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patamamaさんの日記より。他動詞、自動詞の理解に、またひとついいヒントを見つけた。
一問目の問題。
The key to ( ) launching a new product is ...
という問いで、success の派生語を選択肢に並べて正解を選ばせる文法問題。
選択肢はおそらく、success, succeed, successful, successfully の4つ。正解はsuccessfully 。
形容詞のsuccessful ははじめに消せる。
カッコの次の動名詞は、次の名詞を修飾する形容詞という認識だから(=動名詞の形容詞的用法)、形容詞は形容詞を修飾しない。したがって形容詞 successful は☓。
名詞の success は、to が of なら正解だと思う。「(新しい事業を立ち上げるという成功への鍵=)新しい事業の立ち上げに成功する鍵は、…」となるから。
※ちなみに writing の時、日本語の感覚だと、
☓…the key of success
としてしまいがちだけど、それは日本語の感覚。
「成功の鍵」「誰々の家の鍵」というよりは、「成功への鍵」「誰々の家への(or 扉への)鍵」」という感覚だと思う。それゆえ、to になっている。詳しくは各々辞書で、key をご確認されたしw!※
【後述】↑すぐ上の解説と矛盾。すみません。
やはり、the key of success という言い方はない、と考えます。
▸ The key to success is information.
成功への秘訣(ひけつ)は情報にある
というのが通例。
☓…the key of success launching a new product is ...
が不正解である理由は、launching が動名詞であって、現在分詞ではない、というところだと思います。
launching が現在分詞の叙述用法なのか、それとも動名詞なのか、といういわゆる動名詞と現在分詞の判断が必要です。
ここでは動名詞として後ろのa new product を修飾しているので、現在分詞として success を修飾しているわけではないです。
つまり、不正解です。
ここの判断はまた改めて考えます。
問題は動詞と副詞。動詞がダメな理由を見つけられないと迷う。ここで前回の日記の内容が生きる。
日本語に訳してみて「
〜を〇〇する」という風に
なれば他動詞。
ならなければ自動詞であり、それはつまり、英語においても自動詞になると推測できることになる。
※例外を見つけていないから、断言はできない。
また、それぞれの訳し方によっては、自動詞となるところを他動詞で訳してしまったり<≒精度の良くない日本語と日本語訳>、その逆もあるので、この手法がいつも機能するという風には一概には言えない。
この問題文の場合、厳密に言うと精度のよくない誤訳ではあるが、「新しい製品の立ち上げを成功させる鍵は、」という風に、日本語の上で他動詞としても訳せてしまうところがこの手法の難点。※
この問題文の正解が動詞だとした場合、
「新しい製品の立ち上げ
に成功する鍵は、…」となる。
つまり自動詞だ。ということは、英語の上でも自動詞とするのがいいだろう、という結論になる。
ということは、この問題の正解が動詞であるなら、それは自動詞だ。そして自動詞ということは、前置詞が後に続くか、そこで文を終わりにして副詞が続くか、になる。(つまり目的語は続けられない。)
でもカッコのあとに前置詞も副詞もない。よって、選択肢から動詞 suceed は消える。残るのは副詞 successfully だけ。
●動詞が正解の場合
The key to
succeed in launching a new product is ...
となるはず。
◎正解
The key to
successfully launching a new product is ...
(新しい製品の立ち上げをうまくやる鍵は、…)
これは最初に述べた、「動名詞の形容詞的用法を修飾する詞」というところとも合致する。
※加えて言うと、succeed が他動詞の場合、意味は「後を継ぐ」という意味になり、目的語として人が続く。「成功する」という意味からは遠ざかる。分詞suceeding も同様。
sucess は語源としては、suc-[後を、後に]、ceed[行く]で、原義が「結果」。つまり、地位の継承とかというニュアンス。
成功するには、たいていパイオニアがいて、それに続く follower がいる。その follower のイメージ。※
今回の関連内容、参照先
【
http://www.eibunpou.net/08/chapter19/19_1.html】
自動詞、他動詞で動名詞の訳し方も違う。精度のいい訳を目指すのであれば、この他動詞、自動詞の認識をした上で、「◯◯している△△」と「〇〇させる△△」という訳を分けて使いたい。
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