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neginohanaさんの日記

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2009年
05月11日
11:38 neginohanaさん

Divine Secrets of the Ya-Ya Sisterhood  (ヤァヤァ・シスターズの聖なる秘密) 映画

廉価版がしかも2割引になっていたから、つい購入してしまった。題名から、なんとなくコメディかと思っていたら、思いのほか深刻なお話だった。母と娘の確執、友情、幸せ・・について考えさせられる。




劇作家のSidda は、長年母Viviとうまくいっていなかったが、自分の幼少時の体験を劇に書いたことで、その関係は決定的に悪くなる。お互いに相手を「手の付けられない母(娘)」だと思っているが、私から見ればこの母娘は実によく似ている。




しかも、Viviも自分の母とうまくいっていなかったのだ。両親の仲も悪く、心を痛めていた。
娘時代に父から誕生日に高価な指輪を贈られたとき、それをよく思わない母が、Viviが3人の親友たち(Ya-Ya Sisterhood)といる寝室に入ってきてその指輪を奪い取って行った悲しい思い出もある。
その時の親友のひとりの言った言葉が、↓




Caro: She is sick. Don’t let her get to you.
キャロ: 病気なの。気にしちゃダメ。




「Don’t let her get to you.」は調べても出てこないのだが、何となく気持ちはわかる。




SiddaViviのことを心配して、Viviの少女時代からの親友たち(Ya-Ya Sisterhood) が繰り出してきた。







そして、Siddaを「誘拐」し、彼女らの若い頃の記録(スクラップブック)を見せてViviの歴史を語り、彼女が抱いている母(Vivi)に対する誤解を解こうとする。




Siddaには長年同棲している恋人がいて、ついに結婚することにしたのだが、彼女は自分の少女時代の不幸な経験から結婚に対する恐れや不安がぬぐいきれない。  Ya-Ya Sisterhood に「誘拐」されている間に、彼との電話でつい興奮して破談を告げてしまう。
Ya-Ya Sisterhood の3人に言うことには↓







Sidda: I’ve hit the snooze button on my biological clock a long time!
シッダ: 結婚しても、もう子どもは産めないかも。




また出た!「biological clock」
「snooze button」って何かと思ったら、私の目覚まし時計にもついている「スヌーズボタン」のことだ。寝ぼけ眼で目覚ましを止め、また眠りに戻ってしまっても5分ごとに再び鳴るようになっている。
「もうちょっと、もうちょっと」と起きるのを先送りにしている状態を、「biological clock」に応用したのかも。 結婚に踏み切れないでいるうちに、どんどん年をとっていき、出産に適した年齢が過ぎていく感じ。




次々にViviの(不幸な)人生が語られていくが、その中には楽しかった母娘の記憶だってたくさん含まれている。でも、ViviSiddaもそれを忘れていたようだ。




やがて、Viviは自分の影響で娘が本当の愛を、幸せになる機会を、捨てようとしていることに気付き、庭で踊りながら聖母マリアに祈る。







Vivi: She’s only seen me holding back.
ヴィヴィ: ダメなところばかり見せたから。




「hold back」で、「引っ込める、引き止める、隠す、ためらう」などの意味があるらしい。
いずれにしても、消極的な意味かな。
Viviは、一番愛していた恋人を戦争で亡くし、「2番目でもいいから一緒にいて欲しい」という男性と結婚した。人一倍目立ちたがりで、「有名になりたい」という夢を持ちながら、4人の子どもの母親で終わり、常に不満だらけの人生だったようだ。  そんな母親を見て、娘も人生を信じられるだろうか。




幸せか不幸かは、自分が決めるもの。 自分の前にある幸せを無視して、ないものねだりを続けたViviが、最後にはその過ちに気付き、Siddaとも和解したハッピーエンドはよかった。
こんなに年取ってから気付いても遅いような気もするが、少なくともSiddaには同じような不満だらけの人生を送らせずに済んだだけよかったかも。




Ya-Ya Sisterhood たちのパワーには元気付けられる。 観ながら私は泣いてばかりだったが、彼女たちには慰められた。



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コメント

1番~7番を表示

2009年
05月11日
13:38
unkotareさん

この映画はとても面白そうですね♡母と娘のお話!人生の勉強にもなりそう!ハッピーエンドばんざいっ♡ネギたんいつもありがとうございます♡

2009年
05月11日
14:49
satogogoさん

やった♡ 私、この映画大好き♪

あのサンドラ・ブロックが、すっかり脇役、

ヤァヤァシスターズのおばさんたちは、いろんな意味で素敵です。

女性の皆様、観てね~。


2009年
05月11日
15:58
snowdropxxさん

内容は良さそうなんですが、タイトルは日本人向けじゃないですね。
Yahoo映画の解説を見たら、あちらでは原作にファンがかなりいるんだそうですが。
最近の映画はタイトルをそのままカナにしたりして、配給会社もかなり苦労しているようです。

2009年
05月12日
00:17
さん

4:

yetmilk のコメント:
YaYa、これまた良さそうな映画だなぁ。
泣く準備泣く準備っと。

satoさんもお気に入りとはこれは観ずにおれようか!
ソレ~
=3=3=3

2009年
05月12日
02:26
umi_seaさん

好き、でもイタイのです。コメントがかけなくて。おばさん達の友情物語として見るぶんには楽しく面白い。いくつになってもこんな気分もってるよね、とか、幼馴染と会ったらとたんに気持ちは?十年前にタイムスリップ、きゃぴきゃぴだよね、とよくわかるのですけど。



母と娘の物語、人間の成長物語として見るとつらいものがあります。以前アダルトチルドレンという言葉がはやったことがありました。そのとき自分が「アダルトチルドレン」と公言して、それを免罪符のように「だから仕方がない。自分のせいじゃないよ。親のせい。」というような意味合いで使う人がいて、なんだかイヤだな~と思ったことがあります。そういうふうに言われるとつい「15過ぎたら自分のせいだよね。」って返したくなったり。でも、わかっていてもしてしまうのが人間、弱いもの。「オトナなんだからしっかりしようよ。」とか「母と娘のつらい歴史は代々繰り返されるの?自分が母親からされたつらい仕打ちを娘にしてしまうの?」と責めてもコトは解決しそうにもなく。もしかしたら解決策は双方が「ま、こんなものだ。」とお互いの不完全さを仕方ないものと諦める(受け入れる)ことにある、のかもしれない、と思ったりします。



すみません。重たい感想になってしまいました。いろいろ考えさせられるけれど好きな映画です。ユーモアがあって楽しいし。登場する二人の男性も器が大きくっていいですね♪

2009年
05月12日
08:31
neginohanaさん

*unkたん*

とにかくハッピーエンドが一番です。途中どんなに辛くて泣かされても、最後に救われればホッとしますものね。



*satoさん*

Ya-Ya Sisterhood のおかげで、重いテーマが癒されていますよね。



*yukiさん*

この場合は、直訳ですよね。私はほんとにコメディかと思ってました。



殿

きっと分かってくださると思います。泣けるといいですね。



umiたん

「コメントできない」と言いつつ、しっかり書いてくださいましたね。

私も激しく同感です。

どうにもならないところまで行ってしまった母娘を、ヤァヤァ・シスターズが救うっていうのが、いいところですね。

この二人、こんなに素敵なパートナーに恵まれ、客観的にみるとかなり幸せなのに、自分では不幸だとしか考えていない。これからも不幸になる、周りの人を不幸にしてしまう、と思い込んでいる。いったいこの「不幸オーラ」はなんなの?って思いました。

冷静に自分に向き合い、目の前の幸せをちゃんと見つめて、前向きに生きていこうよ!

2009年
05月12日
13:35
umi_seaさん

あはっ!結局しっかり書いてました? 感想って自分を出すことだから、ときにツライのです。私ここまで言いたくないぞ、隠し持っていたいぞ、って思いながら、書き始めると止まらなくなったりするし。ナケナシの理性を総動員して「感想を書かない、簡単にすます」ことがときにあります。^^;



>いったいこの「不幸オーラ」はなんなの?



あ、この言葉ぴったりきます。「不幸オーラ」の源は自分をdrama queenにすることかもしれません。私、気をつけようっと。えっ!!! そなの>me! そんなことない、そんなことない。ないはず、うん。

自分をたいしたものだと思わないこと(自尊心を捨てろって意味ではなく)、現実的な(打算さえ含む)おばさんとして生きるほうが健全だと思ってます。って正当化してるぅ>自分^^;



>冷静に自分に向き合い、目の前の幸せをちゃんと見つめて、前向きに生きていこうよ!



らじゃ~ ^^

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