アルバイト(略してバイト)という言葉は「労働」という意味のarbeitというドイツ語が語源で、英語としては通用しない。英語では似た綴りでalbeitという単語があるが、これはthoughとほぼ同じく「とはいえ」などの意味で使われる接続詞で(ただしthoughと異なり単語同士をつなぐだけ。節と節をつなぐことはない)発音も「アルビート」に近い。
アルバイトというカタカナ語は、日本語としては臨時の仕事、という意味にも、それをする人の意味にも用いられる。だが英語ではこれを区別して、仕事の方はpart-time job(jobは省略されることもある)、人の方はpart-timerと言うのが普通だ。そしてpart-timeの方は副詞としてもよく用いられる。つまり、「バイトをする(している)」というのをwork part-timeと表現できるのだ。
また、ついでに、バイトではなく「正社員」だと言いたい時の表現も覚えておこう。こんなとき、「正社員」を辞書で引いたり、「正式の」+「社員」という組み立てで考えるのではなく、part-timeと対の形でfull-timeという言葉を覚えておくと便利だし、こちらも副詞として使える。
では、以上の知識を頭に置いて、早速、今回も次の5つの文章を英訳してみよう。
① ジョンはバイトを探している。
② この店は多くのバイト使っている。
③ トムは1時から4時までバイトをしている。
④ 正社員になったらどう?
⑤ 正社員の口を見つけるのは難しい。
では、次回をお楽しみに。
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