パンダちゃんが、生まれて喜ばしい限りの日本ですが...
実は、福島の原発結構危ない状態が続いてるのは、ほとんど報道されません。
ええ。結構ハラハラドキドキなんです。
原発で大切な役割を果たす燃料棒ですが、抜き取ってしまえば、大丈夫。な、代物ではありません。
実は、熱を長期間にわたって自ら放射し続けます。で、放射能を遮断しながら、安全に冷やせるものとして、水が使われますが、ご存じのとおり、水は伝熱率が大変良いために、常にぐるぐる回して冷却してあげないと、燃料棒からの熱で時間がたてば沸騰してしまいます。 使用済み燃料の場合、大体5日ぐらいで100度に達してしまいます。(使用済みのくせに!)
さて、福島第一原発の4号機ですが、5F部分にこの使用済み燃料棒を貯め込んでおくプールがありました。そして、一番破損がひどくて、次に大地震が来たら倒壊してしまうだろうといわれている建物です。
先週、この4号機の冷却装置が壊れてしまい、非常用冷却装置が作動したところ、これもまた2台とも壊れていて、水の循環ができなくなってしまいました。
現在は、突貫工事でなんとか仮の設備を付けて、温度を保ていますが、近々ちゃんとした装置を取り付けるために、仮の装置を外して、作業をしなければなりません。もちろんその間冷却は止まります。
何事も起こらなければ、2時間ほどで作業が終わるそうですから、大丈夫だとは思いますが...
4号機には1500本余りの使用済み燃料がプールの中に沈んでいます。作業中に、地震が来たり、何か問題が起きたときが怖いです。
日本ではほとんどこういったことを報道しませんが、わざわざオーストラリアや、ドイツの放送局では報道しています。
http://youpouch.com/2012/07/03/71390/
このサイトは、わりとおしゃれさんな情報を流してくれているので、以前からよくチェックしていたのですが、311以降こんな情報もながれるようになりました。
で、これを見た後、次に見たのが同じサイトの別のページ
http://youpouch.com/2012/07/03/71312/
ここ数年、モブが世界的にはやっていて、Youtubeなんかでもいろいろなものがみられますが、これはクラシックのモブです。
何がいいって、音楽を聴いているときの人々の表情。特に子供たちの表情がすごくいい。
最初のページで、原発の話を見ていた後だったせいかもしれませんが、不覚にも涙を流してしまいました。
同じ人間が作るものでも、音楽と原発じゃ大違いだなあと。
確かに、原発は電気を作ってくれる便利なものではあるけれど、そもそも原発って、原爆を作るために作られたもので、二次利用として、原発になっただけ。
そして、発電所で必要なのは、タービンを回す蒸気が必要なのであって、蒸気が作れれば、別に原子力じゃなくったっていいんです。要はお湯が沸けばいいだけの話なんだから...
色々な思惑や、利権が絡み合って作られた原発と、人間の良心や、魂から生まれた音楽では、こんなにも違うものができあがるんだー。と。。。考えてしまったら...見ていて(涙)がすすーっと出てきてしまいました。
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