• ようこそゲストさん!

mouthbirdさんの日記

(SNS全体・外部に公開(Web全体に公開))

2008年
06月10日
21:17 mouthbirdさん

ピリオドまでが長い英文と文法:その3

さて、先々週からの解釈問題の解説のラストに行きましょう。さすがに今回で終わります。

先週も、前もって文法知識を提示しましたが、今週も提示します。



(5)二重に修飾する関係代名詞

次の英文の意味が分かりますか?

(A)I know the thing that she thinks about now.

  この文の that目的格の関係代名詞です。(接続詞のthatではありません。手前を修飾するものです)

 I know the thing (that she thinks about now).という関係です。

  about のあとに本来は「●(目的語)」があったのです。

   [熟語] think about  「について考える」…なわけです。この「」が「目的語」と呼ばれるものです。

 

  ★She thinks about [目的語] now.



  ↑ この意味が「彼女は今[目的語]について考えている」

  になります。



   で、なくなっている [目的語] が、この手前の「the things」になります。

  本来は「She thinks about [the things] now.「彼女は今[そのこと]について考えている」だったわけです。

 これを踏まえて…

 I know the thing (that she thinks about now).この英文は

  [she thinks about now]が手前の thing(こと)を修飾しています。だから

 I know the thing (that she thinks about now). の意味は

  「私は彼女が今考えていることを知っている」になります。



では、↓これは?

(B)I know the thing that we must discuss.

  この文の that目的格の関係代名詞です。

 I know the thing (that we must discuss ).という関係で、

  [we must discuss ]が手前の thing(こと)を修飾しています。だから

  「私は我々が議論しなければならないことを知っている」という意味になります。



では、↓これは?

(C)I know the thing that she thinks about now and that we must discuss.

  (A)と(B)が重なっているような感じなのがわかりますか?

  1つ目のthat のあとの[she thinks about ● now]は thing を修飾しています。

  2つ目のthat のあとの[we must discuss ●]も↑と同じthing を修飾しています。

    だから↓

   I know the thingthat she thinks about now and that we must discuss ).

    ↑この意味は 「私は、彼女が今考えていて、かつ、我々が議論しなければならないことを知っている」

となります。






以上を踏まえて、(残りを含めた)以下の課題文の訳例を考えましょう。






By the time I was thirteen or fourteen I began to try to know myself, the sort of person I was, what I could attempt successfully, and the things that I was no good at and that I must not waste time over.

先週までで、

「私が13歳か14歳の頃までに、私は、①私自身を、②私はどんな種類の人間なのかを、③私が上手く試みることができることを、そして④(あにゃらら)を知ろうと試み始めた」



でした。④(あにゃらら)の部分だけが残ってしまいました。では、④(あにゃらら)の解説w



 the things that I was no good at and that I must not waste time over



お分かりでしょうか? 2つあるthatが見事に「(5)二重に修飾する関係代名詞」になっていることが。



the things (that I was no good at ) and (that I must not waste time over )になっているのです。

・1つ目

 I was no good at ● ここの意味を考えます。

 まず、前回の「(2)時制のズレ」の知識を踏まえます。was と書いてあっても am と書いてあるような感じで訳例を作らなければならなかったですよね?

だから

 I am no good at ● の意味は

「私は●が苦手

×「私は●が苦手だった

です。これを踏まえて↓この意味は

the things (that I was no good at ●) ⇒「私が苦手こと」となります。(「私が苦手だったこと」ではない!)



・では次。2つ目

I must not waste time over ● ここの意味を考えます。

 ここも、前回の「(2)時制のズレ」の知識を踏まえます。was と書いてあっても am と書いてあるような感じで訳例を作らなければならなかったですよね?

 もっとも must は現在形も過去形も must。意味に注意するだけになりますね。

つまりここでの I must not waste time over ● の意味は

「私は●にかかわって時間をかけてはいけない

×「私は●にかかわって時間をかけてはいけなかった

となります。これを踏まえて↓この意味は

the things (that I must not waste time over ●)⇒「私がかかわって時間をかけてはいけないこと」となります。(「時間をかけてはいけなかったこと」ではない!)



・では1つ目と2つ目を合体させます。

the things (that I was no good at ) and (that I must not waste time over

この意味は⇒「私が苦手でありかつ私がかかわって時間をかけてはいけないこと

となります。



これで④(あにゃらら)もできました。さあ完成です。全文をつなげると、



「私が13歳か14歳の頃までに、私は、①私自身を、②私はどんな種類の人間なのかを、③私が上手く試みることができることを、そして④私が苦手でありかつ私がかかわって時間をかけてはいけないことを知ろうと試み始めた」



となります。



これはこれで1つの正しい「直訳例」です。苦手な人はここまでさぞかし大変だったのではないかと思います。

私が苦手な人に教える場合、ここまでの訳例ができれば「満点」を差し上げます。(^^)♪



ですが、この訳例を得意な人が見たら、たぶんまだ納得しないでしょう。

まだまだ改良する余地があるのです。

ここでは4つばかり考えてみます。



まず、

「I began to try to know myself, the sort of person I was」

この部分の,(カンマ) について。

確かに前回やった 「(1),(カンマ),(カンマ)and の法則」の最初のカンマではあるのですが、これを別の文法事項である「補足的説明のカンマ」と取ることができます。



(6)補足的説明のカンマ

<例文>

He is Mr.Yasuo Fukuda, the Japanese prime minister.

(彼は福田康夫さん、(すなわち)日本の内閣総理大臣です/ 彼は日本の内閣総理大臣の福田康夫さんです)

  Mr.Yasuo Fukuda=the Japanese prime minister という感じです。

 “Mr.Yasuo Fukuda”と言っただけではピンとこないw。

 “, the Japanese prime minister”と後ろにつけて、Mr.Yasuo Fukudaの詳しい情報を付け足しているわけです。



これを踏まえると

「I began to try to know myself, the sort of person I was」は

⇒「私は私自身を、すなわち、私がどんな人間であるかを知ろうと努め始めた」



になるのです。



あと3つ。例の④(あにゃらら)の部分です。

・the things that I was no good at and that I must not waste time over

ここの部分の意味ですが、さきほど「私が苦手でありかつ私がかかわって時間をかけてはいけないこと」としました。

これは間違いではありませんが、もうちょっと深く考えましょう。

[I was no good at the things]と[I must not waste time over the things]の2つ関係を考えると

「私が苦手なことだから、私がかかわって時間をかけてはいけないこと」になりはしないでしょうか?

なので、↓

「(私は)苦手だから私がかかわって時間をかけてはいけないこと」

といった意訳例ができるのです。



ここまでを踏まえて、全部をまとめると



「私が13歳か14歳の頃までに、私は、私自身を、すなわち私はどんな種類の人間なのかを、私が上手く試みることができることを、そして苦手だから私がかかわって時間をかけてはいけないことを知ろうと試み始めた」

となります。しかしまだまだまだるっこしい



意訳の1つのコツは「分かる主語は省略する」こと

日本語はあまり主語をくどくど言わない言語なのです。↑の訳例は「私は、私が」が多すぎ!

省略しても意味が分かる範囲で取っ払ってみましょう。すると

 ↓

「13歳か14歳の頃までに、私は私自身を、すなわち私はどんな種類の人間なのかを、上手く試みることができることを、そして苦手だからかかわって時間をかけてはいけないことを知ろうと努め始めた」

となります。



だいぶいい感じになってきました。ですが、まだまだるっこしい。

だから最後に意味を汲み取った意訳例を作りましょう。

 ↓

「13歳か14歳の頃までに、私はいくつかのことを知ろうと努め始めた。それは、私自身のこと、すなわち私はどんな種類の人間なのかということ、また、何を上手く試みられるのか、逆に、苦手だからそれにかかわって時間をかけてはいけないことは何か、ということについてであった」



と、こんな感じでどうでしょうか? もっと上手い意訳例も当然考えられるでしょうが。(ここで書いたのはあくまでその1つの「訳例」に過ぎません)



さてさて、3回に分けて解説してみました。いかがだったでしょうか?



この英文について、色々書きたいことが本当はまだまだあります。

ですがあまりに長いので、それは私の日記に書きました。(こちらです)

この問題にチャレンジしてくださった方は、ご覧いただければと思います。



ではまた来週~♪

  • 総アクセス数(11,160)
  • 拍手拍手(0)
  • お気に入りお気に入り(0)

コメント

1番~19番を表示

2008年
06月11日
03:51
さん

1:

hada のコメント:
ひとつの言葉を複数の関係代名詞で修飾するなんてのがあるとは驚きです! でも考えてみると、関係代名詞で作られる節が形容詞の仲間なら、 a pretty and young cat のように、ひとつの名詞を複数のもので修飾できるのは当然とも考えられますね。



よくわからないのは、二つ目の that が the things を修飾しているという根拠です。 わたしの感覚では and が、接続詞として等しい、語、句、節をくっつけるものだから、and に続く that に相当するものが、先にもあるはずだと、順序を逆にして考えてしまうのですが、それでは文章を頭から理解するネイティブの感覚とは違うような気がします。 ネイティブの考え方は前の文が名詞で終わっておらず、綺麗に終わっているところから、and の次には、先に出た that と同じ塊がくると考えるのでしょうか? と、ネイティブじゃないマバ先生に助けを求めてみました。 (^^;

2008年
06月11日
04:51
mouthbirdさん

>hadaさん

>よくわからないのは、二つ目の that が the things を修飾しているという根拠です。 わたしの感覚では and が、接続詞として等しい、語、句、節をくっつけるものだから、and に続く that に相当するものが、先にもあるはずだと、順序を逆にして考えてしまうのですが、



おっしゃっていることを私が誤解しているかもしれませんが、

>and に続く that に相当するものが、先にもある

と思います。

「and に続く that 」とは↓でいう②thatのことではないでしょうか?



the things ①that I was no good at

         and

         ②that I must not waste time over



で、「and に続く that に相当するもの」とは①that のことになると思います。



[that I must not waste time over]が「①の手前のthe things を修飾している」という根拠の話に行きましょう。

まず↓

(that I must not waste time over ●)

 ●の位置に over の目的語がないことはよろしいでしょうか?

仮に

I must not waste time over. ←これを(無理やり)訳せば「私は~にかかわるのに時間を費やしてはいけない」となります。

「~」がないわけです。

だから、このthat は関係代名詞であることが確定します。



であるなら、このthatの先行詞となる名詞を探さなければならない。

大概はすぐ前だけれども、すぐ前は at 。まさか at が関係代名詞that の先行詞のはずがない。

こういう場合、原則は、一番近くの「名詞」を探します。ただ、実はここにはちょっとしたコツがあります。

こういう場合(つまり【関係代名詞のthatの先行詞】を探す場合)、大概「the+名詞」が先行詞であることが多いのです。

つまり【the】が目印。(関係代名詞のthatのときに使える知識です。ただ同じ関係代名詞でも which の場合、この「the の目印作戦」は使えません)

今回は that だから、一番近くの「the + 名詞」を探せばいい。するとthe things という手ごろな物が見つかります。



したがって、

the things ①that I was no good at

          and

         ②that I must not waste time over

という構造で、[②that I must not waste time over ●] のthat 先行詞は the things だ、と分かるのです。



>それでは文章を頭から理解するネイティブの感覚とは違うような気がします。

>正しい考え方は前の文が名詞で終わっておらず、綺麗に終わっているところから、and の次には、先に出た that と同じ塊がくると考えるのでしょうか?



[and の次には、先に出た that と同じ塊がくる] という感じが1部適用されると思います。



まず、最初はネイティブの感覚は↓のようになると思います。

今回のようなケースで 「and のあとにも that がある」と

the things ①that I was no good at ●

         and

         ②that ~●

手前にthat があったから、たぶんこの並列かな? とまず想像します。



次に「②that 以下」を読むと

(that I must not waste time over ●) 「←ああやっぱり、●がないや!」という感じるわけです

このように「あってしかるべきもの(●)」がないと、

 ⇒その部分のかたまり(今回ならば、[②that I must not waste time over ●])が、手前のどこかの名詞に意味がかかる、と反応するようです。

 で、【関係代名詞のthatの先行詞】を探す場合)、大概「the+名詞」が先行詞であることが多いので

  「ああ、the things に意味がかかるのか」と理解するのです。



<他の例>

I had the book that he was looking for ●. ←「あ、for の後に●がないや!」

このように「あってしかるべきもの(●)」がないと、

 ⇒その部分のかたまり(今回ならば[that he was looking for ●]). が、手前のどこかの名詞に意味がかかる、と反応するようです。

   で、【関係代名詞のthatの先行詞】を探す場合)、大概「the+名詞」が先行詞であることが多いので

  「ああ、the book に意味がかかるのか」と理解するのです。

★この場合、ネイティブ感覚だと

 私は、持っていた、その本を(? そのって何?)、+ [that +彼は~を探していた] …「ああ、その本って彼が探していた本だね」

  ⇒私はその本を持ってたが、それは彼が探していたものだった(←これがネイティブの感覚に近い)

  ⇒⇒私は彼が探していた本をもっていた。(日本語としてはこちらが素直)

 という具合です。



ではこれ↓をネイティブの感覚で考えてみましょう。



the things that I was no good at and that I must not waste time over



そのことを(? そのって何?)+[that +私は~が得意でない]…「ああ、そのことって私が得意でないこと、だね」



 and(そして/また)



that 「あれ? さっきも that があったぞ、さっきと同じ感じかな?(さっきはat の目的語がなかった)⇒+私は~にかかわるのに時間を費やしてはいけない(over の目的語がない)…「なるほど、これもそのことの1つで、私かかわるのに時間を費やしてはいけないこと、だね」

 ⇒そのことだが、それは私が得意ではないことで、また、私がかかわるのに時間を費やしてはいけないこと(←これがネイティブの感覚に近い)

 ⇒⇒私が得意でないことで、私がかかわって時間を費やしてはいけないこと(日本語としてはこちらが素直)



という具合に解釈するわけです。

2008年
06月11日
05:18
さん

3:

rachel913 のコメント:
ピリオドまでが長い英文と文法に刺激されて、今まで苦手だった長文読解を克服することを今年の目標にしました。もう半年過ぎたけど。。。

mouthbird先生の三分間文法動画講義を1回目から聴いて、めっちゃ感動してるところです。

今回の長文も二週間前に見たときは、はぁ?って感じだったけど、今はすごく理解できてます。

感謝、感謝で~す♪

2008年
06月11日
06:18
mouthbirdさん

>rachel913さん

このブログと、3分間の閲覧ありがとうございます。

嬉しいコメントもどうもです。m(_ _)m

今は理解できるんですね。それはよかった。今度、似たような英文に出くわしたら読解できますか?

ぜひ頑張ってください(~w~)ノ

2008年
06月11日
10:17
さん

5:

yokokun のコメント:
はじめまして。
ていねいな解説をありがとうございます♪
他の方のコメントを見て、新たな疑問が出てきたり、疑問解消できたりしますね。

遅ればせながら、その3解説が出る前に考えたので、コメントさせて頂きます。その3を読み、添削もしてみました。

(By the time I was thirteen or fourteen)
I began to try to know
          ① myself,
          ② the sort of person I was,
          ③ what I could attempt successfully,
        and ④ the things ⑴ that I was no good at
                and ⑵ that I must not waste time over.

私が13か14才になる頃までには、私は自分自身を知ろうとし始めた。

自分がどんな類の人間であるか、自分がうまくやろうとしたこと、
                    →試みることができること
そして、自分が苦手とする諸々のことや、時間を浪費する必要のない諸々のことなどだ。
      →苦手とし、かつ自分が関わって時間を浪費してはいけない諸々のことを。

私は、上記の様に構文解析しました。
解説見て、添削もしてみました。時制の一致ミスでした。

OVERが全くわからずに、副詞かなぁ・・・わかんない \( > <)/
仕方なくOVERは無視しましたが、pantaniさんのコメントで気づきました。

質問1 try to know 「知ろうとし〜」 にしました。「試み」を入れないとダメですか?

質問2 things 複数形なので 「諸々のこと」にしましたが、OKですか?

確認1 waste time over = waste time on と考えていいんですよね?(解説・コメントにありましたが)
    
over と time over は、調べましたがわからず、 waste over に気づきませんでした。視野が狭い様です。


>pantaniさん
>that I was no good at と that I must not waste time over が and で並べられた関係代名詞節で、どちらも the things を先行詞とする。ならば、2つの関係代名詞 that は本来、それぞれ at と over の後に来る名詞だったはずです。

この説明でoverの役割がわかった〜と思いました。構文解析できてはいても、overがわかりませんでした。

>sivasivafoxさん
>きっと over が「副詞」なのか「前置詞」なのかもわからない(考えない)のでは?

さらに、この説明で、overが副詞である文も、前置詞である文も、よく見かけているのに、何故気づかなかったんだろうと、思いました。
経験不足の一語につきますね。

>HARUTIさん
>英文和訳〜英語から、日本語の書き方を学んだのです。

逆もまた、真なり。
英語を学んでいて痛感するのは、日本語力の必要性です。
読解力は、母国語・外国語を問わないんですね。

マウスバード先生、コメントをされた皆様、大変参考になりました。ありがとうございます♪

2008年
06月11日
10:57
さん

6:

hada のコメント:
回答ありがとうございます。 「先にある」は、あいまいな意味でしたが、正しく察していただけたようです。 変な文ですみません。 でも、おかげさまでスッキリしました。 そういえば、the + 名詞が先行詞である可能性が高いというのは、前に教えていただきましたね。

2008年
06月11日
17:37
mouthbirdさん

>yokokunさん

コメントどうもありがとうございます。『苦手なりの受験英語』のここ→(http://juken.alc.co.jp/mouthbird/archives/2005/07/post_3.... )にもコメントどうもです。

概ね解読できていらっしゃるではありませんか! ここまでできれば素晴らしいと思います。

皆さんのコメントでお気づきになり理解されたこともすごく良いと思います。こうやって理解が深まると良いですね。



>質問1 try to know 「知ろうとし〜」 にしました。「試み」を入れないとダメですか?

いいですよ!(^^)



>質問2 things 複数形なので 「諸々のこと」にしましたが、OKですか?

OKですよ。元々「日本語があまり単数・複数を意識しない言語であるのに対し、英語は単数複数を意識する言語」なのです。その所為で起こってしまう訳例の差です。複数であることを明示する必要が「日本語では」ありませんが、複数であることを明示しても良いはずです。



>確認1 waste time over = waste time on と考えていいんですよね?(解説・コメントにありましたが)

over と on のニュアンスの違いがあるため「100%ぴっちり同じ」ではないでしょうが、原則「OK」と考えていいと思います。waste だったら普通は on でしょうね。



おっしゃるとおり、英語を学んでいるとときどき日本語の知識も学べますね。相互に上手くなるといいなあ、と思っています。  



>hadaさん

この理解でよかったですか? (^o^)ほっ スッキリされたようで嬉しく思います。これからも疑問点がありましたらどうぞ遠慮なくお問い合わせください。

関係代名詞のthat の先行詞は「the ~」になりやすく、「a ~」にはなりにくいのです。……という知識をどこかでhadaさんに教えましたっけ? あれ? たくさん色々書いているのでもはや、いつ、どなたに、どんなことを書いたか分からなくなってきました…_| ̄|○ ご、ごめんなさい

2008年
06月12日
04:30
さん

8:

yokokun のコメント:
マウスバード先生
回答ありがとうございます♪ 上記のALCの『苦手なりの受験英語』への返信もありがとうございます☆

解説がていねいで、重要箇所には色もついていて、わかりやすかったです。
ここで学んでいる多くのユーザーのためにも、また、問題を出して下さったら嬉しいです。^^

2008年
06月12日
04:30
さん

9:

tenkama のコメント:
 丁寧な解説ありがとうございます。これからも色々な文で解説をしていただけると嬉しいなと思います。まだ、理解できていない点があるので、もしお付き合い頂けるようでしたらお願いします。

> the things that I was no good at and that I must not waste time over.

 解説ではI was no good at と I must not waste time over.がthingsに掛かっているので、以下のような訳になったということは、一応理解できました。

2008年
06月12日
05:09
mouthbirdさん

>yokokunさん

リクエストありがとうございます。こういったことばかりするわけにはいかないのですが、時機を見ていずれまたやってみたいと思います。



>tenkamaさん

ご質問ありがとうございます。こういう質問が私は大歓迎です(^^)



>「時間を無駄にしてはいけないことが苦手なこと」だとも解釈できるのではないか?

意訳の1つとしてそれは可能だと思います。ただ【少なくとも辞書に則った解釈】では、それは難しく

「苦手だから私がかかわって時間をかけてはいけないこと」という解釈になります。



and は「そして」という意味のみならず、他の意味もあるのです。

例えば「それで、そのため」という意味で使う用法があります。

今回はそれに当たるという解釈なのです。



辞書で and をお調べください。(仮にどんなに嫌であっても嫌がらずに調べてください!)

その中に

 《結果を表して》それで、そのため

という「意味」であるといった説明欄がないでしょうか?



以下「サンライズクエスト英和辞典」の引用です。

--------------------------------

《結果を表して》それで、そのため

 He had an accident and broke his leg. 彼は事故にあって足を折った

 She was tired and went to bed early. 彼女は疲れていたので早く寝た

--------------------------------

このように and は並列ではあるものの、and の手前が原因で、and の後がその結果になるわけです。



今回の↓

the things that I was no good at and that I must not waste time over.

も、並列ではあるものの、and の手前が原因で、and の後がその結果になるわけです。

したがって↑の順番であれば

 苦手だから私がかかわって時間をかけてはいけないこと

という訳例が素直になるわけです。



ちなみに、and には「しかし」という(あたかも「but」と同じような)意味を表す場合もあります。



He promised to help me and didn't. 彼は私を助けてくれると約束したのに、助けてくれなかった



他にも、「しかも」とか「それから」とか色んな意味を and は持っているのです。

今回は「それで、そのため」という解釈が適切ではないかという判断なのです。



 どうでしょうか?

2008年
06月12日
07:45
さん

11:

masanasu のコメント:
勉強になりました。どうも有難うございます。



http://www.h2.dion.ne.jp/~e-kirai/rinji.htm



↑こちらの説明も非常に丁寧でわかりやすかったです。

 ほかの文法事項についても上記のページのようなものは作られていないのでしょうか。

 もしありましたら教えて下さい。



失礼致します。

2008年
06月12日
08:23
mouthbirdさん

>masanasuさん

rinji.htmを見てくださって、また理解されたようで嬉しく思います。

このページ以外での文字情報の文法説明としては

「分詞構文」の説明ページが挙げられます。

※実はグーグルで「分詞構文」で調べると1番上に良く来ます。

↓こちらです

http://www.ye-study.com/page-bunkou.htm

ホンマは↓こっちを買って欲しいんですけどね~w(^^;(汗

http://www.ye-study.com/ya-51-b-1.htm

2008年
06月13日
10:35
さん

13:

tenkama のコメント:
マウスバード先生



 解説ありがとうございます。「ジーニアス英和大辞典」で調べてみました(電子辞書ですw)。まだちょっと自信なしですが、理解できたと思います。



 辞書を開く前の辞典ではandに①展開を表すパターン(と表現していいのか微妙ですが… A and B が A → B や A ← B になるパターン)と、②等価を表すパターンがあるから、「どっちを選ぶのが正しいのか?」の問題だと思っていました。



 しかし、辞書を開いてみると、基本的にandには等価であっても展開のイメージがあるように感じました。「A and B は A = B と解釈するイメージではない」ということだと思うのですが、正しいでしょうか?



 A「I was no good at」とB「I must not waste time over」がどちらも「things」にかかるという説明から、勝手に=を連想してしまったのが失敗だったと思います。

2008年
06月13日
16:04
さん

14:

HARUTI のコメント:
先生こんにちは、いよいよ全訳が完成ですね。これまで読んできた、さまざまな解答例は、皆さん苦労の跡が見えます。一見遠回りでも、自分で汗をかいて考えたものは、勉強を続ける限り、大きな財産となってくると思います。「ただ、闇雲に出題されるものを暗記」するだけでは、将来にプラスにならないのは、私自身骨身に感じています。それをどう理解しながらみにつけるか、また、どう今後に生かすかが、大きなポイントになると思います。今回は、特に関係代名詞の説明が、実践に即して行われたわけですから、それをしっかり理解して、参考書や問題集で、確認する作業ができたら、この例文は、大きな意味を持つと思います。先生、3週にわたってお疲れ様でした。

2008年
06月13日
20:29
mouthbirdさん

>tankamaさん

>しかし、辞書を開いてみると、基本的にandには等価であっても展開のイメージがあるように感じました。「A and B は A = B と解釈するイメージではない」ということだと思うのですが、正しいでしょうか?



申し訳ありません。おっしゃる意味が分かりかねます。

私なりの解釈をしますと、

「A and B は、ほとんどA=Bになることはありませんが、A≒Bに(近い感じに)なってもおかしくない」となります。



<例1>

He is beautiful and strong. (彼は美しくて力強い)

  自動詞 is (~だ)の補語の並列。

   ・He is beautiful. (彼は美しい)

   で

   ・He is strong.(彼は力強い)

ですが

  ⇒ ①美しい ≠ ②力強い.

です。こんな感じが普通ではないでしょうか?

繰り返しますが意味は「彼は美しくて力強い」です。



では次の例↓



<例2>

He is smart and clever. (彼は利口で賢い)

  自動詞 is (~だ)の補語の並列。

   ・He is smart (彼は利口だ)

   で

   ・He is clever.(彼は賢い)

これは

  ⇒ ①利口だ≒ ②賢い

という感じでしょう。このようなケースもありえるでしょう。

繰り返しますが、意味は「彼は利口で賢い」です。



では

>the things that I was no good at and that I must not waste time over.

  ・the things that I was no good at (私が得意でないこと)

  で

  ・the things that I was no good at (私がかかわって時間を無駄にしてはいけないこと)

これは

≠でしょうか? ≒でしょうか?

★その前に1つ確認します。

≠であろうと、≒であろうと、意味は「私が得意でないことで、私がかかわって時間を無駄にしてはいけないこと」になります。

ここで、「時間を無駄にしてはいけないことが苦手」とは取りにくいのです。

and はあくまで原則は並列だからです。



で、≠ か ≒ を考えるならば ≠でしょう。「私がかかわって時間を無駄にしてはいけないこと」が必ずしも「私が得意でないこと」とは限らないからです。



and はあくまで並列なので、意味は「私が得意でないことで、私がかかわって時間を無駄にしてはいけないこと」になります。少なくとも直訳例の1つは。

後は「並列なことを前提にした意訳例を作る」わけです。



例えば先に挙げた例↓

She was tired and went to bed early. 

これは(and で結ばれた)並列なので

 ⇒(彼女は疲れていて、早く寝た)

 という直訳例ができます。直訳例としては間違いではありません。

 (ちなみに、①was tired ≠ ②went to bed early です)

この意訳例を考えるときに、「結果と取ったほうが素直」と考えられるので

 ⇒(彼女は疲れていたので早く寝た)

 という意訳例ができているのです。



>the things that I was no good at and that I must not waste time over.

これは(and で結ばれた)並列なので

 ⇒(私が得意でないことで、私がかかわって時間を無駄にしてはいけないこと)

 という直訳例ができます。直訳例としては間違いではありません。

 (ちなみに、① I was no good at ≠②I must not waste time over です)

この意訳例を考えるときに、「結果と取ったほうが素直」と考えられるので

 ⇒(私が得意でないために私がかかわって時間を無駄にしてはいけないこと)

 という意訳例ができているのです。



>HARUTIさん

今回のブログは「こうした訳例作りの作業をしてこないまま英語の学習をしている人が多いなあ」という私の感想の反映なのです。

多くの方が訳出練習が不足しているのは、下記の理由があるように思います。

・訳出が悪い習慣だと思っている(実際、並以上のレベルの人には私もそうだと思う。けれどその前には訳出の練習量が必要だと私は思う)

・訳出はめんどくさい。出来ることなら、しないで済ませたい。

・「Aタイプ」の人のほとんどは、訳出を薦めない。「Aタイプ」の人は訳出の練習量がそんなにいらなかったから。

私としては「訳例作りの作業を30長文もすりゃあ、その後はどんなアホでも大丈夫なのに、もったいないなあ~」と思っているわけです。

これをきっかけに、訳出の訓練をされる人が1人でも増えるといいなあ、と思っています。

>一見遠回りでも、自分で汗をかいて考えたものは、勉強を続ける限り、大きな財産となってくると思います。

まさにその通りで、こうした経験の積み重ねで出来るようになると思います。ですが多くの方はこの経験を積まないまま何とかしようとしているので、私にとってはとっても不思議なのです。

 私がヒアリングの練習の積まないまま、ヒアリングを何とかしようとしているの同じかもw(^^)

そうですね。多くの英語が苦手な人は、必ずと言っていいほど、関係代名詞でつまずいています。そこを今回しっかり理解されていればなあ、と願っています。コメントありがとうございました。

2008年
06月14日
15:26
さん

16:

kaike のコメント:
マバ先生、丁寧な解説ありがとうございます。

また大変お忙しい中、時間を費やしてくださりお疲れ様でした(^^)



自分なりに、先生や皆さんのコメントとその解説を今回の1~3+αの記事を、何度か読みなおし

それに関係する、先生の3分間動画講義や文法書をできる範囲ではありますが、見直し整理していたところ

rinji.htmなど他にも 動画講義をわかりやすくまとめてあるのが既に存在していたんですね。^^



私には奥が深くしっかり理解するには、まだまだ時間がかかると思います。

今回のことをきっかけに、少しずつ文法を意識して学んでいきたいです。

今までなんとなくこんな感じの意味かな?って通り過ぎていたのを、

最近では書いて訳してみたりするようになってきました。(全部とは言えませんが・・・苦笑)

徐々に、理解を深めて問題集をやりながら、自分でも使えるようになっていきたいと思っています。

焦らずに(^^;










2008年
06月14日
21:22
mouthbirdさん

>kaikeさん

rinji.htm は文法動画の企画が始まる以前に作成したページです。結果として初期の動画講義の復習にもなりますね。

Kaikeさんの場合は、察するに訳例に自信があるものは書かなくていいと思います。ですが、少なくとも今回のようなものは書かないと、間違いが明確にならないと思います。

今回このブログを書いてみて思ったことが1つあります。こういうReading(英文解釈)の市販教材は、受験生向けのはウジャウジャあっても、社会人向けのは皆無だな、ということです。ここを是正する何かいい教材(社会人向け)を作ったら売れないかな? もっとも受験生向けのを代用すればいいだけなんですけどね。

問題集もきっちりなさっているようで、頭が下がります。応援申し上げます。m(_ _)m

2008年
06月15日
00:16
さん

18:

kaike のコメント:
>問題集もきっちりなさっているようで



きっちり・・・ではありませんよぉ~(苦笑

疑問に思った文法の箇所の小問題をやったり、それに関する問題を1~2ページ、

iKnowなどの合間にちょこっとやってるだけでして・・・(^^;

さっきやったはずの事が、覚えてないよ・・・の、繰り返しでますます覚えがワル・・。

根気よくするしかないですねーーー^^



初心者の社会人用の問題集があるといいですね。

英検やTOEICの文法問題も部分的にですが、チェックしてますが、もう少し一つの項目についてまとめたのが

あるといいなあって思います。

大学受験用の問題集、3月に帰国したときに上の子からほんの少しだけもらってきたのですが、

私には難しく中高生用からやりはじめました。


2008年
06月15日
00:19
mouthbirdさん

>kaikeさん

>>問題集もきっちりなさっているようで

>きっちり・・・ではありませんよぉ~(苦笑

ありゃ?そうですか(^^; ならキッチリやってくださいw

意外と高校生向けの方が、kaikeさんのお役に立つかもしれません。

1番~19番を表示