• ようこそゲストさん!

earth-riseさんの日記

(SNS全体・外部に公開(Web全体に公開))

2012年
08月12日
22:47 earth-riseさん

大学合格~アパート探し①

  • その他
3月9日。
娘の毛蟹が予想外の前期で合格したので実感がわかず、半信半疑のまま、アパート探しにN市に向かった。

大学に着いたのは予定通り10時20分。
大学の門で、警備員の人に生協の場所を聞いた。
広いなあ。緑もいっぱい。なんでも、農学部の方では、ヤギや馬術部の馬がいるそうだ。

私は都内のとても敷地の狭い大学に通った。正門を入って数分で裏門にたどりつけるという大学だった。ま、横に敷地が少しは長かったのだけれど、それだって狭かった。だから、こんな、広い大学が羨ましい。

生協のアパート紹介場になっている建物に着いた。会場の前にはタクシーが2台ほど止まっている。
入口から入ると、建物の1階分が全部会場になっていた。受付のバイトの学生にアパートを探したいと言った。
「何学部ですか?」
「人文学部です。」
「じゃあ、このG地区(だったかな・・・?)から選んでください。大学が広いから学部の教室に近い所から探せるように別れていますから。選んだ部屋の記号をこの紙に書いてください。1回に2部屋をご紹介できます。」

ボードにたくさんアパート情報が張ってある所に連れて行ってくれた。ボードには、大学と周辺の地図が張ってあり、そこにA、B、C・・・と色分けされており、アパート情報の所もA、B、C・・・と別れている。

私たちはG地区の張り紙を端から見ていく。アパートは安い部屋は1万円台から、高い部屋は5万円台。4万円台と5万円台前半はほとんど埋まっている。3万円台も、いいと思われる所は皆契約済みになっている。
やっぱり、2階の方がいいよね。南向きがいいし。でも、2階はあいている所が無い。南向きもほとんど空いてない。合格発表のあった昨日1日で、良い所はほとんど埋まってしまったのかしら?
うーん。見比べるとやっぱり高い所の方がいろいろよさそうだけれど、アパート5万円はちょっと高いな・・・。
私は高い方から探しているが、娘は安い方から見ている。娘は安い部屋でいいと言うが、親としてはある程度条件のいい部屋に入れてやりたい。
二人で相談していくつかの部屋を選び、紙に記入し係りの学生に渡す。
私 「窓ガラスがペアになっている部屋ってほとんど無いんですね。」
学生 「新潟ではふつうの家でもペアになっている所ほとんど無いですよ。」
私 「えー?そうなんですか?でも、冬は結露が凄いでしょう?」
学生 「ええ。凄いですよ。でも、新潟では結露するのが当り前なので、結露を防ごうとかいう考えはないんです。」
私 「じゃあ、カーテンとか濡れちゃうでしょうね。」
学生 「ええ。」
ふーん。関東では結露を少しでも防ごうと考えるけれど、ここでは違うのね。

会場の隅には、アパート一部屋のモデルルーム(?)。ベッドや冷蔵庫、カラーボックスやパソコンなど生活必需品を並べたスペースがある。ふーむ。こんな感じかあ。

30分以上待ち、順番がきた。バイトの学生がパソコンで私たちの選んだ部屋の詳しい情報を出してくれる。
学生 「あー、この部屋、両方とももうふさがってますね。」
私 「え・・・・!あの、他に同じような部屋はありませんか?2階で南向き。できれば4万円台前半まで。」
学生 「これはどうかな・・・・、あ、駄目だ。これは・・・・。うーん・・・・駄目か・・・・。こういうのはどうですか・・・。1階ですけど。」
私 「できれば2階がいいんですけど。やっぱり2階の方が安全でしょう?」
学生 「僕は1階ですよ。1階の方が引越しが簡単だっていう人もいますし。」
私 「なるほどね。でも、2階があれば2階の方が。」
学生 「そうですね・・・・。風呂とトイレは一緒でもいいですか?」
私 「できれば別の方が・・・。」

いろいろ検索するがなかなか見つからない。1階なら南向きがあるが2階の部屋は全く見つからない。

学生 「無いですねえ。・・・・・あ、これ・・・・。一つありますね。2階で南向き。10畳。トイレとお風呂が別ですね。大学の門から5分くらいですね。3万9千円で町内会費とか入れて4万100円です。」
私 「あ、良いですね。そこ、お願いします。」
学生 「はい。カチャカチャカチャ・・・・。あともう1部屋ご紹介できますよ。」
私 「お願いします。」
学生 「カチャカチャカチャ・・・・・。そうですね・・・・・・、今のアパートの近くなんですけど、1階ですけど・・・・。8畳でロフト付き。風呂とトイレは別で3万8千円ですね。うーん。他に条件に合う物、・・・・、無いみたいですね・・・・。」
私 「では、そこで良いです。」
学生 「では、準備しますのでお待ちください。」

20分~30分くらい待つと、女学生が、
「お待たせしました。これからご案内するAと申します。よろしくお願いします。タクシーが来ましたのでどうぞ。」
と声をかけてきた。
「え?タクシーで行くんですか?」
「はい。不動産屋さんに寄って鍵を受け取ってから2か所回りますから。」
「ああ、そうですか。よろしくお願いします。」

なるほど。先程待っていたタクシーってアパートを探す人を乗せていくものだったのね。タクシーか。凄いのねえ。

私たちはタクシーに乗り、不動産屋さんに向かう。
私 「昨日発表を見て、すぐ今日来たんですけれど、良い部屋はもう無いんですね。びっくりしました。そんなに昨日1日で決まっちゃったんですか?」
Aさん 「ああ。試験を受けに来て部屋を仮予約してしまう人も結構いるんですよ。」
私 「えー。そうなんですか。」

そういえば、去年だったか一昨年だったか、smartで、フレンドのchargeさんのお嬢さんが、大学の実験が夜遅くまでかかるので、大学の近くにアパートを借りようとしたら、1月(だったかな?)なのに、良い部屋はみんな受験生に既におさえられていていたと言っていたっけ。こういう事なのね。

私 「こちらの気候ってどうなんですか?」
Aさん 「冬は雪は少ないですけれど寒くて、冬の次がすぐ夏という感じですね。春物や秋物の服は必要ないです。コートの次にすぐ半そでのTシャツと言う感じですけど、夏は蒸し暑くて大変です。」
私 「えー。そんなに蒸し暑いんですか?」
Aさん 「ええ。ジトーっと凄いですよ。」
私 「風が強いと聞いたのですが?」
Aさん 「ええ。冬なんか、よくビニール傘が飛ばされてますよ。」

なんか、気候は大変そうね。寒くて蒸し暑くて風が強くて。

不動産屋さんに着いた。Aさんが鍵を受け取りに行った。
私達はタクシーの中で待っていた。

私 「2階の部屋を探してたんですけれど、もう無いんです。なんか1階って心配で。」
運転手さん 「そりゃお嬢さんですからね。絶対2階の方がいいですよ。」
私 「そうですよね・・・。」

Aさんが鍵を受け取ってきて、最初のアパートに行った。
Aさん 「最初に1階のロフト付きの部屋に行きます。部屋には学生が住んでいるので、不動産屋さんから前もって電話してもらっています。留守でも見学できることになっていますので。」
私達 「留守でも入れるなんて、学生さんも大変ですね。」
Aさん 「はい。そういう契約になっているんです。」 

アパートの前の狭い道路にタクシーを止め、Aさんと私達は最初の部屋に行った。
Aさん、部屋のチャイムを鳴らす。・・・・・・・。返事が無い。もう一度鳴らす。やはり返事が無い。Aさん、鍵をあけ、ドアを少し開けた。すると・・・・。
中から小さな音がした。
「あら・・・?」
Aさん、少し驚いてドアを閉め、もう一度チャイムを鳴らした。
すると、今度は中からはっきり音がして、ドアが開いた。
Aさん 「生協のAと言いますが、部屋の見学をさせていただきたいのですが。不動産屋さんから連絡が行っていると思いますが。」

中から出てきたのは、頭ボサボサで、スウェットの上下を着て、どう見ても寝ていたな、という感じのお兄さん。
「いや、何も連絡なかったですよ。」
と、ぼそぼそと答える。
Aさん 「不動産屋さんから電話ありませんでした?」
お兄さん 「あ・・・・・。寝ていたので・・・・・。」
Aさん 「あの、部屋を見せていただきたいんですけれど、良いですか?」
お兄さん 「あー。。。。。あの。。。。。。少し待ってもらえますか・・・・?」
Aさん 「はい。いいですけど。」

一度ドアが閉まり、何分か待った。
カチャ。再びドアが開いて、お兄さんが、「どうぞ」と言った。

玄関が狭い。狭い所に靴が所狭しと置いてある。
入ってすぐ右側に狭ーい台所。でも、ま、学生アパートだからこんなものなのだろう。冷蔵庫と洗濯機とゴミ箱でもういっぱいになっている。

部屋に入る。
お兄さん、必死でどこか片付けたのかもしれないけれど、どこか片付けたようにも見えない部屋で、布団も寝たままになっていて・・・・。
お兄さん、ごめんなさい。本当にごめんなさい。土曜日の午前中、気持ちよく寝ていたのに突然やってきて。
あー。これが来年以降の毛蟹の姿か・・・・?

いやいや。ここでお兄さんの生活を見るためにやってきたのではない。部屋を見に来たのだ。

入って正面には、ブラインドの付いたはきだし窓。窓が多木の出部屋が明るい。
N市では必需品というこたつ。服がギッシリかかったパイプハンガー。ロフトへの梯子には洗濯物を干しているピンチハンガーがかかっている。床にはバッグやらギターやら何やらごちゃごちゃと置いてある。家具がほとんど無い。

あまりじろじろ見るのも悪い気がして、遠慮してしまう。

「あの。2階の音とか響きます?」
「いえ。それほどでもないですよ。」
「隣の部屋の音とかはどうですか?」
「うーん。そんなに気にならないですよ。他の所より良いんじゃないですか。」
「この部屋でなにか困る事とかって無いですか?」
「特に無いですね。」
毛蟹は何も質問しないで部屋を見ている。
「どうもありがとうございました。お休みの日に住みませんでした。」
お礼を言って部屋を出る。

Aさんが、言った。
「隣のアパートの部屋も見てみますか?本当は2部屋しか見学できないのですが、同じような部屋なので、もしよろしければ鍵を借りてきました。」
「見学させてください。お願いします。」

私達は隣のアパートに行った。
                              ②へ続く
  • 総アクセス数(2,354)
  • 拍手拍手(0)
  • お気に入りお気に入り(0)

コメント

1番~2番を表示

2012年
08月13日
20:02
minaminumaebiさん

部屋探しって、いつから始めるのがいいんでしょうねえ、、。
うちの息子の場合、センターの自己採点した時点で、日本のあっちからこっちに部屋探しに行かなくてはならないかも、、。そんなエナジー私にあるかしら、、。

ところで、いきなりお部屋見に来られて、お兄さんも大変ですね、、。

女の子だったら、やはり一階は避けたい気がしますね。

2012年
08月14日
05:16
green-geckoさん

へえ~、そんなに早くに下宿が埋まっちゃうんですか!そりゃたいへんだわ。
私の場合、地方で最初に下宿したのは修士課程のときだったから、合格発表があってから、
入ることになっていた研究室の先輩が、卒業する学生が入ってたところが空くけど、どお?
と案内してくれて、即決でした。
電気代、水道代込みで二万円。南向きの二階だよん。ただし、炊事場とお風呂とトイレは共同。
もっと安いところもあったけど、「そういうところは、建物の断熱が悪くて冬場の灯油代がすげーかかるから、やめといたほうがいいぞ」と教えてもらいました。実際、友達は家賃8000円(!)の2DK一戸建(!)に住んでましたが、冬場は灯油代が何万円もかかってました。冬はずっと氷点下という北国だったので。
学生だけが入ってる下宿だと、一階か二階かはあまり考えなくてもいいかもしれませんが、学生以外も入居しているような所だと用心したほうがいいかもですね。

1番~2番を表示