今回の「英語の大学入試改革」に賛成していらしゃる方々はどのような方々何か? これをまずは記したいと思います。
大きく分けて2通りです。
1・英語がかなり得意な方々(社会人・高校生を含む)
2・英語が全くできないのに(ので)、子供は英語ができて欲しいと望む大人
今回は1のみについて書きます。
1・英語が得意な方々(社会人・生徒を含む)
さらに概ね3つに細分化されます。
A・本当に、4技能(読む・聞く・話す・書く)がずば抜けてできる、海外でも活動できる社会人
B・それなりにできるが、「話す」が他の3つに比べ、ビジネスレベルに達していないビジネスマン
C・英語を苦手に思わない高校生
A・本当に、4技能(読む・聞く・話す・書く)がずば抜けてできる、海外でも活動できる社会人
彼らは4技能の能力が高く、英語を駆使できます。海外の交渉相手に英語を駆使して仕事ができます。実際に英語の有用性を強く感じることができるでしょう。
B・それなりにできるが、「話す」が他の3つに比べ、ビジネスレベルに達していないビジネスマン
彼らは↑のAの人に引け目を感じるのです。「自分が【話す】だけがビジネスレベルに達していないのは、学校教育が【話す】に対してさほど重点を置いていなかったせいもあるのでは?」と考えている側面があります。
C・英語を苦手に思わない高校生
彼らは、英語であれば「なんでも」苦手意識がありません。「読もうが、聞こうが、話そうが、書こうが、平均以上の成績を獲得できる自信がある」のです。英語の成績が酷すぎて英語の先生に怒られた、なんて経験は1度だってない人たちです。
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さて! ここで1つ考えて欲しいことがあります。
AやBの人たちは、高校生の頃どんな人たちであったでしょうか?
⇒Cのような人たちであったと思います。
つまり、
今回の「英語の大学入試改革」に賛成していらしゃる1のタイプの方々は
⇒
みんな【高校時代は英語を苦手に思わない(思わなかった)人たち】
…となるのです。
金曜日の夜11時からはいつものニコ生英文法講義です。次回は来週の
月曜日です。
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