ネタバレ注意
○ オットーという男
https://eiga.com/movie/98685/
原作本は途中で止まってしまったし、スウェーデンで映画化された「幸せなひとりぼっち」はつまらなかったのだが、今度はトム・ハンクス主演ということで、期待していた。映画館で観たかったのだが、機会を逸してしまい、今回機内で見つけてラッキー!と飛びついた。
「幸せなひとりぼっち」では、主人公の男が本当に嫌なやつで、どうしてこんな男に近所の人達は親切にしてやるのだろうか?と最後まで疑問だった。感動も何もなしで、嫌な気分だった。
ところが、トム・ハンクスの「オットーという男」はまるで違った。まあ、私がトム・ハンクスのファンだという贔屓目もあるのだろうが、この男は決して日本でもよく見る老害ではない。
気難しくて、愛想がない、ちょっとした不正にズケズケと講義する。でも、彼は結局正論を堂々と言っているだけで、相手をやり込めようとして怒鳴りつけたりはしていない。あくまでも冷静に、しかし譲らぬ態度で、向かっていく。
わめき散らしたりはせず、しつこくもない。
そして、ムスッと不機嫌そうにしながら、結局は周りの人たちの頼みをきいてやるし、助けている。お礼を言われても嬉しそうな顔ひとつシないのだが。
また、序盤から散りばめられる、亡き妻との思い出や、彼女への愛情の深さを表すエピソードに、泣けて泣けてしょうがなかった。
主人公の若い頃を、トム・ハンクスの息子が演じているが、実の息子にしてはあまり似ていないなあ・・・
でも、すぐ後で「ビッグ」で昔のトム・ハンクスをちらっと観たら、確かに彼の若い頃には似ているような気がした。
○ ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY
https://eiga.com/movie/97681/
伝記映画。途中で寝てしまったし、最後の方で着陸してしまって尻切れトンボになった。
事実に基づいているのだろうが、だからこそ、とても辛くて、観ていて楽しいものではなく、帰りにもう一度ちゃんと観ようという気にはなれなかった。
○ チケット・トゥ・パラダイス
https://eiga.com/movie/97742/
ジョージ・クルーニーとジュリア・ロバーツだということで、観てみた。
これは、楽しめるコメディだった。この2人のやりとりがテンポよく笑える。若い二人のラブストーリーが主ではなく、両親が主役。
苦しい勉強の末、弁護士の資格をとり就職も決まっていたのに、卒業旅行(?)で行ったバリ島でそこの青年と恋に落ち、結婚してバリ島で生きることを決意した娘。
15年前に離婚した犬猿の仲の両親が、なんとかその結婚を食い止めようと休戦して結託する話。
まあ、おとぎ話みたいな感じもあるけど、コメディとしておもしろかった。
○ アバター
https://eiga.com/movie/53184/
新作が出たのは知っていたが、そもそも2009年のも観ていなかったので、この機会に観てみた。
うーん。私には合わなかった。ツッコミどころが多すぎる。
おとぎ話的なところはいいとして、恋愛ものとしては定番すぎる。戦闘ものとしては愚かすぎる。
主人公はともかく、なぜ他に何人もが原住民側に寝返って、開発側と戦うようになるのか?
転送装置がなければ、アバターとして生きることはできないのに、それは永遠に使えるのか? 電力は大丈夫なのか? 壊れたら地球からの助けがなくても修理できるのか?
今回はANAだったので、全部日本語字幕がつけられて、よかった。
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