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neginohanaさんの日記

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2009年
04月30日
11:38 neginohanaさん

The Bridges of Madison County (マディソン郡の橋)  映画 1995年

昔、この本が爆発的にヒットしてベストセラーになった頃、私も一応読んだ(翻訳で)。でも、その時の感想は「けっ。馬鹿馬鹿しい!何考えてんの、この女の人」だった。




何年もの月日は流れ、ふと図書館でビデオを見かけて借りて観たら・・・なんと大感動! 涙・涙で、ついにDVDを購入してしまった。 久しぶりに昨日出してきて、3回も4回も観ている。よくまあ、私の涙も豊富なものだと思う。




本は、映画に感動してからもう一度読んだが、やはり好きではない。心情を言葉で説明しすぎなのだ。
それに対して映画では、映像で言葉以上のことを語っているから、心に響く。




田舎の農家の中年の主婦、Francescaは平穏な毎日を送っていたが、家族みんなが旅行に行って一人で留守番をしていたある日、カメラマンが道を尋ねに来たことから、運命的な恋に落ちることになる。










Robert: You know, I get the distinct feeling that I’m lost.
ロバート: どうやら道に迷ったようです。




「I get the distinct feeling that …」で、ちょっと間接的な言い方にしているのだなあ。私には、すらっと言えない。




その後、橋まで案内し、ついに夕食に招待までしてしまう。







Francescaが、「あなたはそんなに普通じゃないと思うわ」と言ったのに対して、)
Robert: That’s all right. We’ll just chalk it up to a compliment and…
ロバート: 気にしないでほめ言葉と解釈しましょう。




「chalk it up to ~」は、「~のつけにする、~のせいにする」という意味で辞書に載っているが、ここでは「~ということにする」と考えればいいのだろうか。




そして、二人はどんどん親密になり・・・







Francesca(monologue): I was acting like another woman, yet I was more myself than ever before.
フランチェスカ: 私は別人となり、でも真の自分を見出していた。




Francescaは、昔は教師をしていた。その後、農家の主婦として適応し、何の不満もなかったはずなのに、彼女の奥底に封印されていたインテリ部分(真の自分)が、Robertの出現によって目覚めさせられたのだと思う。




最後の決断を迫られる場面、夫の助手席に乗っているFrancescaの前には、Robertの車が・・・。
彼女が家庭を捨てて、ついて来てくれることをあきらめきれずにいるRobertは、青信号になっても発車をためらっている。








今なら間に合う。どうする、Francesca。ドアを開けて、彼の車に乗り移るか・・・・
何度見ても、涙が出てしまう。
台詞も独白もないけれど、彼女の心のうちが見事に表されている。




もう、最高の映画だ~!
と言いたいが、ただ一つ不満がある。
Clint Eastwood は監督に専念して、主演は Kevin Costner でお願いしたかった。1995年当時では、ちょっと若すぎかな。 それにしても、65歳のClint Eastwoodではあまりにも老けすぎだったと思う。

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コメント

1番~13番を表示

2009年
04月30日
12:35
umi_seaさん

うるるる。やっぱり乙女なnegiちゃんだな~かわゆい^^

友人たち(おばさん!しかもうるさ型!)と読みました。見ました。
うぅぅぅ。感想ゆうのためらうな~言っていい?……けちょんけちょんでした(ごめん)。

現実的なおばさん達はあまりにベタな展開について行けなかった。それとnegiちゃんご指摘のとおり、もひとつの原因はClint Eastwood。彼は私たちに夢を見させてくれなかった。。夢よりもついこれからの現実にハタと目が行ってしまったのでした。^^;

あ~それにしてもMeryl Streepはすごい!ここではちゃんと農家のおばさんしてるし、プラダを着た悪魔では鬼のキャリアウーマン、Mamma Miaではそれはもう可愛い恋するおばさんでした♪

2009年
04月30日
13:34
GoodGriefさん

↑umiさんに賛成。メリル・ストリープすごい。「母の眠り」という作品での演技が特にすばらしかった。



「マジソン群の橋」はなぜか観てないのだ。主演2人はどちらも好きな役者なのにね。



I have a feeling that ...の間接的な言い回しについて、「オズの魔法使い」(これまた観てない)のセリフが有名だとマーク・ピーターセン氏の本に書いてありました。おとぎの国へワープしたときに
I have a feeling that I'm not in Kansas anymore.(...だったかな?)
と主人公が言うらしいです。Kansas(畑以外何もない田舎)から超ハデでシュールな世界へ移動したのにI have a feeling ...みたいな非直接的な言い方をするので、観客はここでみんな笑うとか。



Star WarsでもI have a bad feeling about this.(イヤな予感がする)ってセリフが有名。あ...neginohanaさんはSWダメでしたっけ。

2009年
04月30日
14:31
neginohanaさん

*umiたん*



気を遣わなくていいよ~。私も本を読んだ時はまさにそうだったのだから。

「あれが本物の恋だなんて、なに寝言を言ってるの? だいたい、付いて行ったとしても、うまくいく訳ないじゃない!」

あと、美化してはいても所詮浮気なのだから、倫理上絶対許せない・・・っていう人もいました。



でもね~、この映画では、*Francesca* にめちゃくちゃ感情移入しちゃうのです。

Meryl Streep の演技のおかげでしょう。そういえば、私一言も書かなかったのに、Meryl Streep がすごい!って読み取ってくれたの? 

「冷蔵庫を足で閉めちゃう農家のおばさん」が「恋する乙女」に変わって行くところも、よかったなあ。最後の決断を迷う彼女の横顔、美しいです。

私はいくつになっても恋する乙女でいたいです。



*おぐ*



なるほど。「~みたいな気がする」なんですよね。

私は「オズの魔法使い」も観たけど、気付かなかった・・。ずっと昔だからね。

*おぐ*も、Meryl Streep のファンなんですよね。すごい美人ってわけじゃない(時もある?)のに、あの演技力はすごい。












2009年
04月30日
16:09
さん

4:

happy-jasmine のコメント:
こんにちは。
ラブストーリーが好きなのでこの映画も見ようかなと思ったのまでは憶えているのですが、多分見てないですね。
あらすじを見ただけで結論が見えてしまったのかも。
俳優さんが別の方なら見た可能性もありますね。
実際見たらはまるかもしれないです。泣くかも・・・。
恋する乙女はいいです。
私も映画をみるといつもそうなります。

そしてお気に入りの映画のDVDを買う気持ちわかります。
私は最近HOLIDAYを安く買って見ています。

2009年
04月30日
16:20
luminさん

negiサマもフレンドさんたちも、ろまんちっくで、ヨイですね~(^・^)♪



話題になったときに、映画だけ見た覚えがあります。</br>前評判が高かったので、とっても期待していましたのに、</br>(゚_ ゚;;??????と思ったことだけ覚えてます笑。

自分もオバサンとなった今、もいっかい見てみましたら、別の感想があるのでしょうか。。。

2009年
04月30日
17:42
neginohanaさん

*jasmineさん*



あらすじ以上のものがあります。彼女の演技には。    機会があったら観て下さい。



*HOLIDAY*も楽しくていいですね。あの二人の女優さん大好き。                     でも、同時期に見た*Music and Lyric (ラブソングができるまで)*の方がもっと好きなの♡



*luminさま*



何年か経って、もう一度観ると評価が変わることもありますね。                      恋心を思い出したら、観てみてください。


2009年
05月01日
00:21
satogogoさん

こんばんわぁ。
やっぱり、メリルストリープよね~。
「激流」の彼女はカッコよかった!
「永遠に美しく」は恐かったけどおもしろ~~~ぃ。

これは、未だに観てません。
だって、私きっとついてけないような気がして。
恋心ですか。。。。
どっか行っちゃったので、探してきます・・・・=3

2009年
05月01日
05:53
unkotareさん

この映画…私もとっても気になっていました。当時私は若くて…色々な大人の恋愛を勉強したくて…映画館…見に行きたかった…。でも結局まだ見ていないのです…。うーん…。一気に燃え上がる恋は…一気に燃え尽きてしまうものだという話を聞いたことがあります。私は細く長くが良いです♡映画の内容としてはすばらしいのでしょうね。
私も「永遠に美しく」面白かったです♡ああいうの好きです♡

2009年
05月01日
11:18
neginohanaさん

*satoさん*



お久しぶりです~

「母の眠り」も「激流」も観ていないんだなあ、私。 「永遠に美しく」は観ました。あそこまで徹底してくれると、笑えますね。 早く*恋心*探してきてね。もしかして、学校のロッカーに置き忘れたままだとか?



*unkたん*



この映画の恋は、一気に燃え上がったものだけど、死ぬまで消えないというところが、おとぎ話的である意味ハッピーエンドなのかなと思います。 よかったら観てね。




2009年
05月01日
12:57
さん

10:

anna-karina のコメント:
メリルって現代女優最高峰だとおもいます。仕事も母としても、人格が最高ですよね。

マディソン郡~実は苦手。映画としてじゃなくて、ただ単に自分の恋愛感じゃないので^^;

でも私は、こういった出来事が一生の中で起きるのは、素敵だと思いますよ。

主婦だろうが、なんだろうが、関係なくネ。逆に女性として必要な気がします。

非日常の事柄は、事実起きていることではあるけれど、自身にとって非現実という事実が良いのであって、決して日常化してはいけないのですよ。

でもどちらの選択も間違いではなく、選ぶことが出来る。選択権は常に自分にあります。

女(自分)を取るか、家族(母として)の人生を選ぶか、、

「ホリディ」いいですね。どうしたことかjack black が素敵に見えた^^;

「ラブソングが出来るまで」ヒューがピアノと歌におどろき。

Hugh Grant - Way Back into Love

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2009年
05月03日
11:35
neginohanaさん

*annaさん*



コメントありがとうございます。

う~む。メリル・ストリープはみんな絶賛するのに、「マディソン郡の橋」支持者はやはり現れませんねえ。

動画ありがとうございます。そう、この歌もいいですね~♡ ドリュー・バリモアもかわいくて好き。 でも、乙女な私としては、ちゃんとお付き合いする前に寝ちゃうってのはNGです。



ジャック・ブラックは、実は結構好みです。「どうしたことか」・・・・って?! Holidayも好きなんですが、キャメロン・ディアスがあんな風に小さい子どもたちに好かれるっていうのが似合わない感じ。むしろ反発されるタイプに見えます。娘二人もいる男と付き合ってうまくいくとは思えなくて(それこそ「これからの現実」に目がいってしまう)・・・。

2009年
05月03日
22:21
さん

12:

anna-karina のコメント:
同意 ↑ Ukの恋話よりLAの方が良かったですよね。「カウチインニューヨーク(1996)」もアパート交換のストーリーです。ジュリエットビノシュとウイリアムハート出演です。

A Couch in New York starring Juliette Binoche and William Hurt

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Jack Black, Will Ferrell and John C. Reilly sing at the Oscars - 79th Annual Academy Awards®.

2009年
05月04日
01:35
neginohanaさん

*annaさん*



情報ありがとうございます♡

Jack Blackって、お茶目。

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