私はかつてマジメなサラリーマンだったのだが、実は趣味の延長の形で、ある副業をしていた。それが今では本業となって、自宅で仕事をしている。
この副業のことをシャレてサイドジョブなどと言うことがあるが、英語でside jobと言ってもまず通じない。副詞的にon the sideというのが普通だ。
仕事ではなくて、本妻とは別に付き合っている女性がいる「不倫」などという場合にも、このon the sideが使えるから面白い。また野球で横から投げるサイドスローのピッチャーがいるが、これはside throwではなくsidearmという単語を使う。
では、車のサイドブレーキはどうだろうか。日本人は座席の横にあるブレーキという発想なのだろうが、ネイティブは駐車の時に使うブレーキ、という発想をする。
parking brakeというのだ。
一つ宿題。それでは「副読本」とはなんと言うだろう?
以上を頭に置いて、例によって5つの文を英訳してみよう。なお、②の文は、男が男に対して言っているものとして訳してほしい。
① 彼女は副業で台所用品の販売をしている。
② あいつは不倫をしている。
③ 彼はサイドスローの投手だ。
④ まずサイドブレーキを解除してください。
⑤ これはとてもよい副読本だ。
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