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JAWS (ジョーズ) 映画
知らない人はいない、懐かしいこの映画。
原作を原書で読んだ後なので、興味も広がっている。
やっぱり、本と映画は別物なんだと実感した。
原作に忠実に作る映画もあるが、JAWSに関して言えば、まったく違う。
あの本を題材にして、こういうエンターテイメントを作るんだ・・・と感心した。
本では、Amity の町の人々のそれぞれの立場や思惑、利害関係などが詳しく書かれ、それが魅力だ。
サメは最初にちょっと出るだけで、あとは最後の最後までなかなか登場しない。
それにしても、警察署長の妻 Ellen と若き海洋学者 Hooper との火遊びまで、映画では完全に削除されていたのには驚いた。
内容を絞ったんだなあ。
そして、警察署長 Brody がNY出身だということになっていることにも驚いた。
多分、「主演だからハンサムな俳優さんをおいた」→「都会的でかっこよすぎる」→「冴えない田舎もの(コンプレックス付き)という設定はダメ」、ということになったのだろう。
だから私のイメージとは全然違っていた・・・けど、
やっぱり主役がかっこいいのは気持ちがいい。↓
警察署長 Brody と、妻 Ellen そして海洋学者 Hooper の会話。
Ellen: My husband tells me that you're in sharks.
Hooper: I- I've never heard it quite put that way.
エレン: 夫から聞いたけど、サメと関係しているんですって?
フーパー: そ、そういう言い方をされたのは初めてですが・・・
(カナダのDVDのため日本語字幕はないので、訳は私です)
私にはよくわからないが、Hooper が思わず吹き出したところを見ると、
you're in sharksがおかしかったんだろう。
I am in navy. 私は海軍に入っている。
I am in politics. 私は政治にかかわっている。
という言い方はするので、Ellen は思わず
you're in sharks
と言ったのだろうが、これだとなんだか「あなたはサメの中にいる(食われたのか?)」みたいにも聞こえて、ちょっとおかしいのかな。
Hooper の heard it quite put that way の中の
「put」 は、「言葉に表す」ということで、ここでは過去分詞なんだよね?
How shall I put it ... (どう言っていいか・・・)
の時の 「put」 だろう。
すぐに地元の人たちによってサメが捕らえられたのだが、
Hooper: They caught a shark, not the shark.
フーパー: サメを捕らえたが、(あの2人を食った)例のサメではない。
「a」 と 「the」のはっきりした違いだな。
後半は、Brody、Hooper、そしてサメ獲りの専門家 Quint の3人が海に漕ぎ出し、the shark と戦う。
こんな昔の映画なのに、今観ても迫力たっぷりだ。
映画だと、視覚に訴えるし、何より音楽や音響効果が大きい。
あの怪しい音楽を聞いただけで、ドキドキしてしまう。
ああ、面白かった。やっぱりこれは名作だな。
原作の本の面白さとはまったく別物だけど。
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