誰かと通話中に別の人からかかってきた電話を一時保留してくれるキャッチホン機能はなかなか便利だが、catch phoneなどという英語はまったく意味をなさない。英語ではこれを、call waitingと言っているようだ。
ついでに、電話にかかわるカタカナ語のあれこれに目を向けてみよう。
最近はダイヤル式の電話はまずお目にかからず、プッシュホンが普及してきたが、これも和製英語で、英語ではtouch-tone phoneという。また、多くの会社で顧客サービスのためにフリーダイヤルをもうけているが、この番号はtoll free numberだ。そして「通話料無料で」と副詞的に使うには、toll freeだけを使う。
電車内や公共の場所などでは、携帯電話をマナーモードにするようにとの呼びかけが行われているが、これもmanner modeでは通じない。silent modeという言い方を覚えておこう。
では、以上を参考に、次の5つの文を英訳してみよう。
① この電話はキャッチホン機能がない。
② 今は、ほとんどの電話がプッシュホンだ。
③ これがその会社のフリーダイヤルの番号です。
④ 当社へは通話料無料でおかけいただけます。
⑤ 携帯電話はマナーモードにしてください。
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