタファーとして置き換えて、ビジュアルでメッセージを伝えようとしているんじゃないかと、いつも思うのです。
ファンタジーなので、現実っていう枠を外れた状態で、世界を作ることができるわけです。だから、常識外の話ができます。普段の解釈を越えた世界観がやりとりをするので、違う仮定、解釈が可能になるのです。
で、進撃の巨人は現実の何をメタファー(隠喩、例え話)として置き換えているのか。
作者いわく、ある作品に強い影響を受けて、自分もダークファンタジーが描きたくなった、とのこと。パクった、とまで言い切ったらしい。
つまり、ただ単に、ダークファンタジーが描きたい、という欲求に駆られ、あこがれの作品を真似た、ということなので、メッセージ性みたいのは薄いのかもしれない。
巷の推測では、巨人がアメリカ人や欧米人で、人間が日本人という隠喩だ、という人や、韓国の人はもちろん、巨人が日本人で、人間が韓国人だ、という解釈をしているパターンが有るらしいです。
でも、僕はそんな安易なメタファーではなく、何かもっっと人文学的なテーマ性も読み取れるような気がしています。
例えば、巨人がけっこう間抜けというか、世俗にまみれたよくいる一般人、それも文化的イデオロギーに何も考えずに、気付かずに caltural control されているような、いわゆる思考力の弱い一般人像が描かれているような気がするのです。
彼ら巨人は何の理由かは謎のまま、人間だけを捕食するのですが、それも何か、この先進諸国の、食べ物のありがたさを感じないまま飽食している状態を表しているようで、作者のメッセージみたいなのを感じます。とても不思議な作品です。
ところどころでキラーフレーズ(作者の一番伝えたいメッセージ、一行、キラーライン、歌で言うサビ)とも取れるセリフが出てきます。
例えば、
「昔の人類は、人類に共通の敵が現れれば、人類同士の争いはなくなる、という話があったそうだ。」
というセリフ。これは実際に、映画関係者だったか、アメリカ人だったか、誰かが言った言葉だったと思う。それに対し、作者は主人公と作品のストーリーを通して、「実際には人類同士の争いはなくならない(だろう)」と推測を投げかけています。
とにかく、ダーク・ファンタジーと言われるだけあって、けっこう酷い絵を描いています。でも、そういう恐怖が人を惹きつけているのかも知れません。もちろん、それに立ち向かう勇敢な人や怯えている人たちの気持ちも、人間性が溢れていて魅力的です。
それと作者は、絵がうまい。出てくる女の子、みんなキレイ、かわいい!(最後はそこかw!)
イニ◯ャルDとか、ドラ◯ン桜とか、「お前、よくそんな下手くそな絵で、漫画で食っていこうとか、思えるよな。」っていう漫画もあるから、絵が上手いっていうのは、漫画家にとっては、当たり前のようでいて難しい課題だと思います。
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