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たっつんさんの日記

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2012年
07月24日
02:26 たっつんさん

第2言語学習過程を理解しないnative英語教育者たち

 最近は、readingと文法を中心に学習中。
 文法は、大学受験用のをまたやろうと思ったけど、もう日本語で文法理解はいいでしょ…、と思い立ち、英語でやることに。アメリカ英語の方でやりたかったけど、イギリス系のでいいのがあったから、それにした。


音声はもちろんBritish。やっぱり、アメリカ英語の丸い音が好き…。Britishはなんか、ヨーロッパ系言語の抑揚があるっていうか…アメリカやカナダの人が彼らの英語を「美しい」って言うのもわかる。なんかどことなく古典的というか、classicalな響きなのかな…。ちなみに、この書籍はアメリカ英語として区別する部分については、記述がある。
 longmanの英語で、2000語以内の基礎単語で文法を説明しているから、つまずくことはない。


 あとは reading をなんとかしたい、あのストレスをなんとかしたい、と思いTOEICのEngaging Englishを始めてみた。
 Engaging Englishってのは、基本的にネット記事とテキスト用に穴埋め式問題を作成した読解用の記事を「読むだけ」で、それをスコアにして、経験値的な、ドラクエ的な評価を積んでいくもの。
 そのときの読解力で、今どのくらいの読解力があるかをLexile数値で表してくれる。成績が悪ければ下がる。そのスコアを世界とオンライン上で競う。アメリカ人も多く参加してるのが、ちょっと驚き。

 それにしても巷の英語教材で「聞くだけ」ってのはよく聞くけど、「読むだけ」っていうのは、一度も聞いたことがない。視覚性を考えると、読む方が学習密度があると思うんだけどな。。

 やっぱりそれは、あれだ、聞く方が簡単で勉強している気分になるから→商品が売れやすい。っていう図式だ。「語学は聞くだけじゃ完成しないのよ〜www」

 「読むだけ」っていわれて、数十冊も分厚いテキストが送られてきたら、どうするよ... 。普通やらないよねw でも聞くより読む方が効果はあると思う。読まずに語学がのびる訳もない、ってことを考えたら当然の結論でしょ。「識字率」っていうくらいだからさ。いや、一概には言えないけど。

 読んで和訳がついていて、構文解説があって、音声があるとベスト。ここらへん、Z会テキストは心得ていて、さすがって感じ。

 そんな体(てい)で、英検のテキストを読み返したり、TOEICのサイトでLexileという統計を元に算出したreadingレベルにより、各レベルに合った記事を読んでいくというコンセプトが気に入って有料サイト、Engage Englishで記事を読んで、とにかく量をこなすんだとやっている訳だけど…Engaging Englishには訳がない。わかってたけど…。
 
 これなら、TOEIC SQAURE のサイトにある訳付きのLexile1400だかの、TOEIC reading 450点レベルのものを読んだ方がいい。記事もwall street journalのを持ってきていたりして、さすが視点が鋭い感じで、興味深い内容。

 たとえ各々に相当のレベルの記事を読むにしても、英語を英語だけで読むっていうのは、やっぱりそれ相当の力が必要で、TOEIC的には850点クラス、英検なら準1級ないしは1級クラスの英語力が必要で、それまでは補助輪=和訳が必要。これは英語教育者にも納得してもらえるポイントだと思う。
 復習の際には、間違いなく、和訳が合った方が力になる。

 和訳については、忠実性はそんなに優先順位は高くないと思うけど、「参考材料として」ないと成長が鈍る。個人的には意訳で十分だけど、それもないとなると、せっかく一生懸命 reading したのに復習の効果が減る。

 たしかに、TOEIC600〜なら、自分の力で辞書を頼りに文の構造を理解できる。それはそれで、その方が効果的でもあるけど、量をこなしたい場合、それは効率が悪いように思われる。


 そういった諸事情を native 英語教育者 はわかってない。英語教育学の修士号のTESOLといい、TOEIC、TOEFL主催のETSといい、奴らは一体、英語教育の何を理解してるんだ? 何にも理解していないじゃないか。

 てことで、英語教育はやっぱり和洋折衷型の、日英二人一組のチーム方式のやり方が大事だと思う。どっちかに偏ると教え方も偏って、本質的な理解にはならないからダメ。

 なんていうか、教える側、それから教わる側にも business scheme みたいな、そういう共有するコンセプト理解、目的ってのが必要だと思う。それぞれに取り組む英語が、文法なのか、英会話なのか、writing、Essay等のacademic Englishの作法を理解するものなのか、それぞれの英語をやる際の意識、mind-setの置き方みたいなの。そういうのが英語教育者にはないんだよね。いつも思うんだけど。
 僕がズレているのか、あるいは世界がズレているか、ってことなんだろうけど。

 そんなの見たらわかるだろ的な感じで、説明しないのかな。でも学生のうちで、そういう、会話と文体の英語の表情が違うとかの意識分けができている人は少ないと思うけどね。


 余談になるけど、writingなんかは、アメリカの大学教授らが、そりゃもう喧々諤々細かい作法を、それこそ日本のお座敷のマナーとかお茶とか、諸々の日本文化くらい議論し合っているなんて、どれだけの日本人が知っているだろうか。それこそ教えている側も。
 Writing skillについて、どれだけアメリカ人が必死か、iTuneのpodcastで検索するとわかる。いろんな大学が学生のために How to write an academic thesis(or Essay)っていう感じで、ドキュメントを作っているから。
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