(SNS全体・外部に公開(Web全体に公開))
Little House in the Big Woods 読了 (洋書)
ローラ・インガルス・ワイルダーの「大きな森の小さな家」、一連の自伝的シリーズの第一巻。この後の「大草原の小さな家」はテレビドラマでも人気だった。
この本自体は、研究社から出ている、大学の英語の授業用の教科書だ。だから、後ろに詳しい註がついているのだが、それこそ英語の授業みたいになるのでほとんど見ないようにした。
実は、私も大学2年のときだったか、まさにこれをテキストにした授業を受けたのである。今あらためて読んでみると、「こんな易しいのを大学生が・・・・?」とびっくりした。
なんだか恥ずかしい。ほんとの児童書だもの。
主人公のローラが5歳の頃の物語で、アメリカの古きよき時代が描かれている。何でも手作りする自給自足の生活。厳しい自然の中で、生きるためにする仕事も多いが、豊かで温かく楽しい生活。昔の道具など文章だけでは分かりにくいところも、優れた挿絵が補ってくれる。
大事件が起こるわけではないけれど、毎日が充実していて、ひとつひとつのエピソードが興味深い。あまりにも便利な時代に生まれた私たちから見ると、こういう生活は一種の憧れだな。
やっぱり、この本は大人が読んでも名作だと思う。
コメント