TOEIC、TOEICって日頃騒いでいるが、個人的に、TOEICのスコアに夢中になっているわけではない。TOEICのスコアなんて所詮、〜900点なんて同じレベルだと思っていい。900点で現地の2、3歳時レベル、というのは間違った評価ではない。
スコアに夢中になっている人が時々見受けられるが、(就活で焦っている、とかは仕方ないが…)なんのためのスコアなのか、もう一度冷静に考える必要があると思う。そこの本質的な部分が、今の現状を見渡すと忘れられている、というか本末転倒な状況が広がっているのが見受けられる。
先日「スコアが上がった」と報告したが、これを会社などには報告していない。「お前、英語英語って言うけど、本業の方に注意が行ってないんじゃないのか?」っていう話にもなりかねないからだ。こういうのを報告するのにも、タイミングというものがある。少なくとも、そういう話題やタイミングで、聞かれるまでは報告しない。あるいは自分から報告できるタイミングが来るまではできない。
TOEICはたしか、元々は日本人がETSに提案した企画で、約30年かけてそれが機能していないことを証明されたのが今。
もちろん、全くダメだとも言わない。ある一定の力は付く。TOEICがある種の起点やスタート地点であることは否定しない。ただやはり、それ以上の何か、にはなれない。TOEIC S/WテストはETSにとって、それから受験者にとって、それを打破するための試験だといえる。
だから私は、readingの際の「塗り絵」も一切行なっていない。なぜならそれをやると、正味のスコアではなくなるからだ。nativeの先生にも塗り絵を勧められたが、やらない。
そして、やはりTOEICというのは、非常に狭い世界のお話だということが、他の英語の試験を受けるとわかる。ある英語学校が言うには、英検、TOEIC、TOEFLで高得点が取れて、はじめて英語力があると証明できる、という話。
たしかにそんな気がする。試験ごとに偏りがあるから、多角的で全般的な英語力を証明したいなら、いくつか受ける必要に迫られることになる。
TOEICに飽きた時にも、自分を新しくdriveさせるきっかけになると思う。
もっとも、本業に関わるベーシックビジネススキルを身につける、という事のほうが重要度は高いのだが。
英語が得意だけど、診察ダメ、手術ダメな医者に自分の体を預けられないのと同じ。
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