①「メリー・ポピンズ リターンズ」
②「ウォルト・ディズニーの約束」 Saving Mr. Banks
の2本を観たあと、昔(多分何度も)観た
③「メリー・ポピンズ」をもう一度観ました。
私はP.L.Traversの「メリーポピンズ」原作本を読んだことがありません。
だから、ジュリー・アンドリュースが演じるディスニー(1964年)のメリー・ポピンズがメリー・ポピンズだと思っていました。
ところが②で、初めて知りました。
原作の作者P.L.Traversは、自分の家族のように大切に思っているメリー・ポピンズを売り渡したくなかったんです。その気持ちはよくわかります。
私も大好きな本が映画化されたものは観ないことにしています。どうしても違うものになってしまうし、汚された気持ちになることも少なくないからです。
でも、ディズニーの「メリー・ポピンズ」が美しくて楽しくて歌がすばらしいものになるのを知っているので、複雑な思いでした。
②の映画では、お金のためについに映画化に進み始めたP.L.Traversが、映画の制作陣にダメ出しをしまくる過程と、彼女の幼い頃の父との思い出とリンクしていきます。
懐かしい「メリー・ポピンズ」の音楽が作られていくたびに「ほら、素晴らしい映画ができるんだから、そんなに抵抗しないで!」と、P.L.Traversに言いたい気持ちにもなりました。
でも、進むに従って、両方の気持ちにいろいろ共感して、3~4回泣かされました。後半を英語字幕でもう一度見て、また何度も泣きました。
そして、思うに、①の「メリー・ポピンズ リターンズ」のメリー・ポピンズは、原作のイメージに少し近づいたのではないでしょうか。無駄に笑顔を見せずクールで、子どもたちを甘やかさない。ツンデレのツンだけって感じ。だからといって意地悪ではないし、魔法で楽しいところに連れて行ってくれるのですが。
これは、原作を読むしかないでしょうね。
・・・・・・
ところで、有名人にもらう「サイン」はsign ではなくautograph だと習ったのですが、動詞で使う分には普通 sign を使うようです。
②の映画の中で
◯ Would you mind signing this?
◯ Would you like me to sign it?
と使われていました。
「これにサインしていただけますか」という時には、sign のほうが普通みたいですね。
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