smart.fm で更新してきた、旧チャンネルブログの文法問題をお届けします。
今週は解答編です。
今回も木曜更新になってしまった!>< すみません。
また、挑戦者はいらっしゃらなかったですね。トホホ…
熟語は知らないと答えられませんからね…そういう意味では難しかったかも。
それでは先週の問題の解答と解説に参りましょう。
問題
次の英文と同じ意味になるように、( )に適切な英単語を1つずつ入れなさい。ただし、( )ににアルファベットがある場合、そのアルファベットが最初の1文字目になる単語を入れなさい。
Because I was ill, I couldn't attend the meeting.
=Illness(p )me( )( )the meeting.
=Illness(s )me( )( )the meeting.
解答
Because I was ill, I couldn't attend the meeting.
=Illness(prevented)me(from)(attending)the meeting.
=Illness(stopped)me(from)(attending)the meeting.
解説
まず
Because I was ill, I couldn't attend the meeting.の意味から行きましょう。これは「私は病気だったので、私はその会議に加われなかった」という意味です。ここまでは問題ないように思います。
で、問題の書き換えですが、そもそも動詞が見当たらない。これを特定しましょう。
⇒最初の( )の後が me だから
この( )は動詞のはず!
ならば
⇒【Illness】が主語で、最初の( )が動詞のはず。
ここだけの意味を考えると、直訳で
⇒【病気が】(~した)
となるような英文を作るはずです。
【病気】が何をしたかと言えば⇒「私がその会議に加わることを邪魔した」みたいするわけです。
そこで登場するのが
prevent 人 from ~ing = stop 人 from ~ing 「人が~するのを妨げる」
という熟語です。両者の違いは
prevent のほうが堅く文語的で、stop のほうが柔らかく口語的という程度の違いです。
これを当てはめたかった、という問題でした。
これを当てはめて「病気は私がその会議に参加することを妨げた」という意味の英文を作って欲しかった、という問題でした。
正解の↓これらの英文を見て、1つコメントがあります。
Illness prevented me from attending the meeting.
Illness stopped me from attending the meeting.
直訳例で「病気は私がその会議に参加することを妨げた」となりますが、普通日本語ではこんな言い回しをしないでしょう。この訳例では【病気さん】が主語なわけです。なんか変ですよね。日本語だったら「私は病気だったので、私はその会議に加われなかった」とでもしたいです。
ところが英語では、「病気は私がその会議に参加することを妨げた」という言い回しのほうが普通なのです。
この違いは
日本語は⇒「生物(ふつうは人間)」を主語にしやすい言語
であるのに対し
英語は⇒「無生物」を主語にしてもごく普通である言語
である
という違いによるものです。
なので、こうした英文を「無生物主語」の英文、ということがあります。「無生物主語」という言葉は最近はあまり声高に叫ばれないですね。ただ、昔であればあるほど「無生物主語」の英文は注意されました。どういうふうに注意されたかというと、
「無生物主語の英文は、生物を主語にした訳例に変えろ!」
と注意されたのです。
つまり
↓これらの訳例を書きなさい。
Illness prevented me from attending the meeting.
Illness stopped me from attending the meeting.
という問題が出た場合
「病気は私がその会議に参加することを妨げた」だと、どうかすると「×」だったのです。せいぜい△。少なくとも満点はもらえませんでした。無生物が主語だからです。
満点をもらえる訳例は⇒「病気だったので、私はその会議に加われなかった」とでもなるのです。
訳例が重視された昔であればあるほど、注意されたものです。しかし最近はこの重要度が叫ばれなくなりました。皆様はどう思われるでしょうか?
それではまた来週。
問題編
http://q-eng.com/diary/21318
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