この映画、部屋にいるとき、未だにBGM的な感じで流している時があります。
なんかオシャレなバーとかでパーティーがあるとBack Ground Movie的な感じで流れていそうですよね。無音で。
で、今回の話は別なのです。というか、もちろん英語の話です。
これ、去年も別の部分について質問したんですが、このサイトでも何回かお世話になっているydoriさんが、今回取り上げる部分についてlang8でも質問していた内容が未だに気になっています。どういう結論だったか、忘れてしまったので。
ご本人も、そのjournalを消されてしまっているようでして。。。ま、それはそれで一向にかまわないのですが。
ともかく、弁護士が0:20 発言します。
Gentleman, I'm talking about at the meeting in January.
と。ydoriさんが引っかかったのは、ここの文法です。
通常、自動詞 talk の後に目的語(※品詞的な視点では名詞)が来る場合、当然、前置詞を挟む必要が出てきます。ここでは about が前置詞です。(e.g. we are talking about Yankees.)
aboutには副詞としての機能もありますが、それはおおよその数量を示す時だったり、そこから何か、もうすぐ始まるとか、周囲でどうのこうのっていうニュアンスです(乱暴に言えば about の本質的イメージは「周囲感」です)。
talk about 名詞 ... っていう時の about は前置詞という解釈で間違いないと思います。
そうでないと、つまり about を副詞と解釈すると、at が前置詞となり、talk at ... という「...(場所)... で talk about [話回って?]いる」という理解しにくい話になります。
(※通常、自動詞がon/off/in/about/of/... とかの副詞・前置詞 [品詞の定義は動詞と状況による] といっしょになる時というのは句動詞として理解され、そのセットであたかも他動詞のような意味を成す、という強い繋がりを持った上で機能します。化学でいうなら、CO2とかの化合物のような繋がりです。ちなみに、talk about という句動詞としての解釈はありません。あくまで talk + about + 名詞 です。)
I'm talking /about /at the meeting/ in January.
として、about を副詞として捉えると、私が (=I) 話した場所が at the meeting となります。このJanuary は映画上、当然過去の話です。これだと、理屈としておかしいですよね。強引に訳すと「私は1月、その会議で話回っている。」という感じになると思います。
だからやっぱり、about は前置詞でしょう。となると、なぜ前置詞が2つも続くのか (about at )? at はなぜ存在しているのか? っていうのがydoriさんの質問だったわけであり、かつ私の今の質問です。
日本語にした場合、「私はその会議での(事)について話しているんだ。」となります(都合、少し意味を補っていますが)。このままではおかしい文です。
ここで私がかっこ書きで言葉を補ったように、英語でも talking about (the things/the happening/the course/something) at the meeting という解釈なのでしょうか。
at the meeting は場所、空間を示している副詞句です。名詞句にはなれない。 場所が示された、ということはそこで(=where)、何かが(=what)あった、という名詞に該当するものが近くにあるはずです。
どういうことなんでしょうかね?
現実の言語は奥が深いです。文法は後追いであり後付でしかない、と思っておかないと、やはり現場に keep up はできませんね。
ルールはルール。それ以上でも以下でもない。そういうことだと思います。
みなさんはどう思いますか?
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