note の意味、存在する理由、というと大げさだが、そういうところから改めて note の意義、役割を考えると、その理由らしい理由を述べることは難しい。小学生1年の頃から、何も考えずにnoteを取ってきたからだ。
note とは memo であり、memo とは忘れるための書き残しである、と私は考える。大事なことは頭のなかに残るもので、どうでもいいようなこと、それから緊急性のない雑多なことは消えていく。そうやって人の頭は緊急性のある、大事なことに集中し、特化していくのだと思う。とても合理的な働きだ。
そういった頭のなかでは忘れてしまいそうで、とてもまとめ切れないことを note に書きだしておく。
noteの役割としてもうひとつ考えられるのが、概念的なこと、複雑な機構を持つものも書きだして図式化すると、物事の秩序が整理される、つまり頭のなかで情報が整理されていく、という力が note にはあると思う。
しかしそういった note も、多くの書類にまみれたり、紛失したり、汚かったりしてはその苦労も無駄になる。読み返した時に、わかりやすい、というのが大事。
そういった問題を解決してくれるのが、パソコンであり、昨今の application なのだと思う。
Q-Eng は英語専門のSNSだが、ここにも note 代わりに、例文を記述していってもいいと思う。
例えば、問題を解いて正解できなかった問題のうち、わからなかった単語や表現を中心に書き出していく。そして、出先でスマートフォンやケータイ、ipad等で移動中に読み返す。それだけで、英語力はついてくる。例文は辞書やネットのものでいいと思う。Q-Eng は字が word 並に加工できるので、そこがとてもいい。
例えば、こんな感じ。3こずつくらいを書きだしてみる。
dedicate A to B(doing something, something),
A be dedicated to B(doing something, something),
dedicate oneself to doing something, something,
(dedicate は元々、神への捧げ物を捧げるときの言葉だったらしく、人が主語になり物[A]を神々[B]に捧げる、というパターンらしい。 そこから転じて、何かに没頭すること、一生懸命になることに使われるようになった、ということで人を主語にして、S be dedicated to something, S dedicated oneself to something という言い方になった。)
Tetsu Nakamura has dedicated his life to bringing peace to the region, Afganistan.中村哲氏はアフガニスタンのその地域に平和をもたらすことに人生を捧げた。
Tetsu Nakamura has been dedicated to bringing peace to the region in Afganistan more than 28 years.
Tetsu Nakamura has dedicated himself to bringing peace to the region in Afganistan more than 28 years.
このように、動詞で大事なのは、その使い方。dedicate の場合は他動詞しかなかったけど、自動詞の場合があると、そこに副詞・前置詞との組み合わせを考慮する必要が出てくるので、そこの理解が大事になってくる。
自動詞、他動詞の違いってあまり理解されたり、重要だとされていないけど、ここらへんの感覚というか理解ができると、英語の理解はかなり易しくなる。 dedicate の場合も「一生懸命になる」という日本語のニュアンスから、自動詞的な使い方をしてしまいそうになるが、これで自動詞としての使い方はない事がわかった。
☓…Tetsu Nakamura has dedicated to bringing peace to the region in Afganistan more than 28 years.
これは一見正しそうだけど、dedicate には自動詞がないから、こういう言い方はない。日本語訳だと「28年以上もの間、中村哲氏はアフガニスタンのその地域に平和をもたらすことに一生懸命になった。」と、ものすごく自然な日本語にできる。でも違う。dedicate = 捧げる、って覚えていると危ない。
ここらへんの注意や気付きを繰り返していくことがポイント。こういうのは、動詞を勉強することでしか理解できない。覚えなくてもそのうち、そういう言い方はあったかな? と思うようにもなってくるかも。
名詞を覚えるっていう作業の中には、こういう行程はないから。
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