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Nights in Rodanthe (最後の初恋) 2008年 映画
やっと新作解除になったので、借りてきた。リチャード・ギアとダイアン・レインが主演で、原作
が Nicholas Sparks と来れば、観なきゃならない。そして、映画を観てから原作を英語で読もうともくろんでいた。「The Notebook」(君に読む物語)も、映画⇒原書というパターンで両方楽しめたので。うっかり順番を間違って映画を後にすると、がっかりする確率が非常に高い。
さて、これは、夫が女を作って出て行ったという中年女性Adrienneと、手術の失敗で患者を死なせてしまい、それが原因で同じ医者の息子が反発してエクアドルに行ってしまったというPaulの、恋の物語。Adrienneが親友の小さな海辺の宿を預かったところに、たった一人の宿泊客としてPaulがやってくる。
Adrienneは、(元?)夫に復縁を求められていた。
Adrienne: You know what? No. I covered your ass with those kids when you left me.
エイドリアン: 私はあなたが家を出たとき、ふたりに真相を隠したわ。
「cover your ass」には、納得してしまった。「あなたたちのパパは、浮気して出て行ったのよ! 悪いのはパパよ。」みたいなことはあえて伏せておいたのだという意味だろう。日本語でも「尻拭いをする」という言い方はあるが、さすがに「尻を隠す」はない。でも、理解しやすい。
Paulは、手術の失敗で死なせてしまった女性の夫に会いに来たのだった。でも、いざ会ってみると、医療ミスで裁判を起こされていることもあり、Paulは自分に責任はないことだけを強調する。それを見ていたAdrienneは
Adrienne: Not for one minute did you show him that you knew he'd lost anything precious.
エイドリアン:一分だって彼の悲しみを思いやらなかった。
この台詞、倒置になっている。気持ちが高ぶっているのかな。
いずれにせよ、これでPaulは目が覚め、同時にAdrienneに惹かれていく。
嵐の演出(The Notebookでもそうだった)などもあり、お決まりのパターンではある。
Paulは、エクアドルの息子のところを訪ねることにする。 そこは辺鄙な場所で、医者として彼は人々に必要とされていた。Paulは何も言わず、診察を手伝う。
電話もインターネットもないところから、彼は彼女に手紙を送り続け、彼女もせっせと返事を書く。愛の往復書簡♥
その後は、不本意ながらずっと大泣きだった。
映画そのものは、先が読めてしまい、お決まりのコースを進んでいるという感じで、それほど衝撃的でも感動的でもないのかもしれない。恋に落ちる過程も、あっさりし過ぎているような気がする。Adrienneが思春期の娘と和解するところも、十分描ききれていない。多分、原作の小説を読んだらその辺は満足させてくれるのだろう。
でも、主演の二人がかっこいいし美しいので、映画としては期待通りだった。
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