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About a Boy (アバウト・ア・ボーイ) 映画 2002年
Hugh Grant で見逃しているのがまだあるので、ちょっと前のも拾って見ている。
これは、ラブコメとは違う感じの物語。
父の書いたヒット曲の印税で優雅に暮らす38歳の独身男、Will は恋愛もお盛ん。
シングルマザーのSuzieにアプローチ中、そのヒット曲について聞かれ、
Suzie: Well, if you can live off it, we must have heard of it.
スージー: そんなヒット曲なら私も知ってるはずよ。
「live off~」は「~で生計を立てる」という熟語。字幕はかなり意訳している。
そのSuzieは、シングルマザー友だちのFiona の息子Marcus(12歳)を預かって連れてきていた。
Willが、「Marcusを預かることはよくあるのか。」と聞いたのに対し、
Suzie: His mum is a little off-color sometimes.
Marcus: You call it off-color, I call it nuts.
スージー:ママの体調が悪い時に。
マーカス:頭がイカれてるのさ。
nutsは知っていたが、off-colorは知らなかった。「色がさえない」ということから、「元気がない」という意味も持つらしい。
このMarcusという少年は、学校ではいじめに合い、家では母親がうつ気味で自殺未遂までするという大変な環境にいる。でも、驚くほどしっかりしていて、Willを頼って、毎日彼の家に押しかけるようになる。
最初は当惑して迷惑がっていたWillも、次第に心を開いてMarcusを受け入れるようになる。
Marcusは別のシングルマザーRachelに近づくために、Marcusに息子役を頼む。
Rachelの息子Aliは、母親に恋人ができるのを許せない様子で、Marcusに当たり散らす。
Ali: She's not keen on him! She's only keen on me!
アリ:ママの関心は僕にしかないんだ!
「keen on ~」は、「~に熱中している。~が好きだ」という意味だが、イギリス英語でよく使われると聞いた。そういえば、この映画はイギリスものだ。
この少年を中心に、登場人物たちのぶつかり合いや成長やいろいろあって、最後はハッピーエンド。
やはりラブストーリーではなく、ヒューマンドラマというべきだろう。
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