とても読みやすかったけれど、内容には不満たらたら。登場人物たちが好きになれなくてイライラしたり、彼らのやることに反発したり、読みながら怒っていた。
肝心の手紙が出てくる前が長くて、「手紙になれば感動物語になるはず」とがんばった。
でも、手紙を開くための謎解きも、手紙そのものも、期待にこたえてはくれなかった。
手紙の中には、面白い話(井戸に落ちたラバの話、三人の息子を持つ王の話)もあったが、大したことないものがほとんどだった。
しょうもない体験談と説教臭い教え。
よくなったのは、ほとんど最後、第17章から。
まさかの涙が出た。
期待が大きかっただけに、がっかり。
一人で読んでいたら、途中で放り投げていただろう。
それにしても、アマゾンでもブクログでも、とても評価が高く、レビューも「あたたかい話」「優しい話」「感動」「おじいちゃんがエミリーへあてた手紙がすばらしい」などと好意的なものがほとんどだというのは不思議。
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