Q-Eng

　英検の２次対策として、有能なコンサルを、つまり英語の試験のノウハウに優れた日本人or native を探していまして、近所にいい英会話スクールがありまして、数回お世話になる事になりました。

　ここの先生が、またある種キワモノで、世界史に強い興味を持ったカナダ人の先生でした。なんでも、カナダのトップ３にランクする大学を出ているそうです。キワモノゆえ、一般的な英会話スクールをイメージしてくる主婦層には、受けが悪い時もあるそうです。
　僕はこういうキワモノ教師が好きですけどね。いわゆる、controversial な話をしてくれる先生。「だから、お前たち日本人はダメなんだよ。」とかw。

　歴史学というのは、日本人に取っては、暗記科目で、つまり知識量を求められる科目のように思われるかもしれませんが、世の経営コンサルと言われる職業の方々は、間違いなくこの歴史学に精通しているはずです。歴史学は、思想史から哲学、言語学、社会学、文学、考古学へとあらゆる方向へ繋がる根幹的な学問です。間違いなく考える学問です。

　で、はじめにいろいろ話をするのですが、彼のキャリアの中で、進学校の英語教師や東証一部企業相手のTOEIC対策講座とかはあっても、英検のキャリアはないようで、僕がその概要を説明することになりました。

　で、準１級、１級の２次試験には、社会的なテーマが扱われ、賛否両論あって、どちらにもメリット、デメリットが言えるような、controversial なお題を持ってくる、と説明しました。
　そういった概要を話していくうちに、controversial という単語にピンときたのか、

　OK, let me ask you a question, now.

　と切り出し、3.11の福島岩手の、いわゆる東北沖津波大地震は、自然災害か、それともthe man made 、つまり人工のものか？

　という質問をしてきました。
　the man made、文字通り「人工」ということだが、僕はこの単語を、東電の事故のことを指しているのかと思い、man made だと答えた。
　東電の事故は、歴史的に見てそのデータ以上の地震は起きない、という根拠のない理由を理由にしたため、対策をとれなかったという、いわば防ぐ事が出来た災害で「人災」だと言われているからだ。

　しかし、彼の意図していた ''the man made'' はそういう事ではなかった…。the man made とは、つまり…

　
話は、グルジアのワインを輸入するにあたって、貿易問題をどう考えるかという議論から逸れ[日本でいうなら、外国産米の輸入にあたって地元の農業をどう守るか、という議論と同じ。]、熱くなったロシアの要人（No.3ないし４。官房長官クラス）はとんでもないことをしゃべりだす…

アナウンサー（以下、ア）：
　（一部の人たちは、グルジアのワインが市場に入ってくると、モスクワは白旗を揚げざるを得ないと言っていますね。<加えて>グルジアは結局、ロシアが世界貿易機構に参加する事を拒みました。それについては、どのようにお考えでしょうか？）


ロシアの要人兼狂気の偏狭ナショナリスト（以下、狂）：

白旗を揚げるだなんてあり得ない。考えもしない。俺たちは何人たりにも頭は下げない。だが一方で、力を持った権力者たちはロシアに服従した。中国、日本、ドイツ、フランス、アメリカの面々だ。

　外国産のワインをロシアに輸入することに限った話ではない。オレには世界情勢における問題が見えているんだ。俺たちはかつて、モルドバやベルラーシからの、全ての品々の輸入もブロックした。

ア：それはロシアがWTOに参加することとは関係ないですよね。

狂：そして、それはロシアの輸出にも関わる問題だ。思うに、ロシアはグルジアに対し、何倍もの大きな影響を十分に持っている。加えて、WTOへの参加意欲も強い。解決策はワインや習慣 関税を考慮しなくても見つかるだろう。

　俺たちは、４つのグループの同意しか必要としていない。それは、ワシントン、モスクワ、ブリュッセル、そして中国だ。この４つだけが世界を支配する力だ。以上だ。
　あとの地域は関係ねぇ！　残りのクズ国家どもはなんら重要な影響力は持ってねぇ！　この世界状況において、どうでもいい奴らばっかだ。この４地域だけが常に意見をともにする。重要人物は、オバマ、メドベージェフ、と中国の代表者だ。それで全部だ。この４者が常に理解をともにするんだ。そして中国はモスクワに訪れ、モスクワの立ち位置を理解する。ヨーロッパも同じだ。アメリカもな。Biden[アメリカの要人]がしたように。ヤツがそうであったように、俺たちのいう事に同意しておけば問題はない。

　世界のあらゆる事は、４つの支配力と、他でもないその地域によって決められる。
　さらに加えれば、ワシントンに未来はない。そんな偽物の国は滅びるだろう。古くさいヨーロッパもな！　どうせ何の重要性もない大陸だろ。中国も排斥される。
　で、残るのがロシアだ！　この軌道に乗っている勢いと宇宙開発技術を持っているロシアは、資金と資源にも恵まれている。

2:15あたりから
　そして誰も全くしらない新兵器もある！　そいつがあれば、俺たちは地球のどの部分でも１５分以内に壊滅できる。爆発もないし、放射線もない、レーザーっぽい物もないし、光も出ない、とても穏やかで音の出ない兵器だが、いずれの大陸だろうと永久の眠りにつかせる事ができる。

ア：そ…、それでは…、今日はそこまでにしましょう…。

狂：津波が日本であっただろ？！　あの小せー北方四島が俺たちから欲しいヤツがいるんなら、そいつらは建物の残骸を掘る事になるだろうよ。わかるか、1億2000万人まとめて殺してやるってことだよ！

　世界中の残りの奴らも同じだ。おまいら全員各々、自分の未来のために、これからの身の振り方を考えるべきだな。他の奴らもな。
　これでもまだ、グルジアのワインをロシアに売る気か？ 　国連の監視が国境に欲しいか？　ロシアとトルコの国境を設ける代わりに、世界からグルジアという言葉を完全に消したいのか？！　サアカシュヴィリ[＝グルジア共和国大統領]よ、そんなことを考えてみろ。もう一度津波を起こしてやるからな！ カフカス山脈奥深く、地球の裏側の津波だ。それがお前の最期だ！


　どうですか？　この衝撃的な発言。津波がロシアの攻撃によるものだという見解、あなたは受け止められますか？
日本政府の要人の何人かと、ロシア語、英語のできる人間、それと防衛省はこの実態を把握しているはずです。でも、そんなこと絶対に公にはしません。だって、日本中が混乱するから！

HAARP[The High Frequency Active Auroral Research Program＝高周波活性オーロラ調査プログラム]という、リアル・スターウォーズな研究らしいのですが、つまるところ、地球(or 宇宙)物理学兵器です。これにより天候をコントロールする事が出来ます。マイクロ波をコントロールする事で、気象をコントロールするそうです。

　ということはつまり、他国の主要な農産物に大打撃を与える事ができるのです。地球規模の兵糧攻めも出来ます。

　こういうことは、とりあえずいったん、英語に訳されますが、そこから先は各々が情報を積極的に取り入れてくれ、というのが世界の現状です。
　英語ができることの強みはここにあるかと思います。