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たっつんさんの日記

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2013年
01月20日
04:27 たっつんさん

体罰問題に見る日本の思考回路…の低さ

 前回、mouthbird先生の journal で議論をしたが、twitterの内容を見ると、みんなそれぞれ論理的立場で tweet をしている。なるほどね、と思うコメントが多い。

 ただ、桜ノ宮高校バスケ部の試合の映像があるYoutubeのコメントが酷い。顧問に対する感情的コメント。
 極刑に値するとか「◯ね!」とか…

 それはそれで違うんだよな…。

 自分の立場に否定の余地のない正当性があると思うと、途端に言いたい放題、強気になるのが日本人。ほんと良くない。こういうの。
 結局これじゃ、批判している顧問の思考レベルと同じ。「目には目を、ではみんな失明してしまう。」とはガンジーの言葉。

 批評と批判は違う。
 大事なことは問題の本質に最大限迫ること。それには論理的思考力しかない。日本人に足りないのはここ。これがないからいつも、どこでも問題になる。
 主張、反論は、「◯◯で◯◯だから、それは違うと思う。私はこう思う。」っていう他人を説得し得る意見が盛り込まれるべき。

 twitter で誰かが言ってた。
 「正論だからといって、暴力的な言い方をしていい権利があるわけではない。」って。

 ただ…。違うものは違うと言っておこう。
 かつて自分が正解だと思ったことが、現代の今も常に、引き続き正解になることはない。


石原さんも、老害に害されてきてる。この世代はホント駄目。昭和初期の日本の栄光がまぶたから離れないらしい。川淵チェアマンはさすが視点が世界レベル。日本サッカーを世界レベルに引き上げた手腕の持ち主は違う。



 戸塚氏の思考回路は、まさしくlogocentricism = ロゴス中心主義。
 自分の思考背景、教育背景から考えられる正解こそが正解になってしまっている。こういう老害に他者の意見は耳に入らない。残念な70代。
 暴力=利益で体罰≠利益っていう定義も違うと思う。体罰=暴力であり、教える側の思考力の欠如、つまり教育者、指導者、リーダーとしての能力的欠如以外の何物でもない。

 体罰で強くなるか?
 という問いについては、事例としてサッカーを挙げたい。今、日本のサッカーは世界にも通用するレベルになってきている。国内にはスペインや南米、イタリア、Jリーグのユースチームも数多くある。小さい頃から、トップクラスの指導をしてもらえる。
 そういうユースが、体罰をしてるか? 日本式の指導をしているのか?

 …今、日本サッカーが世界に通用するレベルにあり強いのは、川淵チェアマンが日本サッカーを底辺から、その教育指導のやり方、思想そのものから変えていったからだと思う。
 彼ははじめから世界を見ていたし、世界を知っていた。


 で、日本バスケはどうか?


 オリンピックアジア予選敗退。
 これが結論。
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