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mouthbirdさんの日記

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2018年
05月07日
10:23 mouthbirdさん

英会話は簡単か?(5)

では続き。
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 「英会話は簡単だ」という見解の方は、概ね次の2つタイプに当てはまる

A・英語が好きで、学生時代から英語の成績が比較的良かった人
B・英語に興味がなくもないが、学生時代にまじめに英語を学習してこなかった人

 一方「英会話が一番難しい」という見解の人は
C・英語が嫌いな人
 ではないかと思います。むろん私はこれに当てはまる。

例外もいないわけではない
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前回の最後で↓こうまとめました。

英語のリスニングで
A・英語が好きで、学生時代から英語の成績が比較的良かった人は、
⇒「大体意味を正しく読み取っている自信がある⇒そしてそれは本当に大体正しく読み取っている⇒だから楽しい」

B・英語に興味がなくもないが、学生時代にまじめに英語を学習してこなかった人は
⇒「大体意味を正しく読み取っている自信がなぜかある⇒でも実はそれは本当は大体正しく読み取っていないけれどもなぜか正しく読み取っていると本人は思い込む⇒だから楽しい

C・英語が嫌いな人は
⇒「大体意味を正しく読み取っていない自信がある⇒そしてそれは本当に大体正しく読み取っていない⇒だからちっとも楽しくない


これらを踏まえた、日本の英会話の現状についてまとめてみたいと思います。


 社会人が「英会話をやってみよう!」と思い立つとします。実際日本人の社会人の何%かはそう思うと思います。A B C の人がそれぞれ「英会話を学ぶ」と、それぞれどうなっていくかを考えてみましょう。


 A の人…非常にうまくいきやすい。日ごろから英語に興味があるので。脳に英語が定着しやすい。
 B の人全く上手くいかない。
  ・しゃべるほうは⇒めちゃくちゃな英語を話す。本人は「ある程度以上正しい英語を使い、相手に意図が伝わっている」と思い込む。変な英語を聞かされた英米人はたまったもんじゃない。奇妙奇天烈な英語の意図を何とか理解し、会話を続けなければならない。
  ・聞き取りのほうも⇒めちゃくちゃ。本人は「私は(聞こえてきた英語は)大体意味をくみ取っている」と思い込む。しかし実際は意味を間違ってくみ取っているので、会話が成立しない。でも本人は「成立している」と思っている。
 C の人…彼らはそもそもまず英会話に興味がないので学ばない。仮に学んだとしてもすぐにやらなくなる。間違えてばかりの連続になって、ますます嫌になるだけだからである。


 ↑こうなっているのが日本の英会話の現状と思います。
 だとすれば、⇒Aの人は無問題、Bの人が問題、Cの人はそもそも英会話をやろうと思わない。
  となると思います。

 こうなると、Bの人だけを考えればいいと思いませんか? Bの人が上手くいかないわけですから。

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 でもまさに「このBの人」が厄介なのです。

 なぜなら
  「間違ってても、それを間違いと認めないから」です。

 つまり、いつまでたっても間違いが直らない⇒少しも上達しない⇒だったら喋れるようになるはずがない。
  となるからです。


 Bのタイプの彼・彼女らは実際に英米人に混ざって話をすると面白いです。
 ・めちゃくちゃな英語を使って、英米人を困らせる
 ・次第に、もしくは、途端に黙り込む
となっていきます。

 それでも彼らは「上手く話せた!」と思い込む傾向があります。だって⇒そもそも自分の間違いを認めないので、どんなに上手く話せなくても「上手く話せた!」と思い込んでしまうからです。

 ね! 厄介でしょう?


 じゃあBの人が何かの切っ掛けで「私は英語を上手くしゃべっていない! 聞き取ってもいない!」と認識した場合、どうなるでしょうか?
 ⇒英会話がつまらなくなって次第に英会話の学習をしなくなって行くのです。
 思う通りにならないからです。

 しかし↑こうなってもBの彼・彼女らは「英会話は簡単だ」と思い続けるのです。なぜなら基本的には「自分の間違いを認めない」タイプだからです。どんなに「英会話が上手くいかなかった過去」があっても、脳内で「ある程度は上手く話せた」と変換されてしまうのです。

 だから、Bの人は英会話力が身につかないままになるわけです。

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 金曜日の夜11時からはいつものニコ生英文法講義。この続きは来週の月曜日です。

(↓目次はこちら)
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コメント

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2018年
05月09日
00:54
コピットさん

私の場合は「英会話はとても難しい」です。
そして、

A・英語が好きで、学生時代から英語の成績が比較的良かった人

に当てはまります。

私の意見ですが、難しいと思うか、簡単と思うかは、目指しているレベルによっても、違ってくると思います。
高い山を目指しているとハードに感じるでしょう。

ぞれと、メンタル的な話になりますが、人と話すこと事態が苦手な人は、ネイティブと話すこともハードルが高く、しんどいなと思ったりするのではないでしょうか。

私は一度も「簡単だ」と思ったことはありません。
でも相手と気持ちが通い会うと「とても楽しい」と感じるし、またそうなりたくて勉強しています。

ちなみにいま通っている英会話教室では「英語が堪能なグループの人」と勘違いされています。(笑)

2018年
05月09日
01:57
コピットさん

Have you ever taken English conversation classes ?

今まで英会話教室に行かれたことはありますか?
グループレッスンに参加するといろんな方々が習いにきていて、英語習得の研究材料として非常に面白いと思いますよ。

2018年
05月09日
10:00
mouthbirdさん

>>1 コピットさん

コピットさんは「英会話はとても難しい」で、A・英語が好きで、学生時代から英語の成績が比較的良かった人
ですね。

そして
>> 難しいと思うか、簡単と思うかは、目指しているレベルによっても、違ってくると思います。
高い山を目指しているとハードに感じるでしょう。
と、お思いになっていらしゃると認識いたしました。

とすれば、コピットさんは「高い山を目指している」ので「ハードに感じている」のだと思います。

一方私は「英会話が一番難しい」でC・英語が嫌いな人です。
 コピットさんの見解に基づくと、
私の場合
中学高校時代⇒「低い山を目指している」のに「ハードに感じていた」
 現在の私 ⇒「中くらいの山を目指している」状態で「ハードに感じている」
となっている思います。
 何度も書いていますが、私の中学高校はかなり特殊で、英会話にかなり特化したカリキュラムの学校でした。テキストがNHKラジオの基礎英語や英会話といったものであったぐらいです。ごく初歩の英語の段階で全く英会話の練習についていけず、英会話の先生やらネイティブの先生に馬鹿にされ続けた中学高校時代でした。↓参考
http://q-eng.com/diary/19551
http://q-eng.com/diary/19707

今は低レベルならできます。(というか一時期はペラペラでした、1週間だけ) でももうちょっと難しくなるともうだめですねー。会話はしゃべり続けていないと、すぐ反応できないです。だから、今では中レベルの英会話でも難しく感じます。

 あーでもコピットさんは
>> 「私は一度も「簡単だ」と思ったことはありません。
と書いてますね。不思議だーーー! この辺、詳しく知りたいです。【英会話の習いたての時】って、どんな感じだったのですか? 

 ちゃんとした英会話教室には1度も行ったことがないです。昔、仲間内で、月に1回ネイティブの先生を交えた英会話教室があって(有料)それには行っていました。ちゃんとしたレッスンと言う意味で言えば、大学時代には英会話サークルに1年間だけ所属していました。週に2回のレッスンや夏休みには英会話合宿というのに参加してました。↓参考
https://www.alc.co.jp/beginner/article/mouthbird/2006/06/...
合宿から帰ってきてから、1週間は英語ペラペラでしたね。

なるほど! 英会話の研究材料としては興味深いですね。チャンスがあれば行こうと思いました。(ただし取材でねw 私は英語をしゃべりたくないですから…)

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