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neginohanaさんの日記

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2009年
01月01日
18:11 neginohanaさん

Before Sunset (ビフォア・サンセット)   映画

早速観ました、Before Sunrise の続編。これはよかった。この2本はセットで観るべきだったのだ!




「Before Sunrise」から9年後。
作家になったJesse。二人で過ごしたあの夜のことを書いた小説のサイン会にCelineが現れ、再会する。飛行機の時間までの限られた午後のひと時を共に過ごす二人。





Jesse: And then I think, to hell with it, right?
Desire's the fuel of life.
字幕: でも、欲望は人生の燃料だよ。




to hell with ~は「~なんてくそくらえ! ~なんてどうでもいい」と辞書に載っている。字幕では省略されているけど。
上の言葉は、納得できる。この後の会話にも、うん、うん、とうなずき、思わず参加したくなってしまった。欲望は意欲でもあるんだ。でも、欲望だけにとらわれて満足感を忘れては不幸になる。




Jesseが、以前会った修道士の話をしている。




Jesse: You know they weren't trying to hustle anybody.
字幕: 誰にも何も強要しない。




hustleは、日本語(ハッスルする)では「張り切る」とか「頑張る」とかいういい意味で使われるが、英語では「押し込む、せきたてる、強要する」という意味もあるんだ。







Celine: You start off that way, and after you've been screwed over a few times...
字幕: 恋をするたびに痛い思いをすれば―




screw 《人》 over で、《人を》不公平に扱う、《人》をだますという意味になるらしい。彼女の恋はいつも辛い終わり方をしたのだね。




このふたり、街を歩きながら延々と話し続けるところは、前作とまったく同じだが、9年の月日を感じさせられた。二人とも、確実に大人になっている。そして、彼らも言っていたが、人の本質は変わらない。本質は同じでありながら、その後の経験や学習によって成長し、人間的に深くなっている。




会話にしても、前作よりもずっと冗談が多く、下ネタも多い。そして、自分の心のうちを、ずっと直接的に言葉に出来るようになっている。
私には、こっちの方がずっとしっくりきた。やっぱり、前作の二人は若すぎたのかも知れない。




それにしても、二人ともお互いがそんなに大事だったのなら、どうして・・・・?
9年前は『マディソン郡の橋』とは違って不倫じゃなかったのだし、Jesseだって結婚する直前に彼女のことばかり考えていたくらいなら、『君に読む物語』みたいに行動に移せばよかったのに。




ラストは、これまた微妙にopenで、私も気に入った。











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コメント

1番~12番を表示

2009年
01月02日
01:27
unkotareさん

そうだったのですね!
私も2本まとめてみたくなってまいりましたよ〜♡

2009年
01月02日
09:59
umi_seaさん

ああん。negiさん、切り取りがうまい♪らぶ。はあと。愛してる。

見直さなくっちゃ。も1度見てからコメントしたいと思いつつ、とりあえず書いちゃいますね。もう細部はほとんど覚えていないの(悲)。

これにも駆け引きがある。以前のコメントにも駆け引きと書いたけれど、計算高いものではなく。相手に惹かれているだけに受け入れられず傷つくのがたまらなく怖い。それで言葉を駆使して相手の気持ちを推しはかっていく。

今回は「どうしてあのとき?」がテーマですね。直裁に聞けばものの1分で終わるかもしれない。そこに会話をかわしながら相手の反応をみながら近づいていく。まどろっこしいけれど、その言葉にお互いに気持ちが託される。そして限られた時間。これが重要。会話の中身をさらに濃いものにしていると思います。やはり恋は非日常?

Ps.
Webお休み中なのですね。気持ちが向くまでほおっておくのがいいと思いますよん。
あ、そうそう。まもなくMarley & Meの映画がリリースされるようです。これは辞書を引きまくって読んだ本、いつかnegiさんも読んでくださると嬉しいです。うん、気が向いたら。(^_-)-☆

2009年
01月02日
11:05
さん

3:

yetmilk のコメント:
前作の日記も読んできたよ。



どんな会話のやりとり(駆け引き?)してるんだろう。

ひねりのある言い回しなんかもたくさんありそうで興味あるな~。



きみに読む物語(文庫本)で

ーこっちは情景描写なんだけどー

(川は)道に近付いていったかと思うと離れていった、とか、文章だけでどのような絵画なのか思い浮かばせる文章力はすごいよ。



そういう能力があれば会話も楽しくできそうだ(笑)

2009年
01月02日
14:41
neginohanaさん

*おうん、*



そうそう、最初から2本セットがお薦めですよ。



*umiたん*



お褒めの言葉、ありがとう。

そうそう、この二人、傷付くのを恐れすぎてる。

Before Sunrise では、連絡先を交換しても立ち消えになってしまうのが怖いから、最初からそれをしない。「もう一度会いたい」という言葉さえ避けてしまう。

Before Sunset では、だいぶ克服してきてはいるものの、本質は変わっていない二人。肝心なところではぐらかしてしまう。

でも、9年後の二人の方には、親しみを感じられました。

(別に下ネタを言えるようになったからって訳じゃないと思うけど)



*殿、*



呼び出しに応じてくださり、恐縮でございます。

この映画は、登場人物も少なく、主役の二人が出ずっぱりで、ず~っと話しているという、演劇みたいな構成なんです。

だからこそ、台詞の内容が命。

そこを楽しまなきゃね。






2009年
01月04日
01:57
GoodGriefさん

ああ、出遅れちゃった。



ラストシーンは、Jesseの書いた小説みたいに2人の行方をあいまいにしてますが、現実にはCelineがおばあちゃんの病気で駅に来れなかったように、実は2人の別れを暗示していると思います。



嫌なことを忘れるためか、音楽に身を委ねて踊るCelineと、

それを愛おしそうにうつろな微笑みで見つめるJesseの表情が美しいです。

2009年
01月04日
16:23
neginohanaさん

*おぐ* は、二人の別れを暗示していると見たわけね。



私は、う~ん。そうとも言えないと思います。

『君に読む物語』みたいな大逆転があるかも・・・

つまり、彼はいったんは帰るものの、家族を捨ててCelineのもとへ来るかもしれない。



↑うわ~。取り消し取り消し。

*この二人に限って*、そんなことはできないでしょねえ。

心の中に引っかかるものを抱えながら、このまま生きていくんでしょう。

そして、また50歳ぐらいになってから再会する・・とかね。


2009年
01月05日
01:55
GoodGriefさん

いえ、2度と会うことはないでしょう...(なぜか断言)



2人にはそれがわかっているので、あのラストシーンは美しいのだよ、モ・ナミ。

2009年
01月05日
23:32
neginohanaさん

*おぐ*は、そう思うのね。

ホントにそれでいいのかね?

60になってから人生を後悔したりしないか?

最初に列車の中でJesseが言ったように

「もしもあの時、別の道を選んでいたら・・・」なんて、タイムスリップしたくなったりしないか?



あ、彼らは最初からそういう運命だったのか。

2009年
01月06日
14:12
luminさん

昨日、成田→ミラノ便で、映画を5本、見ました。

「イキガミ」「たそがれ清兵衛」「最後の初恋(Nights in Rodanthe)」「Mamma Mia!」そして「Vicky Cristina Barcelona」。

今年はおこちゃま映画だけでなく、negiサマみたいに、おとなの映画も見たいなー^^♪

また日記たのしみにしております!

2009年
01月06日
20:15
neginohanaさん

*luminさん*

もうミラノに戻られたんですね。日本を満喫できましたか。

映画5本もなんて、ミラノって遠いんですねえ。



「たそがれ清兵衛」は観たことありませす。



「最後の初恋」は、DVDになるのを待ってます。(いかがでしたか?)

そして、これは原書も読もうと思ってます。

「Mammma Mia!」もDVD待ち。



うらやましいなあ。


2009年
01月07日
07:07
Shirowan2さん

また続編出そうなラストでしたね。



飛行機に遅れるわよー

I know!



ちょっと遅れても、また別れてしまうんだろうなー

次は多分NYが舞台では。。。


2009年
01月07日
21:38
neginohanaさん

*しろさん、*



再再会ありに一票ですね。私もです。

50歳ぐらいで、自分の人生について振り返り、今後の半生について考える時期にね。

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