that we dare not venture. というのを It で置き換えています。that we dare not venture(=私たちが物事に取り組まなかった)のは、It is because things are difficult(=事が難しいから)、を not で否定しています。つまり、「事が難しいからできなかったんじゃない」となります。
最後に It's because ... で始まる理由のフレーズ。It's[/That's] because ... で始まる節は、That's why ... 等で始まる節が示す「結果」ではなく「原因」だと、welciayorkmart さんの記事にありました。
It's not because things are difficult.
それは事が難しいからではない。(こっちが原因)
that we dare not venture
私たちができないのは。(こっちが結果)
It's because we dare not venture
それは私たちが取り組まないからだ。(こっちが原因) that they are difficult.
それらが難しいのは。(こっちが結果)
ただ、これ。It ... so 形容詞 that 節(結果)っていう構文に見えなくもないです。 It ... so 形容詞 の部分が原因部分で、that 節 が結果っていう構文と見比べると同じ文脈です。どうでしょうか。
前文の not を除いた部分の「難しいからできない」という論理構成から考えると、「難しい」のは原因であり、「できない」あるいは「できなかった」のは結果です(後文ではこの原因と結果が逆転するのですが)。
それを考えると、捉え方によっては It ... so (形容詞/副詞) that ... という構文の仲間、と捉えても良さそうです。It ... that 構文という捉え方でも間違いはないと思うのですが。
ま、最終的には文の意図が汲み取れていれば、プロセスはどうでもいいんですけど…今はプロセスの話をしている訳でして。。
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