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mouthbirdさんの日記

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2011年
02月16日
23:20 mouthbirdさん

ofの意味・あえて「の」と訳すな!(解答編)

毎週水曜日は smart.fm で更新してきた、旧チャンネルブログの文法問題を引き続きお届けします。
今週は解答編です。

チャレンジしてくださった皆様ありがとうございます。
変な問題でごめんなさい。><

今回のテーマは of についてでした。
of は辞書見れば、山ほど意味があります。そんなの普通は全部1度に覚えられないではないですか。

そこで、私の師匠の1人、川田拓矢先生はこのようにおっしゃっています。(「英語のツボ」p62ページより)

>辞書を引くと of の項目には15も20もいろいろな意味が並んでいる。しかし、実際の英文で目にする of はおおよそ次の3つである。私はそれを<of 3態>と呼んでいる。この3つ以外は例外としてそのつど覚えればよい。

で、この3つの例として挙げられた説明文が今回の6個の英文だったのです。

では1つ1つ吟味しましょう。

----------------------------------

問題:次の英文の日本語の訳例を「多少ぎこちなくてもいいので」作りなさい。
ただし of を「の」と訳してはならない!(「を」などは可。)


<1>関係「~に関する、~に関して」
(1)This book treats of modern war.

正解の1例「この本は現代の戦争のことを[に関して]扱っている」

●私からの補足
of は about (~について)に近い意味が元々あります。
【何かと何かがどういう関係なのか?】…というものです。
 『関係性・関連性』があるよ…という意味を表すのが of の基本と考えることができると思います。

---

ここからは全て A of B の「関係」です。


<2>所有「~持っている、~持っている」
(2)I was born in the age of peace and affluence.

正解の1例「私は平和と豊穣[持っている]時代に生まれた」

●私からの補足
 今回は 「age of peace and affluence」を考えます。
  これは
 [ageさん]が[peace and affluence]持っている
  …という『所有関係』なのです。

同じ『所有』でも、前後の位置関係がなのがの問題。

---

(3)The legs of this table are broken.

正解の一例「このテーブル[持っている]脚は折れている」

●私からの補足
 今回は 「legs of this table」を考えます。
  これは
 [this tableさん][legs]を持っている
  …という『所有関係』なのです。


これはさっきの(2)と前後が逆であることが分かるでしょうか?


(2)(age of peace and affluence)は
   ⇒[ageさん]が[peace and affluence]持っている

(3)(legs of this table)は
   ⇒[this tableさん][legs]を持っている

のです。どうです? 逆でしょ? 不思議でしょ(^^)?
 所有の of はどっちもできる性質を持っています。

----

<3>格
(ア)主格「~
(4)Do you believe the existence of ghosts?

正解の一例「あなたは幽霊[存在すること]を信じますか?」

●私からの補足
今回は「existence of ghosts」を考えます。
これは「所有関係」ではありません。
 ⇒[existenceさん]が[ghost]を持ってないですし、
 ⇒[ghostさん]も[existence]を持ってないです。

 ★これは「主語と述語」の関係なのです。
  これは
 [ghostsさん][exist]している
  ↑主語     ↑述語

  …という『「主語と述語」の関係』なのです。

---

<目的格>「~
(5)I have come here for the exchange of opinions.

正解の一例「私はここに[意見交換する]ために来たのだ」

●私からの補足
今回は「exchange of opinions」を考えます。
これは「所有関係」ではありません。
 ⇒[exchangeさん]が[opinions]を持ってないですし、
 ⇒[opinionsさん]も[exchange]を持ってないです。

 ★これは「目的語と他動詞」の関係なのです。
  これは
  誰か が [opinionsさん][exchange]している
   ↑主語  ↑目的語    ↑他動詞

  …という『「目的語と他動詞」の関係』なのです。

-- -- --

■この、<主格>と<目的格>というのはたまに「紛らわしい意味」を作ります

例えば
 the slaughter of the King
の意味が分かりますか? slaughter とは「虐殺・殺戮」という意味です。


もし<主格>だったら
 [the Kingさん][slaughter]している
  ↑主語     ↑述語

  …となり「行った虐殺」という意味になります。

しかし、もし<目的格>だったら
  誰か が [the Kingさん][slaughter]している
   ↑主語  ↑目的語    ↑他動詞

  となり「殺すこと」という意味になります。


さあどっちだ?(^^;


実はこういう「紛らわしい場合」、

 ⇒主格>には「’sをつける」

というルールがあります。
つまり
the slaughter of the King
 この場合、「’sがついていない」ので⇒<目的格
 ⇒「殺すこと」という意味になります。

--

では「’s」をつけてみましょう。

the slaughter of the King's
 この場合、「’sがついている」ので⇒<主格
 ⇒「行った虐殺」という意味になります。


・まとめ
 the slaughter of the King殺すこと」
 the slaughter of the King's行った虐殺」

---

<主格>の場合、「’s」がつくのは「紛らわしい場合のみ」です。

例えば
「existence of ghosts」の場合
どう考えても

 [ghostsさん]が[exist]する⇒ 幽霊存在する
 誰かが [ghosts]を[exist]する⇒ ×幽霊存在する

となり、紛らわしくない。
このように「紛らわしくない場合」は<主格>でも「’s」はつかないわけです。

----

<同格>「~という」
(6)She knew the fact of my having failed.

正解の一例「彼女は私が失敗したという事実を知っていた」

●私からの補足
今回は「fact of my having failed」を考えます。
これは「所有関係」ではありません。
 ⇒[factさん]が[my having failed]を持ってないですし、
 ⇒[my having failedさん]も[fact]を持ってないです。

では<主格関係>か?
 [my having failedさん]が[fact]している
  ↑主語          ↑述語
 「私の失敗が事実している」…おかしい!
  ⇒主格関係ではない!!

では<目的格関係>か?
  誰か が [my having failedさん]を[fact]している
   ↑主語    ↑目的語        ↑他動詞
 「誰か私の失敗を事実している」…おかしい!
  ⇒目的格関係でもない!


実はこれは全く別の概念
 [fact][my having failed]
というもの。これを「同格」という。

分かりやすく書くと
 She knew [the fact].(彼女はその事実を知っていた)
=She knew [my having failed].(彼女は私が失敗したことを知っていた)
 となるわけ。同じものなわけです。だから「同格」と呼ぶ。

★この「同格の of」は結構重要
 和訳する場合、必ず「~という」という訳語をつけてください!


(補足1:この同格のof の親戚に「同格の that」というものもあります。説明は省きますが、どこかで「同格の that」を調べてください。「同格の that」も訳語は「~という」となります。)

(補足2:同格のofは絶対に「の」とは訳せません!!!)

---------------------------------------


ofは大体「~の」で訳せてしまいます。しかし「の」で上手くいかなかった場合、この「of3態」は有効活用できると思います。いかがでしょうか?


今回以上です。それではまた来週!!

問題編
http://q-eng.com/diary/646

出典
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コメント

1番~14番を表示

2011年
02月17日
09:20
ken14さん

Mouthbird先生へ

 今週もありがとうございます。
フムフム・・・of の3態: 関連性、所有、格
 所有については、「を と が」
 格については、主格と目的格があり、’sで、区別される。

 それで、「変な日本語になってもかまいません。」と
出題したわけなのですね。
 それを汲み取っていませんでした。

ありがとうございました。とても勉強になりました。

2011年
02月17日
09:41
mouthbirdさん

>ken14さん

これらは「of3態を最初から知らなければ、汲み取るのはかなり難しい」です。
しかし問題をやることで身につくと思います。いかがでしょうか?

なお<格>の1つである[主格]ですが、「's」がつくのはまれです。説明にあるように「紛らわしい場合のみ」つきます。お気をつけください。

ofの基本形がこれでよく分かったと思います。ご参考に!

2011年
02月17日
14:18
MihoGさん

Of は何となく雰囲気は分かるのでそこまで困ったことはないんですけど、こうして違いをハッキリさせてみると、より明確に Of の持つ意味が分かりやすいですよね!

ありがとうございました!!わーい(嬉しい顔)

2011年
02月17日
14:37
mouthbirdさん

>MihoGさん
今回の問題の意図は
・「of」の基本的な役割の確認
・紛らわしい場合の対処
でした。
日本人にとって、前置詞は大変ですからね。
ofは意味がたくさんあります。
読むとき、もしくは使うとき、ofで困ることがこれからもあると思います。そのときこの基本的な使い方を思い出せると、活用できるのではないでしょうか?

MihoGさんのお役に立てばと思います。ウィンク

2011年
02月17日
16:45
さん

5:

OFの使い方は本当にいろいろあるのですね。英語の難しさが身に沁みてわかりました。
ありがとうございました。奥が深いというか、自分が今の段階ではFace book などの会話で使い分けられるかどうか・・・。おそらく今は impossibleうれしい顔 かもしれませんが、mouthbird 先生の この解答編をコピーし、手元に置いて参考にさせて頂きます。ありがとうございました晴れ

2011年
02月17日
16:50
neginohanaさん

いつもありがとうございます。

<1>関係「~に関する、~に関して」
がわかりにくかったです。
この例では文脈からわかってしまいましたが、他に例文があればご紹介いただけませんか。

2011年
02月17日
17:59
mouthbirdさん

>white-sunさん
いかがでしたか? お答えになると、悩んだ分だけ、意図が良く分かると思います。
いつかこの知識が役に立つと思います。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

>neginohanaさん
<1>が分かりにくかったですね。この of は ≒about なわけです。
このof は他には hear of や think of の of です。
 I have never heard of anyone by that name.(そんな名前の人は聞いたことがない)
 You must think of your family.(あなたは家族のことを考えなければならない)
言われてみれば「あ、そうか」だと思いますが、言われないと気がつかないものです。ご参考に。

2011年
02月18日
02:41
たっつんさん

そうですね。川田先生、おっしゃってました。ここらへんが川田流英語の真骨頂ですよね。
 僕も最近、lang-8でEnglish journalを書いて添削を受けつつ、英語の力で伸び悩んでいる箇所はどこなのかを常々探しています。

 おそらく、自分を含めたみんなは単語を吸収することに重点を置いてしまっていて、前置詞まで気が回らない、Japanese learnerは助詞まで気が回らない、というのは共通した課題のような気がします。

だいたい何となくわかっちゃうのも問題意識が希薄化する原因だと思います。

なんとなくわかるから、つい後回しにしちゃう。でもやっぱり、具体的につまずいているのは前置詞。

 僕も、「この前置詞の間違いをなんとかしたい」と思い、読みかけの本を読破する事に決めました。

 前置詞が広げてくれる世界は思っている以上に広いと思います。正直、中高で教わる前置詞の説明は大味。受験参考書も。

 中高の英語教師はそもそも言語学の修士や博士じゃないし[最近はTESOL資格のある教師もちらほら出てきたのか?]、教科書は税金で制作しているから、当たり前と言えば当たり前だけど、前置詞の理解には、やはりこういう少し言語学の領域に踏み込もうとする書籍が必要。

 言語学的な説明が必要な理由は、逆の状況を考えるとわかりやすいです。
 僕ら一般的な日本人は、lang-8で彼らJapanese learnerの文章中の助詞を添削しておきながら、その使用理由を説明できません。こういう助詞の説明はやはり日本語言語学のプロでないと、彼らが納得する説明はできないと思います。

 そういうことです。日本語の助詞や英語の前置詞の理解には、少しだけ言語学に踏み込んだ理解が必要ということです。


 で、この of なんですけど、of は前置詞の王様と言われるくらい、超ーーーーーーーーーーーーー重要で代表的な前置詞ですね。それゆえに意味する範囲もすごく広いですね。覚えるのは楽じゃなさそうです。早大を目指す川田流英語教室の受講生達も苦しんでました。

 それをどうやったら、自然にnativeのような「理解」ができるのか?

 僕はそれを考え続け、「あるひとつの流儀」にたどり着きました(笑)。
それは、

 言葉は覚えるものではなく、理解するもの

 だという事です。
 誤解を招きそうなので厳密に言えば、「理解ありきの暗記であるべき」ということです。

 どういう事かと言うと、これは紹介した本の「なか見!検索」でも見る事ができるのですが、各前置詞の概念、イメージを理解すれば、覚えなくても前置詞が理解できるということです。
 よく学校の先生などは英語に限らず、「学生や生徒が覚えるのが大変そうで、かわいそうだから代表的な内容だけ、キーワード的に紹介するね」っていう親切心で内容を厳選してくれますが、それは解説を間違えると情報が断片化し、ひとつひとつがバラバラな情報のままで、学生は無意味な記号を覚えさせられているのと同じになってしまいす。
 まさにパソコンのフラグメーションと同じです。全体最適化を施して、コンパクトに情報を整理させる必要があります。

 情報は多い少ないではなく、それらがいかに全体的な秩序の中で、有機的な繋がりを持って伝えられているかどうか、という事が重要だと思います。

 前置きが長くなりました。
 この of は、大きく二つの概念、[所属]と[分離]に分けられます。
 所属の概念理解は難しくないでしょう。a member of board と言えば会社役員ですね。役員の一人ということです。
 この「所属」の概念は、自己と他者の存在が「分離」している状況でもあります。ここ、非常に西洋哲学的です。

 所属の概念が発展し、
[所属]→[同格]
[所属]→[所有]→[主語]→[目的語]

 さらに[分離]の概念は
[分離]→[部分]
[分離]→[原料]→[原因]→[関連]

と展開していきます。具体的な説明はしませんが、一番日本人が苦手にしている OF は、こんな感じではないでしょうか?

They cleared the road of snow.

これは分離の of の代表です。一般的に日本人が理解している of のイメージだと正確にイメージできないと思います。ヒントは off です。off って、そういえば of とスペリングや音が of と似ていますよね。

この紹介した書籍の石井氏によると off は of から派生した言葉らしいのです。

rob A of B, deprive A of B, divest A of B, dispossess A of B, strip A of B, bereave A of B などがあります。これら全てAからBを奪う、取る、没収するっていう意味です。悪いイメージがコアだと思います。

また、この例文のclear A of B と似た英語には、empty A of B, cure A of Bがあります。こちらは問題をクリアしたり、対象が何かスッキリした、あるいはしちゃったイメージだと思います。

[関係]あるいは[関連]の of としては、こんな例文があります。

 I think highly of the hale old man.
  =make much of somebody ,
他、make great account of (the fact)=attach great importance to (something), take a serious view of (something),
 これらは動詞とのcollocationも重要なポイント。動詞によって、和訳が同じでも英文上、それとセットになる単語によって前置詞も変わる。

The sea otter is blind of one eye. [やや文語的使用。inを使うのが通例。]

 Can't you find some way to extend the period of grace for payment another month? [支払い猶予に関する時期]
[支払い猶予期間を、なんとかあと1ヶ月延ばしてもらえませんか?]

2011年
02月18日
08:10
popoyuriさん

ここ、スマートフォンで移動中にも読もうと思います。

一度でぴたっとわからない自分が歯がゆいですが、何度も説明・例文・問題を繰り返していけば、モノになる日もくるのではと思っています。
英語がデキる!と私が信じてついて行っている人たちは、決まってイメージも語ってくれます。
「今、わからなくてもいいから。でも、繰り返したら覚えるから。」と一言添えて。

mouthbird先生もそうですが、本当にありがたいです。

2011年
02月18日
09:55
さん

10:

>>8 tattsun999さん
はじめまして。mouthbird先生の解説と同じように参考になりました。
「理解ありきの暗記」の所が納得出来ましたし、 of の大まかな概念が 「所属」と「分離」であり、その「所属」は自己と他者が分離しているという西洋哲学的 という大変難しいものだということが分かりました。ありがとうございました。これはもう その時、暗記するしかないようです。< of > このたった二文字にほんとうに翻弄されますね。
日本語を学ぶ外国人も同じ苦労をしているのでしょうか?

2011年
02月18日
16:53
mouthbirdさん

>tattsun999さん

tattsun999さんも川田先生の教え子でしたね。

川田先生はよく「冠詞50年、前置詞25年」とおっしゃってました。
これは
「普通の日本人がネイティブ並に冠詞を使いこなせるようになるには50年かかり、前置詞は25年かかる」
という意味です。前置詞は簡単には習得できるものではないのです。

前置詞マスター教本」は私も持ってます。

私は「マンガで覚える英文法」という同人誌を描いてますが、「第7巻 前置詞編」を描くときは随分参考にしました。

証拠(第7巻の奥付)↓一番上に「前置詞マスター教本」の文字があります。^^


ちなみにマンガでは↓ of はこんな感じですね。
マンガでのofの説明はこれで全部ではありません。
ここでは2ページを参考までに見せるだけです
マンガでは川田先生の説明を先に、また中心にしています。

マンガで覚える英文法↓
http://www.ye-study.com/ya-51-b-1.htm


>popoyuriさん
前置詞を学ぼうと思った場合、中心(コア)イメージがあると分かりやすいと思います。


>white-sunさん
>日本語を学ぶ外国人も同じ苦労をしているのでしょうか?
テレビの外国人タレントがよく日本語の「てにをは」を間違える姿を見ていると思います。
私たちが前置詞をいつも上手く使えないのと同じように、外国人は日本語を学ぶとき「てにをは(助詞)」を簡単には使いこなせないと思います。

2011年
02月20日
17:21
たっつんさん

>white-sunさん
>日本語を学ぶ外国人も同じ苦労をしているのでしょうか?

私は、lang-8というサイトで、お互いに勉強中の言語を使用して、お互いに添削するっていうことをしているのですが、かれら日本語を学習中の方の中にも、流暢に日本語を書く方がいますが、そういう彼らでさえ訂正箇所になりやすいのが、日本語の助詞、助動詞等です。

 お互いに母国語を理解するのには、そんなに苦労していないと思います。ただ第2言語を学習する時には、母国語の理解がその習得を邪魔します。言語学習の極意は、つまるところ、この表現のし方の違いを理解するところにあると思います。

2011年
02月20日
17:35
たっつんさん

>popoyuriさん
>一度でぴたっとわからない自分が歯がゆいですが、何度も説明・例文・問題を繰り返していけば、モノになる日もくるのではと思っています。

簡単に説明してしまいますが、こう考えてはいかがでしょうか?

数式記号に置き換えるという事です。
同格はもちろん'='ですよね。

「分離」なら'' ー ''です。
They cleared the road of snow. = (They cleared) the road ー snow.

所有なら、母体となるような存在、組織が意識的には大きいわけですから「<」の感覚で読むとか。the leg of this table = the leg < this table とか。これに矢印の役割を持たせて、主語、目的等の影響を与える方向の概念も理解してみると少しわかりやすくなるかな、と。

「age of peace and affluence」(age; peace and affluence)

これは、紹介した書籍の著者、石井氏の概念を引用すれば「記述(所属、所有から派生した概念。 It's kind of you that 〜. というときの of。その人や対象に所属する性質、ということで。)」でも良かったのかな、と思います。
 「''平和で豊か''時代」というageを記述、あるいは修飾し形容、説明する句になっています。
 記号は「記述」なので、欧米文のセミコロンを使うイメージで。

ただ、いろいろ定義を持ち出すと学習者は混乱すると思うので、先生が定義を厳選されたのだと思います。

2011年
02月24日
08:55
hadaさん

解説ありがとうございます。
the slaughter of the King's の話は驚きでした。

ある本で前置詞をイメージで覚えるというような話があったのですが、
なぜか、その本では of だけがありませんでした。
きっと一つのイメージではうまく説明できなかったんでしょうね。
自分のなかでは of には、何かあるものから、何かが離れていくようなイメージを持っています。

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