ザ・ジングルズ(英語発音矯正スクール)のレッスンを受け始めて2ヶ月が経ちました。ちょっと途中経過をまとめておきたいと思います。
都合5回(体験レッスン1回、正規レッスン4回)のレッスンを受けました。そのうち1回はMr.Walkerから、3回はインストラクタ-、1回は両方)
レッスンの感想を一言で言えば、「いやまあ、驚いたのなんのって」って感じでしょうか。
ちなみに、このジングルズという発音矯正スクールですが、インターネットで調べてみると、まあ、いろんな人がいろんな意見を言っています。肯定派50%、否定派50%といったところでしょいうか。私としては、『本当のところどうなのかを知りたいから、通ってみる』というのが一番近い感じかもしれません。体験レッスンを受けてみた学校の中でも、一番良かったし、インストラクターの発音もきれいでしたから。
詳しく書きます。
Mr.Walkerのレッスンを受けたときのこと。「仕事は何?」と聞かれて、それに答えたとき、「あなたスペイン語を話すの?」と聞かれ、「いえ、スペイン語は話せませんが、ポルトガル語を話します」と言いながら、私は本当にびっくりしてしまいました。それまで、そんなこと一言も言ってないからです。なんでわかるのか不思議に思って聞いてみたら、私の"since"という発音から、それから、音の出る場所が日本語は喉、英語はお腹だけど、スペイン・ポルトガル語はその中間(胸)のあたりだから、ということでした。
冒頭、それで驚かされてからの40分間、もう驚きのジェットコースター、という感じであっという間に時間が過ぎてしまいました。
最初のレッスンで特に注意されたことは、"The ends of your words are not so clear"ということでした。確かに、"hurts"とか"needs"とかの語尾を適当に発音していることに自分でも気がつきました。そしてこのとき、これはシャドーイングの悪影響ではないかな、とも思いました。私は、毎日15-30分シャドーイングを続けています。だから、多分、英語のイントネーションみたいなものは割りと身についていると思います。時々(シャドーイングではなくてなんと言うんだろう)、ネイティブより先に言ってみることもあるのですが、だいたい合ってるので、そう悪くないんだろうと思います。でも、早い英語についていこうとするあまり、語尾をいい加減に発音してすっとばす癖がついてしまったのではないか、と思うのです。シャドーイングはイントネーションの練習にはなるけど、個々の発音の練習にはならない、と思い、その日から英語は聞くだけ、に変えました。個々の発音がきっちり治せたとき、また再開します。(なぜかここで浅田真央のジャンプを思い出してしまいました。ひとつひとつのジャンプの質を高めていかなくては!)
ジングルズのレッスンで特徴的だと思うところは、先生が見本を示して、生徒が真似をする、というスタイルではない、というところです。いやもちろん、先生は見本をしゃべってくれるんですが。。。たとえば、体操にたとえてみると、体操選手がV字バランスを見せてくれて、はいやってみて、と言われても、そうやすやすとできるもんではありませんよね。でも、今まで習った先生たちはみんなそのやり方でした。手はこの角度に、体の芯はまっすぐに、はい、あれ?できませんか、おかしいですね。はい、もう一度。
ジングルズでは、V字バランスができないのは体幹の筋肉が弱いからだ、と考え(私は体操のことはわからないので適当なたとえですが)、まずは体幹の筋肉を鍛えることから始めようとします。たとえば"s","th","sh". "z","dz"などをいっぱい盛り込んだ文をものすごく強調した感じで何度も何度も発音する練習をします。このとき、英文のリズムやひとつひとつの言葉の音節などは一旦めちゃくちゃになってしまいます。(私は、これに少し抵抗がありましたが、多分、今後そこをもう一度立て直していくのだろうと想像しています。)その練習を繰り返していると、不思議なことに、違う文で"s"や"th"を見ると、自動的にちゃんと発音している自分に気がつきます。
そういう文のサンプルが何種類もあって、それを毎レッスン、質を高めていくといったやり方で進められます。
その中で、特に私が感激したことは、"æ"の発音と息の出る場所の関係がつかめたことです。実は私、今まで"fast","travel"の"æ"をちゃんと発音していませんでした。"fast"の"a"を"æ"で発音しようとすると、どうしても”r”が入ってしまうし、"travel"の"a"は"ɑ"で誤魔化していました。でも先生から、音の出る場所をもっと下げなさいと言われてやってみると、どちらもいとも簡単に正しく発音できるようになりました。そのとき、「発音しにくいと思っていたのは、まちがっていたからなんだ!」と気がつき、その場でジャンプしたいぐらいうれしくなりました。
4回目のレッスンでは、音読訓練というのがあって、何でもいいから英語の文章を読んで、といわれたので、ちょうどその翌日Toastmastersでやる予定のスピーチを読みました。結果は、88.1で、前回より1ポイント上がりました。スピーチ訓練もしていただいて、ものすごく勉強になりました。
たった5回のレッスンで、ほんとにそんなにうまくなったの? という半信半疑な気持ちもあるのですが、語尾と"s","th","sh". "z","dz"を改善するだけでも、聞く方にはそれだけ違うのだなあ、とも思います。
コースはあと半分残っています。そこでは、それぞれのサンプルテキストの発音の精度を高めながら、言葉と言葉をなめらかにつないでいく方法を勉強します。
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