カタカナ語にご用心【49】ホームショッピング(英訳編)
私は仕事にも趣味にもPCを活用しており、とくにネットの利用度は高い。しかしネットを利用した買い物、いわゆるホームショッピングは基本的に敬遠している。どうも実物を自分の目で見ないで買い物をするのには抵抗があるからだ。少し時代遅れかもね。
この「ホーム」を用いたカタカナ語にはほかにもいろいろあるが、例によってそのまま英語にできるものと、そうはいかないものとがある。ホームショッピングは英語のカタカナ表記なのでhome shopping でいい。しかし、かかりつけの医者のことをさす「ホームドクター」は英語ではfamily doctorというのが普通。
テレビで女性には人気の高いホームドラマはどうか。これは、まったくの和製英語。英語表現ではsoap operaだ。
自宅に知人などを招いて開くパーティをホームパーティとい、これはなんだか英語っぽいが、やはり和製英語。英語ではa party at homeとなる。
ネットではお馴染みの「ホームページ」はどうか。英語でも、最初に出てくるページのことはhomepageというが、そのサイト全体のことはwebsiteという方がいいそうだ。
では、以上を参考にして、次の5つの文を英訳してみよう。
① ホームショッピングはアメリカでとても流行っている。
② 私の熱がなかなか下がらないのはわがホームドクターにも突き止められなかった。
③ 私はホームドラマは嫌いだ。
④ 日曜日はうちでホームパーティを開いた。
⑤ 当社のホームページをご覧ください。