今回は「英語の大学入試改革」に反対していらしゃる方々を説明します。
これは簡単!
1・現場(学校・塾・予備校)の先生方(主に英語教師)
2・英語が嫌いな人
まず、お断りを1つ。現場(学校・塾・予備校)の先生方の全員が反対していらっしゃるわけではありません。大賛成している英語教師もいます。
そもそも。↓ここ<大学入試改革-英語-(2)>
http://q-eng.com/diary/21995
で、私は
A・本当に、4技能(読む・聞く・話す・書く)がずば抜けてできる、海外でも活動できる社会人
は、賛成する、と言っています。英語教師がこの4技能(読む・聞く・話す・書く)に長けている確率は高いです。だから彼らは賛成することが十分にあり得ます。
ですが、現場の英語教師で声高に反対している人は多いです。
彼らは分かっているのです。
→ほとんどの生徒が、そんな国が要求するようなハイレベル英語技能なんかつけられないということを。
大体、学生なんか勉強なんかしたくないものです。
おまけに昨今の少子化で、大学は全入時代とまで言われています。
→だったら、一生懸命勉強するわけがない!
リーディング1つ満足なレベルに達することが困難な人が多いのに
→リスニングやら、ライティングやら、スピーキングやらまで、ハイレベルなもの(つまり業者テスト)で測ったら
→国の想定以下になるのは、目に見えているのです。
ただでさえ、今はそんなに勉強しなくたって、大学には入れてしまうんだから!
結局、大した方法も確立していないまま、生徒は4技能対策をやらされる羽目になるわけです。
大半の高校生が
・勉強量が乏しいから、高い実力が身につかない。
・実力が伴っていないまま、
→実力に合わない教材をやらされる(苦しい! 辛いに決まっている!)
→実力に合わない難しいテストを受けさせられる(低い点数しか取れないに決まってる!)
……⇒となることは自明なのです。
金曜日の夜11時からはいつものニコ生英文法講義です。次回は来週の
月曜日です。
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